パイナップルペンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

4.0

声は聞こえないはずなのに、全編に彼らの叫び声が聞こえる。この嫌な気分から目を逸らして「コーダ あいのうた」を観る人と、それでもこの映画を観る人の差は大きい。無限地獄と希望のラストに放心状態でした。チェ>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

2.0

“気の抜けた炭酸”のような映画でした。主人公がセリフで生い立ち全て語るシーンがあるように、キャラクターの深掘りや物語を放棄して、ただアクションを垂れ流す映画でした。シークエンスとシークエンスを繋げる緊>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

3.7

なんと形容してよいのか難しい映画だった〜。独特のテンポや、急に物語が動いたり、不思議な体験。やっぱり、有名なダンスシーンは良いですね。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

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感染すると凶暴になるだけでなくレイプや拷問をする。しかも理性がある。どれも直接的な描写ばかりで映す。ゴア描写とモラルにやられる。二度は観たくないです。
切り株映画に耐性がない人は、ハリウッドのホラーを
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呪詛(2022年製作の映画)

3.9

爆発的に話題の台湾映画「呪詛(じゅそ)」を観た。
ドキュメンタリータッチで劇中にいくつもの呪いの発動があり、呪いにかかったような追体験してる感覚になる。
ホラーに慣れてない人は、マジで観ない方が良い。
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閃光(2018年製作の映画)

3.5

僕は恋愛素人の陰キャだから、まったく物語が理解できない。だけど、好きだ。ただ、全く理解できない。困った作品です

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.3

これは「ソウ」であり、「ソウ」ではない。難しい…

途中でストーリーが雑になるから、それさえ無ければ…

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

企画の段階でトニー•スコット監督の死を知って僕は絶望した。
僕の人生を変えた偉大なアーティストだったから。
エンディングに「In Memory of Tony Scott(トニー•スコットを偲んで)」
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.2

今年のハリウッド映画はこれだけでいいのでは⁉︎

多くの監督が頭をかかえるであろう、“見せ場”を軽々とやってのけるイーストウッドの手腕に脱帽!

ちなみに、ぼくが子供の頃飼ってたペットはニワトリです!

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.7

「マトリックス レザレクションズ」よりも2年も早くこのテーマとは!
日本のアニメ凄い!

かなり強引な展開ではあるけれど、現実を再構築するために仮想世界の幾度にも重なるレイヤーを旅する主人公の冒険活劇
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バブル(2022年製作の映画)

4.6

最高!!!

ストーリーテリングに頼らずに「アニメの表現、身体表現」を追求した映画に感動した!。

20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)

3.8

調べたら、夏のシーンでは広末涼子はまだブレイクしてなくて、1年近くの撮影中断中に大ブレイクをしたらしい。なので秋のシーンでは彼女の魅力を出す事に重点が置かれてる。ビックリするくらい作風が変化してる!>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

4.6

日本は「海猿」でベイ監督の演出をパクって大ヒットしたくせに、ベイ監督の評価が低いわが国…
「破壊する為に創造する!!」ベイ監督のいつもの軽いノリのグロ描写と美しい爆発に加えて、ドローンの使い方に網膜が
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

これはジェームズ•ボンドの映画ではなくダニエル・クレイグの映画だった印象…

大いなる幻影 Barren Illusion(1999年製作の映画)

3.7

“世界”という幻と、そこに生きる延命された人生についての青春映画。

メゾフォルテ(2000年製作の映画)

4.0

梅津監督は日本でイチバンのアニメーション監督なのは世界の常識。エロく、グロく、そして可愛く殺す美学。

復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

4.2

軽妙にして無常な暴力の連鎖。終わりの見えない生暖かい地獄の世界の「その先」を見せてくれた。オープニングの殺し合いに娯楽映画を期待し裏切られる気持ちよさ

復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.1

黒沢清監督の最高傑作「復讐シリーズ」
住宅街を背景にフレームインする女子高生の冒頭はホラー映画の始まりに近い雰囲気。これから起こる不幸を暗示させる抜群のオープニング。唐突に訪れる暴力が全編に緊張感を漂
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女優霊(1995年製作の映画)

3.5

Jホラーという世界的コンテンツの原点。幽霊の露出が多かった後半を反省して生まれたのが名作「リング」!!

「いる」ことの不安感が最高に良き!最後のはやりすぎて少し笑ってしまった。音楽も良い!

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

同じく映画制作をテーマにした「カメラを止めるな」や「サマーフィルムにのって」が文化祭の延長の「最終的にみんな陽キャ」になることに少し違和感を覚えた僕としては、映画の魅力を純粋に感じた!こりゃ名作ですぞ>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

2.0

また冒頭と終わりにアクションを挟めばあとはスマホ見ながらでもOKというNetflixB級映画だった。マジで解約するぞ。

海辺の彼女たち(2020年製作の映画)

4.0

今年のベストテン。

これは戦争映画に近いと思った。揺れる手持ちカメラ、被写体との距離、リアリズム。孤独な夜の闇に吸い込まれるスマホの明かりと戻れない母国への想い。
映画と現実の境界線のない作品だった
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ドッグ・ソルジャー(2002年製作の映画)

4.0

初期のピーター•ジャクソン、サム•ライミ好きな人は絶対に満足する。オタクを満足させる映画を作った偉業。モンスター映画のツボを知ってるオタク監督を祝福したいです。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.5

公開が3月で、東日本大地震を追悼と被せた洪水シーンは配慮が欠けてるかな…。(しかも洪水ナメてる、温泉プールみたい)

知能犯リドラー捕まえるのに、暴力で片っ端から尋問して答えを導くのはスティーブン•セ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.1

やってることはいつものハリウッドらしいモンスター映画に落ち着くのが、ハリウッド衰退期だね…

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

永遠のマスターピース。
何度観ても「新しい波(ヌーヴェル•ヴァーグ)」に出逢える。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

過去5年でベスト ワンのハリウッド映画だと思う。オリジナリティと普遍的なホラーの両立。ダリオ•アルジェントのような色彩感覚と生々しい人体破壊。最高だ!

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

最高だった!

これぞ呪術廻戦!

これぞジャンプコミックス!

「碇君がもう、エヴァに乗らなくていいようにする」というセリフが脳内再生した。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

やっぱり面白い!!
鬼滅の刃のウエハースを買って、煉獄さんのカードが当たった時はテンション上がったぜ!

ステイホームがエンタメに与えた影響として歴史に残るね。

春原さんのうた(2021年製作の映画)

4.2

いや、これ傑作でしょ

想像力を掻き立てられ、そして不安になる。それは他者への気持ちに手の届かないからだと思う。さっちゃんの優しさ気遣いに、誰が彼女の喪失に近づけるのか…。僕だったら何気ないふりしてお
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物語(2022年製作の映画)

3.1

玉城ティナさんが沢山の映画を観て勉強していることがわかった。僕には少し難しい内容だった。次回作も観たい。
(エキストラがマスクをして、ヒロインがマスクをしていないことに違和感があったけれど、どんな意図
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.2

観せることに魅せられた。
地球温暖化の風刺、家族、記憶。
愛おしい映画だった。

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

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「悪魔のいけにえ」もトビー•フーパーの存在も知らない人が観たら面白いだろうな。ファンなら多分キレてる。ファンでもない僕も途中でイライラした。
Netflixオリジナルの9割は駄作だから、期待した僕が悪
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草の響き(2021年製作の映画)

5.0

私的な事ですが、私は「適応障害」という病気でした。職場や家でも「不安」と「死にたい」という欲求“希死念慮”の日々。東出昌大さん演じる和雄のように、運動療法として走ってます。いっそのこと、「あなたは狂っ>>続きを読む

嵐電(2019年製作の映画)

3.7

まず、冒頭の夜の闇に消える電車から魅力的。乗車シーンが多い訳でもないのに潜在的に嵐電を忍ばせるのは監督、脚本家の才能。