左右対称の通路、整然と並ぶ棚。
夜更けだったり夜明けだったり、人々が眠りについてる時間帯でも働き、帰路につく人がいる。
適当に働いてるように見えるけど、使い込まれた操縦席、剥がれかけのステッカー、ぶら>>続きを読む
コーヒー、タバコ、ロックンロール。
妄想のようでいて、ふと現実に立ち戻る妙がカウリスマキらしい。
イギリスのマンチェスターを舞台にした大人の青い恋愛映画かと思ったら何ひとつ合ってなかった...(マンチェスターに海はない...)
低所得者の暮らしや全てを失った人のメンタルとか、こういう選択をするの>>続きを読む
ふ、普通に長かった...
ストーリーは特別面白いとは思えなかったけど、第二次世界大戦中のナチス占領下で作ったとは思えないほど人々の活気が溢れてて、衣装や舞台も華やか。芸術は抑圧されるべきではないんだ>>続きを読む
激しめのメンツだから(?)やかましいドキュメンタリーを想像してたら、トーク部分は音を消して、ドラムシーンで見せて聴かせてっていうメリハリ。
ロジャー・テイラー目当てで観たけど、Royal Blood>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
“自分探しの旅”とよく言うけど、この映画で描かれてたのは”自分を確認するための旅”。
大切な人との思い出を辿りながら。
旅の先々で出会う人たち、その土地の景色や空気を映しながら。
よくある恋愛映画か>>続きを読む
フェスじゃん!?こいつらめっちゃ人気じゃん!??
マダムまで登場するのアツすぎる...!
(U-NEXTに上がってる)レニングラードカウボーイズ出演作完走したけど...こいつら結局なんなんだ笑
「俺らのペンギン・ブーツ」
邦題が良すぎる。彼らのアイデンティティ、愛らしさを一言で表してる。
要素が多くて内容はよく分からなかった。
うとうとしてるマッティ・ペロンパー可愛すぎ!笑
画面のなかにみんながギュッと収まって演奏してるの、ほんとに良いショットだ。愛おしい。
ルイジ・ピランデッロを知らなかったので背景はよく分からなかったけど...
ゆっくり流れるモノクロ映像と語りが心地よかった。意外にコミカル。
特殊メイクと演技がすげ〜
視覚的にも精神的にも窮屈な映画だった。
正直、ブレンダン・フレイザーのカムバック劇のほうが興味湧いた。
このレビューはネタバレを含みます
35mmフィルム版で鑑賞。
柔らかい色味と輪郭、時々現れる黒いキズ。作中の時代ともマッチしてて味わい深かった。
(IMAX版も観て比較したかったけど、とっくに他作品にスクリーン取られてて時すでに遅しだ>>続きを読む
晩年に焦点を当てた映画だけど、どうせ映画化するなら子役時代のエピソードをもっと描いてほしかったなぁというのが正直なところ。とはいえ、短い尺ながらも差し込まれる描写は(Wikipediaレベルでは知って>>続きを読む
北欧って幸福度が高くて憧れみたいなイメージがあるけど、誰もが幸せな暮らしをしてるわけではなく、ギリギリの暮らしをしてる人や毒親の世話をしてる人もいる。
見えてないだけで日本とあまり変わらないのかも。>>続きを読む
ジョー・ストラマーにそっくりだな〜って思ったら本人だった!
ほんとカウリスマキ作品は夜中に観るのにちょうどいい。こういうので良いんだよ。
ジョー・ストラマー / Burning Lights
セックスとドラッグにまみれた乱痴気パーティ。性欲ジジィがキツくて、ながら見になってしまった...
けどこの映像美を求めてまた見返すと思う。
頭を働かせたくないときに観るのにちょうどいい。
場面場面で「で、だから何?!」てツッコミたくなるんだけど、別に意味がなくてもいいしそこから発展しなくてもいいし、音楽が楽しくてコイツらに愛着が沸いてくる>>続きを読む
ラスト20分くらいで(なんだか様子が変わってきたな)と違和感を抱いてたら...
これ、エンドロールこそが真骨頂では...
ゾッとしたと同時に笑いが込み上げてきて戸惑った...
ヒトラーが登場しなくて>>続きを読む
不幸の連鎖。どんなに厳しい人生でも微かな希望を見つけて...
最後、夜の港で「Over the Rainbow」が流れるシーンでタイトルの意味を噛み締める。
人生最悪な状況下でのマッティ・ペロンパー>>続きを読む
理想の恋人を探す物語というより、自分自身に向き合う物語という印象。
お年寄りたちのジュール・ヴェルヌ談義から「緑の光線」という気象現象があることを初めて知り、どんな景色が見られるんだろう?!っていう>>続きを読む
恋愛観について喋ってるだけなので内容はそんなだけど...
海、窓、庭、ファッションが良くて、何も考えずにボーッと観ていられる。
門を開けるシーンで始まり、門を閉めるシーンで終わる。最初と最後が同じカッ>>続きを読む
Black MidiからTalking Headsに辿り着いた人間ですが...
ランニングや千鳥足パフォーマンス(?)に既視感あるなぁと思ったらThe 1975...!
足踏みベースにはMÅNESKI>>続きを読む
戦争なら何をしてもいい。
無知な兄弟が行く先々で人を殺していく。
ドラムマーチをBGMに銃声が響き渡る。
時々挟んでくる戦闘機や死体の映像。(本物?)
ラストの呆気なさが皮肉的。
父と娘が南に向かう話かと思ってたら違った。
通じ合ってるようで何も知らないし、言えない秘密もある。
南に進む娘と、南から背いた父との対比がなんとも哀しい。
照明を点けない部屋、自然光が浮かび上がら>>続きを読む
「映画が来たよ!映画が来た!」
この導入からワクワクする。
『フランケンシュタイン』から始まる物語、リュミエールのオマージュ、『瞳をとじて』に通じていく部分もあり、クラシック映画へのリスペクトが感じ>>続きを読む
本当にそんなことができたのか信じられないけど...実話というので驚き。
ルパンと銭形のようであり、子どもと父のようでもあった。
冒頭のハムレットがハムを食うシーンで「しょうもな映画だ!」となった。
ハンター試験に向かう道中で出会ったクイズババアからの問いを思い出した...
どちらか1つしか選べない残酷な問い。
そうするしかなかった最悪な状況。
どちらを選んでも、選べなくても、すべてを失うのが戦>>続きを読む
曇天。無表情。煙草。音楽。
貧しい労働者の厳しい暮らしと、ささやかな希望。
カウリスマキイズムが確立されてる。
映画って「人生の映し」だと思ってて。
自分ではない誰かの人生を覗き見たり、過去の人生を追体験したり、これから来る未来の人生を思い描いたり。
映画を愛する人たちが映画の魔法を信じ、そんなふうに成ってい>>続きを読む
テレビ1時間スペシャルの尺で良いんじゃない?ってくらい中だるみしたんだけど...
終盤の演奏シーンでは終わってほしくない、もっと観ていたいと思うくらい、楽しさと驚きと嬉しさの連続だった...
楽器と>>続きを読む
労働者の街から脱出し、高級住宅地へと目指す低温脱力風刺コメディ。
みんな...弱すぎるよ...