KotaroKinoshitaさんの映画レビュー・感想・評価

KotaroKinoshita

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Lisa Frankenstein(原題)(2024年製作の映画)

3.3

キャスリン・ニュートン見たさに。もろに初期ティム・バートンという感じだが、怪人がどんどん綺麗になっていくのはいただけない。とはいえ、ファッションだけでなく映画のテイスト自体にレイト80sのニュアンスが>>続きを読む

Civil War(原題)(2024年製作の映画)

4.3

この数年のアメリカを代表する一本。設定だけが先行して演出が追いつかない"志は立派"な映画かと思いきや、しっかりビルドアップを重ね、ここぞというタイミングでシンボリックなショットを撃ち込む立派な映画だっ>>続きを読む

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.7

ほぼデザインだけで勝負しているような映画で、主人公も他の映画では主人公にならないであろう顔を持ってきているのが好感。


演出0.8
人物0.7
構成0.7
驚き0.8
趣味0.7


演出=総合的
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チャイム(2024年製作の映画)

3.6

凡作で失望。どうせVシネより少ない人数しか見ないのだから、もっととんでもないことをしてほしかった。『モダンラブ』の方がキレ味があった。最初の殺人の瞬間と、橋を走るショットはまぁよかった。


演出0.
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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

3.2

ただの会話の切り返しが続いたと思ったら、向こうからヘリが飛んでくる・・・というショットだけ良かった。


演出0.7
人物0.7
構成0.6
驚き0.6
趣味0.6


演出=総合的な演出
人間=俳
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.5

『猿の惑星/キングダム』観てウェス・ボールが気になり鑑賞。上下の運動、高低差の演出に光るものあり。集団の配置の仕方も上手く、建造物の大きさを伝えるレイアウトがよろしい。
ただ主人公たちが何を食べていて
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Boy Kills World(原題)(2023年製作の映画)

3.4

まさかのヤヤン・ルヒアン映画。ビル・スカルスガルドはさすがの存在感だし、主人公のモノローグで押し通す構成とか、ヘルメットの電光表示などのアイデアは面白いが、アクション面で実はそこまで独自性がなく、近作>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.3

同じ空を見て感動を分かち合えるかどうか?という問いかけを、同じ映画を観ている観客と共有することの尊さ。『アバター』1作目よりこちらの方が遙かに説得力があるのは、単に猿の方が感情移入できるからというだけ>>続きを読む

社葬(1989年製作の映画)

4.2

どう見ても実録やくざ映画なサラリーマン一大抗争。緒形拳、江守徹、十朱幸代らが織りなす演技合戦も無論見応えあるが、社長の戒名に大金がかかると知った役員がトイレに駆け込んで喜ぶシーンとか、秘書のサイドスト>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

傑作。タクシーを取り囲むデモ隊を車内から見渡すショットなど、少なくとも中盤までは「平凡なショットは一つも許さない」という意気込みが素晴らしく、神父どうしの切り返しにステンドグラスが降り注ぐ緊張と美意識>>続きを読む

Abigail(原題)(2024年製作の映画)

3.3

序盤、特に主人公らがトラップされたことに気付くくだりなどは良かったが、終盤は安直かつ平凡な演出で面白くなかった。が、キャスリン・ニュートンがバリカワなので許す。

@ AMC 19th St. Eas
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.9

コーマン直伝か監督の才能か、カットの切れ味が良く飽きさせない。女子2人の背後の窓から殺人鬼がそろりと入ってくるショットなど、殺人鬼がノー覆面でもしっかりと怖い。女性監督&女性脚本家によるフェミニスティ>>続きを読む

フランケンフッカー(1990年製作の映画)

4.5

人体損壊SFXのマネキン感は低予算ゆえであろうが、そのマネキン感がラストのフェミニズム的展開を見事に補強していて、まさに『バービー』がやるべきだったことをやっている(?)
頭部は元彼女だが、その口から
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ノーマッズ(1985年製作の映画)

-

信じられないくらい変な映画だった・・・ジョン・マクティアナンの見方が変わった。変すぎて評価不能。

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.6

バンバン子供を殺しまくる野沢尚。しかしコナン映画というのは謎解き要素はガン無視なんですね・・・


演出0.7
人物0.7
構成0.7
驚き0.8
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優およ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

アクション映画としてなかなか面白かった。コナン映画の文法を習得してきたからかもしれないが、今までで最も楽しく見た。


演出0.8
人物0.7
構成0.7
驚き0.8
趣味0.8


演出=総合的な
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ポセイドン(2006年製作の映画)

4.3

どこに行っても死体が転がっているという、いわば戦場映画として再構築された傑作。狭いダクトを進んで行き詰まる場面なども軍事作戦的に描かれていて、さすがはウォルフガング・ペーターゼン。
人が次々と吹っ飛び
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アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界(2024年製作の映画)

-

アノニマスもQアノンも元を辿れば2ちゃんねる、ということを改めて教えてくれる教育的ドキュメンタリー。

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.7

もしかするとこのバージョンを劇場で観るのは初めてかも?(よく誤解されるがディレクターズカットはむしろファーストカットで、このバージョンこそロメロによる最終バージョン)
ロジャーがゾンビになるところ、地
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.7

一体どういう脚本?!どんどんコナン映画の魅力に取り込まれている気がする・・・


演出0.8
人物0.7
構成0.7
驚き0.8
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.6

コナン映画をほぼ観たことがないので試しに。観客に知らされない情報だけで勝手に謎解きが進むのに唖然としつつ、クライマックスだけは念入りに演出されていて、なんだかんだ楽しんでしまった。


演出0.7
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.8

BLファンタジーに物語の整合性を求めても仕方がないので、脚本上の不備はどうでも良い。が、歌の映画なのに主人公の歌が全然良くないというのはダメすぎるだろう。合唱部の後輩男子だけ抜群に良かった。


演出
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.6

ユダヤ人監督がメル・ギブソンを主演に映画を撮るという時点で覚悟が感じられるが(笑)、暴力の名のもとにレイシズムを超越した無常が拡がり、そこに微かなヒューマニズムが漂うという世界観は全力で支持したい。>>続きを読む

ニンジャ・アベンジャーズ(2013年製作の映画)

3.9

白人忍者ファンタジーだし怪しい日本(タイの日本街で撮影??)、それなりのリスペクトを感じるし、何よりアクションに嘘がなく堂々としているのが良い。菅田俊がまあまあ長尺のアクションに挑戦していて泣ける。>>続きを読む

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

4.1

この頃のアニメにしかない2Dと3Dの絶妙なハイブリッド。手書きでしか表現できないキャラクターの微妙な表情のニュアンスが、物語の感動を形作る。『イノセンス』より先にこのアクション表現がされていたとは驚き>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

1.7

聞きしに勝るクソ映画。生成AI感ある。


演出0.3
人物0.4
構成0.5
驚き0.2
趣味0.3


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

-

コングもゴジラもバブすぎる。途中から猿の惑星になる。(いいとこで寝ちゃった・・・)

@ AMC Empire 25

モンキーマン(2024年製作の映画)

4.3

今最も観るべきアクション映画がここに!!ジョン・ウィックスタイルを取り込みつつ、韓国バイオレンスのような味わいもあれば、ブルース・リーへの回帰も見せる、"正統派"の風格漂うインディアン・アクション。>>続きを読む

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

4.2

実は変身シーンしか見たことなくてすいませんでした!主人公の恐怖が進行するタイミングにキスと"I love you"を置くセンスが素晴らしい。イギリスを舞台にしている演出上の意味がしっかりあるのも良い。>>続きを読む

Je t'aime(2010年製作の映画)

3.5

『イノセンス』セルフパロディ@浅草・・・もはや押井守のホームムービー。


演出0.7
人物0.7
構成0.7
驚き0.7
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.4

いざ時代を刻み込まんという意気込みに満ちた中盤までと、菅原文太がターミネーター化する終盤では明らかに違う映画になっていて、そのブリッジとしてあの異常なカーアクションが決定的に機能しているという、誠に映>>続きを読む

最‘新’絶叫計画(2001年製作の映画)

3.5

冒頭のエクソシストだけ飛び抜けて面白かった


演出0.7
人物0.7
構成0.7
驚き0.7
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

IMAX70mmで。3箇所くらいグッとくる場面があった気がするが、長すぎて忘れた。

@ AMC Lincoln Square 13


演出0.7
人物0.8
構成0.6
驚き0.8
趣味0.7
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.6

グレムリンみたいなやつとか長老みたいなやつが出てきて楽しい(小学生)
でも一番面白いのはシャイア・ラブーフの乗っ取られ芝居。


演出0.7
人物0.7
構成0.7
驚き0.8
趣味0.7


演出
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.2

一人だけファンタジー感のないレベッカ・ファーガソンが決定的にダメでは?引き画とバストショットのカットバック、ミドル中心の戦闘シーンが繰り返される芸のなさ。ほぼほぼコンセプチュアル・アート集であって映画>>続きを読む

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