このレビューはネタバレを含みます
風変りな2人のメロドラマということなのだけど、わたしには「変なこと言う男のわがままを文句言わず聞いてくれる、男性の願望から描かれた女性像」にどうしても見えてしまった。
園子の自作曲がパンクなのは確かに>>続きを読む
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ウォッチパーティーにて🎉
急に「向こう側の世界」とタイムリープの話が始まってSFの世界になり、花子さんは幽霊というよりゲームのボスキャラモンスターの形態となり、ホラーを見せられると思っていたら想像の>>続きを読む
アメリカにおける先住民への侵略の歴史を200分かけてずっしり描き出す。こんなに長い時間の作品である必要があるのかはわからないけれど、自分としては途中で飽きることは全くなかったし、その長い時間に見合うく>>続きを読む
自分の体を傷つけたり異様な形へ変容させたりすることで新たな自分に変わろうとする物語にやけに惹かれてしまう。今年の作品だとクローネンバーグのクライムス・オブ・ザ・フューチャーもパートナーの体にメスを入れ>>続きを読む
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鑑賞したあとで原作を読んだ。ところどころにある今泉力哉らしさが原作の持つ暗さを程よくやわらげてくれる。原作はその暗さこそが魅力だけれど、そのまま映画にするとただただ重たいものになってしまう気はして個人>>続きを読む
もうなぜ憎んでいたかすらわからなくなって、それでも憎んでしまう、ということってある。その説明できなさを描くことこそ映画ができることだなあと思った。
姉弟の関係性が確かに本筋ではあるけど、一方でそれ以外>>続きを読む
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ウォッチパーティーにて🎉
冒頭で感じた「ファッション業界にいるのは金持ちで高い服ばっか着てルッキズムで他人を見下す偉そうな人たちってこと!?」という気持ちをひっくり返してほしかったけど、最後までそれ>>続きを読む
2回目の鑑賞:
2023年10月28日
1回目の鑑賞:
2023年9月25日 龍山IPARKモールCGVにて🎥
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「ソウルに帰る」のパンフレットで移民についてのコラムに作品名が載っていて鑑賞。とはいえ、フランスへの移民かアメリカへの移民かという点をはじめ多くの部分が異なっている。白人警官の横暴によるものが大きいけ>>続きを読む
2回目の鑑賞:
ウォッチパーティーにて🎉
1回目の鑑賞: 2023年9月9日 @シネリーブル梅田
まずは青森に住むクィアの存在を可視化してくれてありがとう、と思う。主人公を友人のように支える兄のクィアギャルみのある姿や東北で初めて採用されたパートナーシップ制度について映してくれたことはとても嬉しか>>続きを読む
夏休みに家族で遊びに来た湖のほとりで少年が年上の少女と出会う…というストーリーラインだけを聞くとひと夏の淡いボーイミーツガール映画といったイメージをする。でもこの映画は冒頭から暗い曇り空から始まり、何>>続きを読む
説明的なセリフや再現VR感を拭い切れない脚本、時として綺麗すぎる身なりなど少なからず惜しいと思う部分もあった。それでも「日本人だから殺してはいけない」に対することばとして「朝鮮人だったら殺してもいいの>>続きを読む
「痛み」がなくなった世界で人の欲望はどこに向かっていくのか?
体にナイフを刺すことの官能性。痛覚がなくなったとき、相手の内側に入り込むその行為は人々の欲望を駆り立てるのかもしれない。
最初は悪い意味で>>続きを読む
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人形という枠を壊して自分自身を見つけ出す物語。シンプルなストーリーゆえにグッときた。
人間世界に迷い込んだステレオタイプのバービーが現代の白人男性を表すようで、バービーでさえも生きづらい世の中なんだ>>続きを読む
軍隊という閉塞的でホモソーシャルな空間で自分を見出していくゲイの青年を描く。同性愛者が罰せられた時代の刑務所を描いた「大いなる自由」でもそうだったが、そういった空間をただトキシックに見せるのではない、>>続きを読む
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個々のヒッチハイクで主人公の人柄や過去が少しずつわかってくるでもなく、やってくる人がベラベラしゃべっていくだけ。主人公にどう変化がもたらされたのかもよくわからなかった。
しゃべるのが下手なのはわかる>>続きを読む
傷ついた主人公が自分を取り戻していくというような、言ってしまえばありきたりな物語を想像していたけど、その先を描くような作品だった。中盤の久しぶりに踊る姿の自由さも良かったけれど、その先にある生きること>>続きを読む
猫がひどい目に遭うのでそれがダメな人にはおすすめできない。
子どもの無邪気さという残酷さ。でも、何を考えているかわからない子どもへの恐怖をこのように描く大人こそ残酷な気もする。
監督の過去作は未見>>続きを読む
前作のヘヴィさと、苦手だった「怪物」と近いものを感じる設定に不安を覚え、観たいと思いつつ気が重かったのだけど、観てよかった。
理由こそ違えど小さい頃に周りの目を気にして友人を遠ざけたり遠ざけられたり>>続きを読む