回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価 - 75ページ目

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.5

原作未読。自分としては珍しくリアル路線のサスペンス。

とは言っても謎解きがメインではなく、3人の女性の半生を軸にした ヒューマンドラマみたいな感じ。時系列が行ったり来たりする演出があったおかげで、映
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

痛いの苦手やねーん。

こんな痛いシーン満載の映画だと思ってなかった。でも面白い。「タクシードライバー」を思い出したよ。

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.4

死に直面する10代少年少女を、幻想的な映像で綴った映画。音楽はBeatles、という事で、こういうのに対する評価を下げちゃうと、もう人格を疑われるぐらい、おしゃれで優等生的な映画。

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.4

ディフォルメのきつい役柄や演技が多いユアン・マクレガーにとって、これは初めてナチュラルな演技を見せた会心作かもしれない。

物語はやや淡白過ぎる気もするけど、それがOKなら楽しめる。

そして、犬が可
>>続きを読む

J・エドガー(2011年製作の映画)

3.0

イーストウッド監督作品にハズレなし、、、と思ってたんだけど、FBI創設時を、実話に基づいて作ったこの映画は、FBIという組織が存在しない日本人からすると、とても分かりづらく、外野から眺めているような気>>続きを読む

ザ・ロード(2009年製作の映画)

2.0

近未来の文明滅亡後の世界を舞台にしたロードムービー。

描き出すのは父子の絆なんだけど、無駄に暗い世界観と、ひそひそ話中心の構成で、見ていて気分が滅入った。

パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

2.4

人間の嗅覚、味覚、聴覚、、、等がひとつづつ失われていくという、なかなか興味深い設定の映画なんだけど、観ている僕の眠気だけは奪われなかったという(笑)

主人公(特に女の方)に感情移入できなかったのが
>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.4

題材は9.11。

一昨日観た「50/50」もそうなんだけど、病気やトラウマが題材になっている映画って、感想を書きにくいよなぁ。なまじ否定的な事を書くと、人でなしみたいになっちゃう。

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.6

既存の難病モノ映画に対するアンチテーゼともとれる、これまでには無かったタイプの難病モノ映画。

主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットって、顔といい、担当している役どころといい、堺雅人と凄くかぶってる印
>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

160分の長尺サスペンス。しかもけっこうストイックだし、スゥエーデンが舞台なので登場人物の名前が覚えにくい。

それでも最後まで見て良かったと思えた。でも、僕のオツムでは理解能力の限界を少し超えてるか
>>続きを読む

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.6

Teenage Fanclubの名曲"The Concept"をこれほど効果的に使った映画に出会えただけで大満足。

カセットテープは、何度も巻き戻される。その比喩に、この映画のメッセージが隠れている
>>続きを読む

ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

3.7

早い話が「激突」「ヒッチャー」系。

おそらくかなりの低予算だけど、すんごく面白かった。(田舎のハイウェイを舞台にしたアメリカ映画は、無条件で好き)

ガール・ネクスト・ドア(2004年製作の映画)

3.1

隣の家にAV女優が引っ越してくるという、お色気コメディの定番みたいな内容なんだけど、おバカなノリをキープしつつ、最後はThe Whoが掛かるエンディングまで持ってくる辺りが、なんとも心憎い(しかも歌詞>>続きを読む

エグゼクティブ・デシジョン(1996年製作の映画)

3.4

エアジャック物の王道アクションなんだけど、隠密行動が軸になっているのがミソ。いわゆるかくれんぼ的なドキドキ感が存分に味わえます。

裏ダイハードって感じ。面白かった!

ジャケット(2005年製作の映画)

3.2

「バタフライエフェクト」系の"未来を変えようとする"映画。

この手の映画は基本的に好きなんだけど、薄暗い映像やストロボ的なエフェクトが必要以上に多くないか?少々ウザイ。

ヒロイン役の女優さんが可愛
>>続きを読む

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

3.7

恐らく低予算で作られた、低予算な映画を題材にした映画。

少年達が自主制作映画の撮影を通じて成長していく爽やかな友情物語で、まるで少年時代の混沌を映像化したようなアニメパートも秀逸。

80'sポップ
>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.6

ストーリー的には石田衣良の小説「4TEEN」辺りの雰囲気に近いか。小学生達の冒険を瑞々しく描いて好感触。

是枝裕和監督お得意のドキュメンタリー風の演出も、この映画にとても合っている。主演の"まえだま
>>続きを読む

クロエ(2009年製作の映画)

-

正直に告白します。アマンダ・サイフリッドちゃんのおっぱい目当てで見たので、特に感想はありません(笑)

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.6

「ロミオとジュリエット」の舞台であるイタリアに実在するボランティア「ジュリエットの秘書」が題材。

50年前に別れた恋人との再会を願う女性の物語で、爽やかな感動を味わえる。イタリアの景色も最高。主演ア
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.9

「火の鳥」と「バタフライエフェクト」と「ビッグフィッシュ」と「エターナルサンシャイン」を合体させて哲学的したような映画。つまり難解。

僕のオツムでは、1回の鑑賞で深くハマる事が出来なかったけど、かな
>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

3.6

今観ても古さを感じさせないのは凄い。

富野由悠季なら、試合シーンでスローが多い事を指摘しそう(笑)どうなっているのか分からないくらいスピーディーな展開にした方が良かったのでは。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.3

妻に浮気され失意のどん底に落ちた中年男が、往年のホットドッグプレスのようなナンパ指南を受けて男を上げていくお話、、、、なんだけど、それは映画全体の一部であって、親子間をまたぐ複雑な恋愛相関図が生み出す>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

1.2

このぐらいのレベルの話題作で、しかも結構拘って作っている風なので、一応観てみたけど、結局どこが魅力的なのか分からなかった。

昭和をリアルに再現した映像?
脳内美化とリンクする、古き良き日の人情?
>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.2

いやー、面白かった。

ロボット版「ロッキー」とでも言うべき王道を行くストーリーは分かっちゃいるけど感動。ラストのファイトは胸が熱くなりっぱなし! 

ゼメキス&スピルバーグ総指揮って事で、つまりこれ
>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.1

終戦記念日に際して、息子と何か映画を観ようと思い選んだのがコレ。

子供目線から見たユダヤ人強制収容所の話なんだけれど、敢えて残虐シーンを入れていない構成が、ある意味とても残虐で強烈な映画。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.2

就職した会社の壁にあった小さな穴に入ってみると、そこは俳優マルコヴィッチの頭の中に通じるトンネルだった。というとんでもない発想の映画。

エンドロールの頭に「Directed by Michael S
>>続きを読む

バーバー(2001年製作の映画)

3.1

淡いトーンの映像がとても綺麗。その乾いた雰囲気の中で綴られる人生の妙。

でも、全体的に薄口すぎたかなぁ。もうちょっとスパイスが欲しい。

ベートーヴェンのピアノソナタが印象的。

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.4

前作メンバーに加えて、ミヤコ蝶々、山崎努など、出演陣がさらに豪華になって、日本映画界の豊かさを満喫。

各出演者には極端な比重を置かず、各々の役割を最短の時間で表現していく。その箱庭感はサザエさんにも
>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.2

途中まで佐藤浩市が出ていることに気づかなかった。そのくらい映画の中での彼の存在感が薄い。

で、なぜそう感じたかというと、小中学生役の子役達の存在感が、佐藤浩市より際立っているからなのだと気付いた。主
>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.0

洋画なら「バンテージポイント」「恋はデジャヴ」、邦画なら「運命じゃない人」と同タイプの、同じ時間軸を何度も繰り返す映画。

そこに「バタフライエフェクト」的な展開と哲学テイストを盛り込んで、かなり楽し
>>続きを読む

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.2

タイムトラベルものだけど、SF的な見せ場はほとんどなく、実は純粋なラブストーリー。

人生の儚さを見せるという点で「ベンジャミンバトン」にも近い感触。良い映画。

男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.4

とっても古い映画なのに、実は2012年に初見。

目新しさや奇抜さは全くないけど、毎週「笑点」を見てしまう感覚と同じで、妙な中毒性はあるんだと思う。

ただ、僕は関西人で「笑点」じゃなく「吉本新喜劇」
>>続きを読む

スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.8

無実(と思われる)妻の脱獄を試みる旦那の葛藤と奮闘を描いた作品。

アクション&サスペンスの体裁をとっているものの、この映画が描きたかったのは、恐らく家族の絆。故に、爽快感的な物は味わえないけど、ずっ
>>続きを読む

コン・エアー(1997年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジ主演の豪快なアクション映画。派手な映像と押しまくるストーリーは男子なら絶対に楽しめる。

うさぎのぬいぐるみや猟奇殺人犯など、伏線として活かせそうな逸材を、上手く扱えていないのが残念。
>>続きを読む

蜘蛛女(1993年製作の映画)

3.5

ダメ刑事と女マフィアの駆け引きを描いた映画。

B級一歩手前の斬新なストーリー、映像は面白い。

でも邦題の「蜘蛛女」には納得がいかない。原題は「Romeo Is Bleeding(色男は流血)」なん
>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

かつてアルカトラス刑務所だった場所を舞台にした、テロ vs FBI科学兵器専門家の戦いを描いたアクション映画。文句なしに面白い。

ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジなど、おっさん達が良い演技をして
>>続きを読む