ふじじさんの映画レビュー・感想・評価

ふじじ

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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

2.9

やっとゴジラ-1.0上映時の丸ピカエレベーター元ネタが分かりました。お薬は飲むに限りますね。

ビオランテの造形と設定は素晴らしいです。もしゴジラ-1.0の続編があるなら現代版ビオランテに期待したいと
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.6

日本がテーマと言うけれど欧米作品によくある色んなアジア圏のイメージが混ざっている感じが正直何とも乗りきれず。
日本が舞台だから悪役が中韓スタイルというのも、おそらくひと括りにして深く考えていないんだろ
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シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

3.2

モノクロにされると余貴美子さんの美しさが際立ちます。
舞台が現代かつ会議シーンが多いためモノクロ化による没入効果はそれほどですが、白くさせ過ぎない緑がかった塩梅の色彩調整は特有の味わいがありました。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

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※ところどころ鑑賞のためノースコア。

安定のコナン映画。公安組が絡むとスケールが大きくなる分、悪役をドラマチックにし過ぎて軽くなってしまう感じですかね。子供向けであることを加味すれば映画らしくて良か
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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※後半のみ鑑賞のためノースコア。

通しで観たら印象が異なるのかもしれませんが脚本より説明と激昂を繰り返す演出が単純で合わなかった印象です。ただ、この辺りは墓場鬼太郎の云々よりも昨今のリピーター商法の
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

3.2

シリーズお決まりで安心して観られる終盤は良かったのですが、前作と打って変わって展開のための陳腐な無理矢理の乱打がちょっと……これがたびたび噂されてしまう手癖なのでしょうか?

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

4.8

当時を知る世代の人と一緒に観ると楽しいですね。家族や下町の温かさを心地よく描いた良い作品でした。前作未鑑賞ですがコミカルに小話が続くので、細かいところは分からなくても飽きずに最後まで観られました。

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

4.5

女子のノリが分かると尚楽しいB級ガールズ青春ホラー。ちゃんと女の子が支えあったりそうでもなかったりゴタゴタ成長していくのがシスターフッド系ムービーとしても爽快。
なので、日本の所謂B級ホラーだけを求め
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.1

GODZILLA ANNIVERSARY NIGHTにて鑑賞。

アトラクションと前説が延々続くイメージです。大味なVFXとストーリーを楽しめるかが分かれ目でしょうか。
撮りたいカットの繋ぎが基本構成
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.8

リアルなやり取りと熱い瞳に寄り添う観客の心を叩き落とす気持ち悪さに唖然。「健全」からの全てが辛辣。Filmarks試写会にて鑑賞。

スペイン映画らしい自然光の色合いに包まれ、予告やあらすじで公表され
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国境なき厨房 トップシェフの救済活動(2022年製作の映画)

4.0

あの白鯨の監督によるドキュメンタリー作品。
ドキュメンタリーというより彼の活動へのスコアになってしまいそうですが、災害などで困窮した人々へ食事を提供する熱いシェフの物語で見応えがありました。ダイヤモン
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アレンデール城のクリスマスの薪(2019年製作の映画)

3.7

おねむに良い。オラフがもっと頻度高く来てくれると楽しいけど寝るにはこれぐらいがうるさくないかもです。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.2

歴史物故に「読める」疾走感なので、種蒔きの前半は面白かったものの後半のスリラーは新鮮味に欠けます。

韓国映画の基礎体力が大きいため、役者陣の演技、権力・社会批判含めて例に漏れず素晴らしい仕上がりです
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.6

上映当時はブリティッシュ・ジョークの下品さに避けてしまいましたが、今この世界で観る価値のある作品でした。
デフォルメが過ぎる傾向はありますが、歴史に沿ったブラック・コメディ映画としてしっかり面白かった
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ペット(2016年製作の映画)

3.8

素直に楽しめる明るい動物冒険映画。イルミネーションのちょっとクドイ感じは今回薄目でテンポ良く面白かったです。

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

見慣れないモノクロに新鮮さはありましたが、慣れるまで目が疲れるのと普通にカラーの方が怖いゴジラ、面白い山崎作品でした。
やはり大画面爆音上映物が一番楽しいゴジラかなと思います。

以下、マイナスカラー
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(2023年製作の映画)

3.3

出世競争に入れ込む愚かさや戦国時代の汚さは細かい仕草含めてリアルな人間心理をよく描けています。北野ブランドを差し引くとかなり普通の映画ですが、安定のクオリティ。

鑑賞前はとても心配していましたが、過
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.7

周年記念の短編と思い気軽に流したのに歴代ディズニーファン感涙の丁寧な作品で心に響きました。

各作品、特に最近作風を変えられがちなクラシック名作のキャラクターたちが、なるべく当時のタッチに寄せられてい
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

特撮の感想に入る前に、迷いが生じると彼女の椅子に座ってしまうかと思えば、剥き出しの自分自身を受け止めてもらいたがるかのようにショッキング実験を見せつけて手元から離れつつある女性を引き留めようとしてしま>>続きを読む

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.0

若林映子さんお美しい……。

本作は怪獣の造りと動きがだいぶ愛くるしいスタイルですが、キングギドラの登場シーンは神々しかったです。
終始子供向けか大人向けかよく分からない不思議な温度感が印象に残りまし
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

時代が難しくてもこのような映画を撮り続けることが芸術が奮えるひとつの力だと強く感じました。

Filmarksから日本最速試写会にご招待いただきました。

誰もが無意識に他所の出来事と思いたがる現実を
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.2

たぶん半分くらいの人が期待していた内容とは異なる気も……します。つまり見所は解説ではなく語り。

ストーリーテラーであるヒッチコック役の言い回しと演技が秀逸です。目を閉じてオーディオブック的に聴き続け
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと怖いゴジラ。人々の恐怖の演技が凄まじく、最近のゴジラの比ではない恐ろしさです。

マイナスワンの予習として観ましたが、シン・ゴジラやキングオブモンスターズのルーツをしっかり感じられたのも良かっ
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.6

エンタメ全振り韓流映画としてのクオリティが高い!! 劇場全体が笑わずにはいられない映画館での鑑賞は久しぶりでした。皆で観ている感じがとても楽しい。

100%コメディの安心設計にハリウッドばりCG頼み
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.7

10回以上鑑賞しました。遂にきた「常連の好きな大味料理」を味わえる満足感です。映画館の大スクリーンが楽しい!!

~ネタバレ含む感想はコメント欄に長文あります(ネタバレ表示設定済)~

※鑑賞記録
6
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

子供の頃からジブリ作品を繰り返し観てあらゆるシーンが目に焼き付いている方は数分毎に心がリアクションを取り始めると思います。
ただ、それを抜きにして作品が面白かったかと問われると何とも。ジブリ好きでない
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恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)

3.1

東映特撮技術を感じるリアルな寄りと時代を感じる謎クオリティのシーンが往来して面白いです。特撮風のBGMもカッコいい。
ある意味衝撃の締めですが、情緒不安定な展開と時代背景に想いを馳せつつ、全体を通して
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