OMCさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.6

友人を自殺に追いやった男に復讐する話。
Netflixオリジナル映画。
女性版ジョン・ウィックといっても良いくらいアクションが凄かった。そして韓国映画らしく痛そうな描写も手抜きがない。
ストーリーは至
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.6

舞台は1930年代、街の様子やファッションがおしゃれで、女優さんは可愛くて、終始心地よく見られるコメディ。あまりにも心地よいので途中何度かウトウトしてしまいました。
立場の弱い女優と、権力を悪用してモ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦の敗戦によってゼロになった日本に、さらにゴジラが追い討ちをかける話。
戦後という時代設定がストーリーにうまく生かされていたと思う。
当時の日本人の絶望感、復興への希望、そしていつまでも残
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

強制労働を逃れるために精神疾患を装って入院してきた受刑者の話。
1976年アカデミー賞作品賞受賞。
初見です。
ジャック・ニコルソンはもちろんのこと、入院患者役の役者さんたちの演技が素晴らしかった。
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.7

「Filmarks90'」リバイバル上映企画にて鑑賞。
大好きな作品を劇場の大画面で見られて幸せです。何回見ても泣ける。
ジャン・レノもナタリー・ポートマンもゲイリー・オールドマンもみんな最高!
一番
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

デヴィッド・フィンチャーのネトフリオリジナル映画。配信に先立って劇場で先行公開されるということなので、せっかくだから見てきました。
話は淡々と進んで、どんどん殺されていく。
事件が起こる前の冒頭30分
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

遠くない未来、AIを排除することを決めたアメリカと、AIと共存している「ニューアジア」の間で起きた戦争の話。
これぞSFという感じ。監督も語っているようにベトナムを舞台にしたブレードランナー的な作品。
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

アメリカのオクラホマで起きた先住民族(オセージ族)大量殺人事件をモチーフにした作品。
これが本当にあった事件だというのだから恐ろしい。そもそも自分の財産を後見人が管理していて、自由に使えないって、どん
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ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.5

邦題から勝手に未来世紀ブラジル的なものを想像して、前情報なしで見に行ったら全然違いました。
原題は「RMN」日本でいうMRI(脳など体内をスキャンするアレ)のこと。
舞台はルーマニアのトランシルヴァニ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

承認欲求が強すぎる主人公が副作用が問題になっている薬物に手を出してしまう話。
友人たちとの会話が、絶妙に人をイラつかせるところを突いてくる。オープニングからエンディングまで、1ミリも共感できず、救いの
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(2023年製作の映画)

4.0

2016年に相模原市の知的障害者施設で起きた津久井やまゆり園大量殺傷事件をモチーフにした話。
秋葉原通り魔事件や京アニ放火殺人事件の犯人と比較して大きく違うのは植松聖(さとくん)が社交的で明るい性格だ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

「Filmarks90'」リバイバル上映企画にて鑑賞。
ジョニー・デップとディカプリオが誰かわからないくらい若くて、見た目も演技も瑞々しい。そしてディカプリオ演じる知的障害を持つ弟は、本当にそうとしか
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.6

ベビーシッターのデビーが財産目当てでおじのフェスターと結婚しちゃう話。
デビーがなかなかのヴィランでアダムス一家もタジタジっていう感じでした。
そしてブラックユーモアは前作と変わらず冴えています。
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.7

当主ゴメズの生き別れた兄フェスターが屋敷に現れる話。
大好きな世界観です。ずっとブラックユーモアの連続でニヤニヤしながら見てしまう。
昔見た時はハンドの可愛さとウェンズデーのキュートさに惹かれましたが
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7

イコライザー3作目。マッコールがイタリアの漁村で大暴れする話。
1作目はホームセンターの店員、2作目は配車サービスのドライバー、今回は職業がよくわからなかった。(もしかしたら見逃しただけ?)
イタリア
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.7

シリーズ2作目、今度は配車サービスの運転手。
最後のクライマックスに向けて人間ドラマを丹念に描いていくのが良い。
そして今回は、謎の部分が多かったマッコールの過去がかなり明らかにされる。
前作に引き続
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.7

ホームセンターで働くおじさんが実は…っていう話。
読書が趣味で、几帳面な性格で、人情に厚いっていうキャラ設定が良い。
なんだかんだ言ってもやっぱり悪い奴を懲らしめる話は面白い。それも、悪役が悪ければ悪
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.8

嗅覚の鋭い少女が香りを嗅ぐことでタイムリープする話。
「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロス主演。
SF色はそんなに強くない。どちらかというと、田舎の小さな村で起きたある事件を軸に男女の
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.6

オープニングで「脚本&ナレーション:アルフレッド・ヒッチコック」のクレジットが流れる。
ヒッチコックの映画制作の秘密を彼自身が語る映画。
ヒッチコックの作品は何本か見たけど、おそらくどれも漫然と表層的
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.2

特殊詐欺グループの見張り役をするネリの話。
大好きな安藤サクラ主演という一点だけで見に行きました。
でも他の俳優陣の演技も素晴らしかった。特に宇崎竜童!最初誰だかわかりませんでしたが、あることをきっか
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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.6

ジャン=リュック・ゴダールの素顔に迫るドキュメンタリー。
映画が芸術とみなされていないことを憂いて、彼はそうでないということを一生涯かけて作品で示し続けた。映画人であるけども、詩人でもあり、哲学者でも
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.8

事実に基づく映画。
警官がドアをガンガンと叩く音と、ケネスの補聴器がハウリングを起こして発するキーンという不快な音によって、映画を見ている間、ずっと不安な気持ちにさせられる。
事件の根底にあるのは、黒
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

「ジョン・ウィック」シリーズ第4弾。
舞台はパリ、ベルリン、NY、そして大阪!
大阪コンチネンタルホテルでの格闘はワクワクしました。真田広之ってやっぱかっこいいですね。日本人として誇らしいです。
愛犬
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

「ジョン・ウィック」シリーズ第3弾。
アクションシーンは、どんどん進化していく。しかも本に馬、あらゆる物が彼の手にかかれば凶器と化す。そして今回は賢くて可愛い犬たちが大活躍。見どころが一杯でした。
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

イタリアン・マフィアの依頼を断ったら逆ギレされる話。
とにかく前作に続いてアクションシーンがすごい。これどうやって撮ってるの?ケガ人出てるんじゃない?って思うくらい激しくて、しかもスタイリッシュ。
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

幼少期からバレエ一筋で生きてきたエリーズが、足の怪我をきっかけにコンテンポラリーダンスに目覚める話。
ダンスには全く詳しくないけど、彼らが踊る姿からは、人間の持つ生命力とか、太古の時代の記憶のようなも
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ゲーム…じゃなくてドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」のトッププレイヤーを本物のレーサーに育成する話。
「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督の新作ということで観てきました。
同監督の嗜好と
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スマイル(2022年製作の映画)

3.8

精神科の医師ローズが患者の自殺を目撃したことから始まる呪われた物語。
私たちは常識の範囲を超えた話をする人には疑いの目を向ける。この人ちょっとおかしいんじゃないかと。街を歩けば、変な独り言を言っている
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.6

イギリス行きの貨物船にドラキュラが乗ってたっていう話。
原作は読んでいませんが、おそらく比較的忠実に映画化されたのでしょう。オーソドックスで古典的なホラーでした。
「ジェーン・ドウの解剖」のアンドレ・
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

関東大震災の5日後、千葉県福田村で起きた行商人虐殺事件。
単にその事件を描写するだけでなく、村の人たちや行商人たちの人間ドラマをしっかり描いて観客を飽きさせない。史実の記録という目的だけでなくエンタメ
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(2021年製作の映画)

3.5

人間の死体を使った世界初のストップモーション・アニメーション…という設定。
「オオカミの家」と同時上映。アリ・アスターがレオン&コシーニャに惚れ込んで製作総指揮を務めたショート・フィルム。
映し出され
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

アリ・アスターが絶賛したという謳い文句に釣られて見てきました。
監督であるレオン&コシーニャと意気投合した彼は、今回同時上映の「骨」では製作総指揮まで務めたというからかなりの入れ込みよう。
チリに実在
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

巨大なクレーターが最大の観光名所である砂漠の町アステロイド・シティで繰り広げられる群像劇。
ウェス・アンダーソン好きのための100%ウェス・アンダーソン映画。ガチ勢じゃない私は、それほどハマりませんで
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

カリフォルニアの港で起きた、コカインの密輸船爆破事件にまつわる話。
ローグ・ネイション以降のミッション・インポッシブルを監督しているクリストファー・マッカリーがアカデミー賞脚本賞を受賞した作品というこ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.0

湖畔のコテージにバカンスにやってきた少年と年上の女の子の恋物語。
冒頭から不穏な空気が流れて、湖や森もどこかおどろおどろしく見えてくる。そして何度も言及されるゴーストの存在。
でもそこで描かれるのは、
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.8

お母さんを事故で亡くした姉妹がブギーマンに狙われる話。
ありがちなストーリーで目新しさはないかもしれませんが、私は怖くてずっと身構えながら見てました。それでも時々ビクッとなって恥ずかしかった。
暗闇に
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