sayuriasamaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS(1974年製作の映画)

3.4

孤児院育ち少年たちのほろ苦い旅立ち

見に行こうかかなり迷ったが、そもそも本作が気になったことも虫の知らせかと思い鑑賞。(客席にフォーリーブスファンの方が多くて雰囲気がいつもと違った。)

ストーリー
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.6

勝負にかける。どんなに愚かだとしても。

ポールニューマンがアウトサイダー的なかっこよさがモノクロに躍動する作品。ミネソタファッツとの賭けに勝っていながら、さらなる勝利を求め、結局失う。

人生に陰の
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熱いトタン屋根の猫(1958年製作の映画)

3.8

エリザベステイラーの芝居に圧倒される、家族劇

随分前に観て記録し忘れ。

余命いくばくもないアメリカ南部の大地主の息子達(子だくさんの長男家族と、子供がいない次男家族)の遺産相続争いと、次男であるポ
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

ロバのEOの旅路は、人間の身勝手さの比喩なんだろうか

ロバの映画ということで、長いこと楽しみにしていた映画。味わい深いものでした。

サーカス団に所属していたロバのEOが、動物を使ったサーカスが動物
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ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.7

インド版MCUのパワーを目撃!
次作も楽しみです

なんとなく面白そうだったのでチョイス。インド映画らしいダンスミュージック、インド政府観光局PVばりの美しい祭りの風景の映像、そして神話テイストのまっ
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.7

夢を獅子に乗せて、飛べ!なスポ根アニメ

filmarks オンライン試写会にて。
田舎に住むチュンは、ある少女に獅子頭をもらい、獅子舞競技に参加することにする。友達三人、そして師匠とともに毎日の特訓
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.8

移民問題と食
現代の課題を鮮やかに明らかにする佳作

もう少し飯テロ、つまり美味しそうな食べ物が出てくるゆるふわ映画だと思って観るとお仕置きを食らうような、熱い!スポ根厨房ドラマ。

有名レストランで
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MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.9

引退寸前の老ヒットマンvs組織vs警察組織

リーアム・ニーソンマラソン2作目。何気にTOHO系で上映のためいろんな映画館でやっている。(とはいえ2週目からは多くの映画館で1日一回上映みたいだけど…)
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デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

3.6

ワン・シチュエーションスリラーとしては楽しめる佳作。意外とテーマ性が重い。

上映館数も少ない中、なんとなーく気になっていたところにこの映画をやっていた映画館に行けたので見てみました。

ナオミ・ワッ
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「ウルトラセブン」55周年記念 4K特別上映(2022年製作の映画)

4.6

2023/11/23追記
円谷映画祭にて「マックス号応答せよ」「狙われた街」「ウルトラ警備隊西へ」を鑑賞@TOHO日比谷

特に「狙われた街」は、メトロン星人の肉体的な活躍はほとんどなく、あっさり倒さ
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喜劇 とんかつ一代(1963年製作の映画)

4.7

影の主役は上野の街
とんかつ屋を舞台に、人生を迷い、信念に突き進み、笑う人々

ラピュタ川島特集のトリ。映画館であんなに笑ったのは初めてです。本当に面白かった!

登場人物たちは義理の関係も含めて、ど
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イチかバチか(1963年製作の映画)

3.5

川島雄三監督遺作。社会派でありながら、俗社会的な描写も忘れない大・ドタバタブラックコメディ

利益のためには風呂の湯もお茶の温度もぬるくして過ごす、南海製鋼社長・島仙蔵(伴淳三郎)。そこに、工場誘致を
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滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

記録





滝沢歌舞伎zero ファイナル
のLV参加記録

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.9

「時代」を振り返るやさしさと、思い出を深夜ラジオとともに

airにしろ、エンパイアオブライトにしろ、なんとなく80s懐古ものが続いているので、本作を選んでみました。

フランス語のラジオ番組も、独特
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

世紀の逸材・マイケルジョーダンがナイキを履くまでの道程

マット・デイモンを久々に大スクリーンで観れて感動。音楽が80sロック&ポップスでさらに感動!
本作はエア・ジョーダンが開発された行きさつを丁寧
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縞の背広の親分衆(1961年製作の映画)

3.7

弱小やくざ組のドタバタ劇

ストーリーはあって無いようなもの。前組長が亡くなって細々存続する大鳥組。そんな中、道路建設計画がもちあがり、大鳥組のご本尊であるたぬき不動の立ち退き計画が持ち上がり、それを
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新東京行進曲(1953年製作の映画)

3.7

戦争を挟んだ「東京」の時代、市民の生き方。

川島監督の群像劇にしてはアクが少なめであるものの、さっぱり楽しめる佳作。
泰明小学校の仲良し同級生が伏線回収しつつどうやってラストー堂に会すのかと思ってい
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

3.9

ノートルダム寺院火災をドラマチックに再現したヨーロピアンIMAX作品

ストーリーはなんとなくわかってるし、結局のところは有料でドキュメント系再現VTRを見てくるだけになるかな〜とは思ったものの、アメ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

ニコラスケイジが語る、映画愛・役者愛
withアクション

ニコラスケイジといえば、押しも押されぬ大作に出まくっていたイメージですが、近年ではスクリーン外のことでニュースになっていたイメージ…。そんな
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

4.7

ワニのライルと少年のちいさな大冒険inNYC

ミュージカル映画という触れ込みで予告されていたような気がしますが、実際の内容は、歌うことができるワニと少年・ジョシュのハートフルな交流を通して、家族が成
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

すごく小さい世界で、すごく大きい風呂敷を広げるだけ広げたハチャメチャ感。そして、西洋meets東洋思想?

数々の口コミに尻込みし、でも気になるし…でようやく重い腰をあげて観にいった通称エブエブ、私は
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

1950年代のイギリスが美しく懐かしい(not古臭い)、人生への新たな一歩。リメイクでも古さを感じない良さと、新たな視点。

filmarks試写会にて拝見しました。ありがとうございました。
本作は黒
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暖簾(1958年製作の映画)

4.6

山崎豊子の原点ぎっしり、大阪商いの情念

山崎豊子というと華麗なる一族をはじめ白い巨塔など、なんとなく関西のええとこの一族の企業もの名手みたいなイメージなのですが、この『暖簾』こそ、彼女の小説家デビュ
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青べか物語(1962年製作の映画)

3.9

人々の営みの瞬間瞬間を生き生きと描いた群像劇

何回か名画座でかかりながら観ていなかった本作。浦粕(というかホントは浦安)のある種デフォルメされた、でもきっとこんな街だったのだろうな〜と思わせる、漁師
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

生きること、表現すること、好きなことを追究することとその辛さ

本作はスピルバーグ監督の幼少期からティーンの頃のエピソードをまとめた自伝的な作品です。が、スポ根的な爽やかさや試行錯誤というのはほぼなく
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ブラックライト(2021年製作の映画)

3.3

リアムニーソンらしい、家族を守るアクションストーリー


演説中の女性政治運動家がひき逃げされてしまう事件をきっかけに、FBI闇の権力が明らかになっていく、リアムニーソンおなじみのストーリー。

お決
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ゴールド(1974年製作の映画)

3.7

金鉱山地下で繰り広げられるサスペンスがほとんどない、ムーアボンドの休日映画

GYAOサービス終了記念キャンペーンにて、ちょっと懐かしい感じだったので選んでみました。

ストーリー:南アフリカにある金
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

映像と音楽の煌めく美しいさの中に燃える熱演に星6(120点)なんだけど、どうにも消化できないなにかか引っかかる迷作

3/3からの怒涛の新作ラッシュで、1番最初に削られそうな本作。タイミングがあったの
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特急にっぽん(1961年製作の映画)

3.8

懐かしの特急の中で繰り広げられるドタバタと郷愁

夢の超特急、ボンネット型の特急「こだま」の車内で起こるドタバタ劇。

フランキー堺演じる食堂車のコックと団令子演じる食堂車のウェイトレス、白川由美演じ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

人生終盤、どうやって過ごすか。

妻に先立たれ、職場も退職し、人生に生きる意味をなくしたオットーが、隣に引っ越してきたメキシコ系の一家との交流を機に人生を振り返り、またオットーの孤独を癒やしていく話。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

ジャズのパワーと情熱
名演奏は映画館で聴くべし

ジャズファンとして、見逃すことができない作品に感じて、早速Dolby atmosにて鑑賞。やっぱり音の立体感がより活きてきて間違いのない経験になりまし
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浦安魚市場のこと(2022年製作の映画)

3.9

「青べか物語の子孫」の奮闘と人々の営みの移りかわり

シネマイクスピアリで一週間限定公開とされていたわりに、何度も延長されたことで観ることができました。映画はご当地で観るに限る。

浦安に住んでいる知
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バビロン(2021年製作の映画)

3.1

悪くはないけど…なにかが足りない

映画オタクの考える「こんな先輩たちの屍と努力の結晶の上に現代映画界を生きるオレサイコー」をひたすら3時間観る映画(&一部文句もあり?)

3時間超えとか、体液等色々
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.3

寒い北の地への旅路と、意外な出会い。心温まる交流。

宣伝記事を早々に見つけ、鉄道好き、RoxyMusic好きな私にとって、本作は心地よい作品に違いない!と思い楽しみにしてました。しかし、中々上映館増
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バビロン(1980年製作の映画)

3.9

ロンドンで生きる、レゲエに生きる、そして行き場のない苦しさと幕切れ

ロンドンのジャマイカ系コミュニティに属する若者たちの日常をレゲエシーンを通して見つめる作品。

ラストの逃亡からのレゲエミュージッ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

頭からっぽにして安心してみれるファミリーアクション映画。4dxの特殊効果つきで観ればなおさら面白かっただろうなあ〜

公開当時はなんとなく「ロビンウィリアムズの方が面白いでしょ」と思ってスルーしてしま
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