YURINAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

概ねいいんだけど気になる箇所いくつかあるな〜みたいな映画でした。でも帰りの電車で早速ジャズを聞いているのでちゃんと影響は受けている。

音楽のジャンルでどれが好きかと言えば、(日常的に聞くJ-Popは
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

思っていたよりも地味だなという印象と、ちょうどロシアのウクライナ侵攻から1年のニュースが流れるタイミングで鑑賞してしまったため色々なことを切り離して考えられず感想が言語化しにくい。

戦争を直に経験し
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作読んでから行った方がいいかなとかやんや言っているうちに公開期間が気になってきたので3巻までしか読んだことがないけれど意を決して。結論、非常によかったです。

試合を最も迫力あるように映し出すカメラ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後の、あれ、私、この作品を全然飲み込めない…‥と思った感じがそれでもまぁ言語化できてきたかな、というタイミング。

鈴木亮平さん演じる浩輔がステレオタイプなゲイで驚いた。どんな人を好きになる
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

映画としての『タイタニック』の感想はタイタニックの頁に記載したのでこちらでは25周年3Dリマスターの感想を。

本当に、本当に、素晴らしい。

IMAX3Dという贅沢すぎる環境で鑑賞。解像度というのか
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

3D版公開のタイミングで初鑑賞。3Dであることに対する感想だけで十分語れてしまう予感があるので、本編の感想はこちらに、リマスター版の感想は3D版のページにという贅沢なFilmarksの使い方をしてみよ>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

「この映画、どう終わるんだ……?」と思いながら観ていたら終わってしまった、そんな不思議な映画でした。予告で観た内容を2時間に引き延ばしたような起承転結のなさ(決して冗長という意味ではない)。

風景は
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

友人の勧めで鑑賞。クレヨンしんちゃんシリーズほとんど見ていない立場からの評価にはなるものの、かなり名作なのでは。

まずきちんと要素を回収しているあたりミステリーに対する真摯さを感じるし、ミスリードも
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映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days(2015年製作の映画)

5.0

やっぱりとても好きだなぁと思った。ややボリュームのあるFree!シリーズの中でこちらは映画のみで完結しさくっと観られるちょうど良さもあるとはいえ、1番印象があり繰り返し観ているのは本作かも。

中学生
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劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編(2022年製作の映画)

4.0

Free!シリーズは水泳のお話ではなくあくまでこの子達の成長の記録だったんだ、と今更。舞台が小さな田舎町から世界に移ったとしても、この子はずっと個人的な物語をやっているのが好きだなと思った。国とか国民>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

なにも起こらない映画だなと思った。なんとなく何かあるんだろうな、という描写は散りばめられているけれど作中でそれが大きく扱われることはなく、ただなんとなく何かを抱えた人たちが過ごす時間を淡々と過ごしてい>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

劇場公開期間中に見逃した……と落ち込んでいたところ、IMAXで再上映があると聞き、なんとか時間を作り鑑賞。

結論、なんの映画だったんだ?という感じの作品。見ることと見られることがテーマになっており(
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劇場版 黒子のバスケ LAST GAME(2017年製作の映画)

4.5

まさか令和の時代に再び劇場で観ることができるなんて。しかも4D。歳を取りたいなんて思ったことはなかったけれど、人生の中に懐かしいものが増えていくのはいいなと思った(既に感情がデカい)。

エモさ故の贔
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

傑作であることは間違いないけれど非常に嫌な感じのする映画だなと思った。

100分と映画としては長くないはずなのに鑑賞中にぐっと力が入り長く感じるのは、地雷除去の緊張感や恐怖感(という言葉では足りない
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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.5

渋くてカッコよかった。
戦争映画と分類すると前線で撃ち合うような印象があるけれど、狙撃手の戦い方はその一発が当たるか外れるか、いつどこに撃つかで戦況がガラリと変わる独特さがあり面白いと思った。

戦闘
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

終始重く暗くこんな地獄があるのかと思う作品。
物語がどう展開するかとは別にThe映画を観ている感覚がしっかりとあった。

役者の表情・演技、画面の色味、時折不安定になる画角、と思いきや役者の表情をじっ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

有名な作品だけれど意外とサブスクの配信にのっておらずなかなか鑑賞する機会に恵まれなかったなぁとそういえば。

どんでん返しがあるとだけ聞いており、ネタバレを踏まずに鑑賞できたことに観客側のリテラシーの
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メメント(2000年製作の映画)

3.0

『テネット』や『インターステラー』よりもまだこちらの方が自分に馴染むのでは、と思い鑑賞したものの、「面白い」よりも「疲れる映画だな」という気持ちが先に来てしまい、とことん向いていないような気がした。>>続きを読む

僕は猟師になった(2020年製作の映画)

4.5

非常に淡々としており、この映像自体に主張や思想を押し付ける姿勢がないからこそ、自分自身の考えと向き合いながら観てしまう作品。

猟師と聞くと銃を使うイメージがなんとなくあったが、罠を仕掛けたり木の棒で
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.5

恐らくさまざまな宗教観や政治的背景が織り込まれているのだろう、というところまでは分かるが、日本人だからか無宗教だからか直観的に理解しづらい作品であった(自分自身を無宗教というとき、信仰しているものはあ>>続きを読む

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.5

あまりに長尺。移動時間などを使ってちょこちょこ見ても全く見終わらない。

「面白い」よりも「長かった」が先に来たので、めちゃめちゃ面白かったということはないんだろうなと思いつつ、私はこういった題材を好
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

アカデミー賞受賞文句なしの傑作でした。

父親役のトロイ・コッツァー氏がインタビューで「字幕を見てなんて汚い言葉で喋るんだ、と思っていた。本作では汚いありのままの手話を披露できて嬉しかった」といった内
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

「映像が美しい」「すごい」には全面的に賛成だけど、「面白い」には賛成しかねる、みたいな映画。一緒に行った友人に先にそれを伝えたら、「面白かった〜」っていうたびに「いや、すごかったか」と言い直していて、>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

3.5

映画館で観てこそ価値のある作品だと思いつつ、最新作の公開に間に合わせるべく通勤時間も駆使して鑑賞という非常にもったいない、贅沢なアバター体験。

青色のキャラクターしか知らなかったので、人間やメカがで
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.5

好きな要素と個人的には不要だったと感じる要素をどう差し引きするかに悩む作品。素敵だな美しいなと感じるシーンは多いけれど、あらすじで見るとあまり魅力的な作品でない、前半はとても好きだけれど後半にかけて不>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.5

シンプルにめちゃめちゃエモい。

少年少女の成長物語はどの時代のどの国の子供たちであっても見ていて気持ちがいいなと思う。

子供に見せたいなと思える作品。
悪人ではないけれど物語上嫌な部分が目立つキャ
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ミッキーの大演奏会(1935年製作の映画)

3.5

『蒸気船ウィリー』ついでの鑑賞。
ディズニーランドのミートミッキーの衣装の影響か、なんとなく繋がりで観るのが気持ちいい。
タイトルから今はもうないミッキーマウスレビューを思い出したり、フィルハーマジッ
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三匹の子ぶた(1933年製作の映画)

5.0

小さい頃から大好きな作品。

普段は字幕鑑賞が多いけれど、本作に限っては歌い出しの「ぼぉ〜くのっおっうっちっはぁ〜」がないと物足りなく、絶対に吹替。

楽天的なファイファー、フィドラーに対してプラクテ
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

4.0

現代のミッキーはカリスマ性があるスターみたいな印象があるけれど、当初のミッキーは悪戯っ子でちょっぴりぶさかわな場面すらあり今の印象とは随分異なる。

アニメーション(CGを含めて)はいかに実物に近くリ
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ジャック・ジャック・アタック!(2005年製作の映画)

5.0

『Mr.インクレディブル』とあわせて幼少期に好きだった記憶。
ジャックジャックはやっぱり可愛いし、敵役のシンドロームが出てきたり記憶が消されたり子供が見たらちょっと怖い感じもいい。

ジャック・ジャックとエドナおばたん(2018年製作の映画)

5.0

冒頭から『Mr.インクレディブル』仕様なシンデレラ城とルクソーJr.がもう可愛い。

本編では登場しないジャックジャックの能力もたくさん。この子、一体いくつの能力を持っているんだ?

新しい衣装を着て
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

2.5

これが実話ということは非常に心が重くなるし、その中でも強く生きた人がいるというのは希望に繋がる話であるということは前提として、映画としてどうだったかという話を。

映画としては面白くなかったなというの
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

主人公がとにかくポジティブで、国内外の政治的なものがたくさん出てくるかと思いきや、周りの人間もわりと協力的で、コロナ禍で観るのにおすすめの映画、という話を後から聞いてなんだかすごく納得した。
彼の無事
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

チェンソーに覆面のあのジェイソンは本作で出てこないのか、という驚き。逆にあのジェイソンはどこに出てくるものでどのイメージによるものなんだ?それを除くと非常にのんびりした印象で、安いお化け屋敷のような怖>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

2.5

絶妙に納得感の薄い映画だったなという印象。

水鳥はメタファーだということは想像がつくけれど、なんのメタファーなのか、今のところしっくり来るものがない。例えば「自我の発露」や「家族からの自立」や「思春
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