YURINAさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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映画そのものとは別にいろいろなことを考えながら観てしまう作品。
性暴力に関わるものは非常に疲れるので極力避けているけれど、ごく稀に今向き合わなくちゃいけない気がする、というタイミングが自分の中で来る。
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別れる決心(2022年製作の映画)

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よく分からんな、と思っているうちにお話についていけなくなってしまっていたのでそのうちリベンジしたい。

深夜の告白(1944年製作の映画)

3.0

ファムファタールへの造詣を深めたくなり、調べたら王道と出てきたこちらの映画を。
なるほど、ファムファタールの出てくる作品は悪女そのものを楽しむのではなく、それによって転落していく男を見て楽しむものなの
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

この感じの映画好きな人いるんだろうな(特に男性に多そう)とは思うけれど私はなんだか苦手な感じの映画。暗めの画面も散らかった汚い家の中も見ていてご機嫌になれない。

「口外してはならない」というルールが
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.0

チャーリーズエンジェルの爆イケ女でクリステンスチュワートを知ったのでこの感じの役をやるのが意外だったけれどかなり良かったと思う。
ドレスやインテリアも美しくてとにかく目が楽しい映画だった。

TAXi(1998年製作の映画)

3.0

ラストがめちゃめちゃ良かったんだとは思うんだけどそこまでいく間に飽きてしまった感じがある。

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.0

ノリは軽めだけど伏線というか細かな要素が効いていてかなりよかった。
Filmarks3.8という評価も絶妙。名作すぎると観るのに力が入るし、面白すぎる映画は寝る前にちょっと観るのには躊躇うし、そんな時
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

ご都合展開とかは映画の特性上としてまぁいいか、とは思っていたものの、DIORのオートクチュールを簡単に人に貸して挙句捨てる、というのが私とは馴染まなくてモヤモヤした。
作中でかなりオートクチュールのこ
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

韓国、知的障害者、冤罪あたりのキーワードから、鑑賞前に『母なる証明』がちらついていたので、実際に見てみたらこのタッチで驚いた。

劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ(2022年製作の映画)

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舞台セットやカメラワークのクオリティが高くて本当に驚いた。手拍子やC&Rのタイミングが分かりやすくて応援上映を見越したつくりがうまいと思った。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

素晴らしい出来だった1作目の続編に持ってくる展開としてはよく考えられていたし、続編が良いとか悪いとかではなくて1作目が素晴らしすぎたよな、と評論家気取りなキモ感想が出てしまう。

1作目ではエスターは
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.5

体調が良くない時や気分が明るくない時は無理に明るい映画を見るのではなく、暗いままでもいいような映画を、という自分ルールに従って、評判そこそこなのを知った上で鑑賞をしたわけだけれど、なんだこれ。久しぶり>>続きを読む

KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

5.0

あんなに何度も見たのにFilmarks登録してなかった?!と驚き。フラットな評価ではないけれどあの頃の楽しかった気持ちを大切にしたくて⭐︎5。ただ時間経ってみてもあんなに楽しい応援上映ってないかもしれ>>続きを読む

劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD(2023年製作の映画)

5.0

あまりに楽しくて結局もうすでに3回行っているし、今日も行きたい。こうなったら飽きるまで通おうと思うけれど、上映終了が先に来そうで怯えている。上映回が減ってきている気がする。
2023/6/1

あまり
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劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(2010年製作の映画)

4.0

なんかもう今更良いとか悪いとかじゃなくて、観ていて心地よい。沸くタイミングのセリフとか音とか全て完璧。クライマックスの『バクチ・ダンサー』かっこよすぎるし、『僕たちの季節』の入りもエモい。『修羅』も『>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

2.5

午前10時の映画祭に乗じて往年の名作を映画館で観たけれど、これが全然面白くない。

お話も面白くなければ目も楽しくなくて驚いた。
カン高くギャンギャン話す花売りイライザは観ていて不快にすら思った。薄々
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.5

レベルウィルソンやっぱり可愛いし観ていてとっても楽しい映画。頭から落ちて20年昏睡状態、目が覚めたら37歳だけど女子高生やります!みたいなガバガバ展開もすんなり飲み込めるくらいテンポ良く明るい映画。>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

楽しみにしていたケイト様の新作、にも関わらずかなりうとうとしてしまい、かと言ってもう1度見たいかというと、長くて淡々としていて悩む作品。でも鑑賞後1日経ってみて、やっぱりケイト様の演技が凄かったな…‥>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

最高すぎて結局2回見た。原作も読んだけれどそちらはハマらなかったので『呪術廻戦0』が好きな女として生きる。
2023/5/20

原作のことあまり知らないけど、物語の緩急いいし絵も綺麗だし観ていて楽し
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.0

かなり怖くて最悪の映画でした。
お話のまとまりが素晴らしいと聞き、鑑賞しましたが、怖すぎてお話がどうこうまで辿り着けなかった。
ここまで最悪の映像を作れるって本当にすごい。
かなり嫌な気分になった。

晩春(1949年製作の映画)

3.5

昔の映画に慣れていないというのを前提として。
ただ現代よりも男/女、親/子の立場や役割がくっきりしているように感じて、そのあたりはやはり思うことがあった。

周りの友人が結婚する時やその気がないのに結
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生きる(1952年製作の映画)

3.0

何重もの意味で令和に見るにはキツかったかも。

まず鑑賞環境などハード面の問題として音が聞き取りづらい。志村喬氏の(恐らく衰弱した演技ではあると思うが)声がどうしても聞きづらい。
古い映画に慣れていな
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

4.0

性暴力に関するものは作品の質が高いほど見ていて苦しいジレンマがある。
2023/9/16

曖昧な・書き換えられた記憶が次第にはっきりとしていき、真実はどうなんだ、と引き込まれる描写は、観客が大人にな
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

クラシカルな英国の雰囲気とビル・ナイ演じる英国紳士を浴びれる非常に眼福な映画でした。

上映と同時にキャスト・スタッフが流れる"昔の映画"な演出と美しい映像に開始すぐ引き込まれる。インテリアやファッシ
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.5

アカデミー賞授賞式での「夫は真実を述べただけで、民主主義を守ろうとしただけで収監された」というスピーチがあまりに印象的で、絶対に観ようと思っていた作品。
私が思っている以上に世界ではいろいろなことが起
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.0

そのうち観ようと思っていた作品。キーホイクァン氏のアカデミー賞受賞をきっかけに鑑賞。

大人になってから観るとどうしてもハマれないような気持ちはあるけれど、子供の頃に見て印象に残る作品としてカルト的な
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

なんだか変な映画だなぁとハマれないまま終わってしまった。アメリカのような舞台と古典のセリフがちぐはぐで変な感じだった(人によってはそのアンバランスさが面白かったり、アンバランスに感じないらしいが)。派>>続きを読む

フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.0

違国日記再読記念に改めて見たんだけれど、シスターフッド映画かな、分からない。

性別や人種の差別を描きつつ、エンターテイメントとして明るく後味悪くまとめた作品という印象がある。

現代軸エヴリンの行動
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くまのプーさん(2011年製作の映画)

3.5

今更面白いか面白くないかは分からないんだけど、のんびりしているなぁと思った。ツッコミどころだらけなのにツッコミ不在で成り立ってしまう会話の感じも独特。

「スグモドル」の翻訳前はなんだろうと思ったら「
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭でタイトルを知り、鑑賞。Filmarksに登録された画像(アナのお顔)が印象的だったことも観賞を後押ししたと思う。

正直、観ている時は退屈で冗長に感じることも眠くなることもあるけれど
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

失礼は重々承知で、やはりスピルバーグ監督は映画が巧いなぁという印象。

カメラワークはしっかりと緩急があり、大きく動いて印象的な場面もある一方で、止まっていてほしい場面でしっかり静止する、くどさ・邪魔
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

友人が本作の原作を好きだと言っており、図書館で借りたものの難解な短編集で本作まで辿り着けずに返してしまい、映画で補うことに(原作は『あなたの人生の物語』とタイトルがあるらしく、我々がばかうけと呼んでい>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

アカデミー賞に向けてノミネート作品をひたすら鑑賞中です。

本作は、映画に込められたメッセージ性は恐らく素晴らしく温かく優しいものなんだろう、というのは分かるけれど、映画自体にハマれずチグハグなまま終
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

4.0

ドラえもんを観るとき、子供たちに何を伝えているか、子供たちがどう受けるか、というのが頭の片隅にある気がする。

スネ夫が「なさけないけれど怖いんだ」と素直にいうシーンが私はかなり好きだった。正しいこと
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

4.0

登場人物わりとみんな人間関係が下手というか、見ていて「いや〜やめとけやめとけ!」と思ってしまう歯痒さがなんだかいいなと思った。一般的には「甘酸っぱい」と評されるかもしれないけれど、私には「エモい」がし>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

アカデミー賞に向けて鑑賞したものの、知らない人の伝記ものっていまいち興味持てないなぁという印象そのまま終わってしまった作品。たぶんいいシーンなんだろうなというクライマックスもなんのカタルシスもなく、で>>続きを読む