カーオーディオにカセットテープ。背景にはスカイツリー。ETC車載器の音。平山はプレイヤーをわざわざつけたのだ。
毎日、同じルーティンを繰り返し、変わらない日々を過ごそうとする強い意志。しかしETCを>>続きを読む
これだけの豪華アクションスターを一度に見られるのですから、お話なんてもうどうでもいいのです。とにかく悪い集団とムカつくボスがいて、スタローンたちがいたら成立です。ですから中身の無さや、脚本のアラをつつ>>続きを読む
1955年、白人女性に口笛を吹いたというだけの理由で14歳の黒人の少年がリンチ殺人されたという実際にあったエメット・ティル殺害事件を映画化。
遺体を見る母、葬式で遺体を見る参列者の演技は壮絶で、こち>>続きを読む
「初期位置ここなんで」
「次のターンで!」
映画ではおよそ聞き慣れないセリフがポイントで、登場人物同士が同じ体験を共有することで新しい言葉の意味が生まれる瞬間が本当に楽しい。僕ら観客も全く同じ体験を>>続きを読む
ここ何年か、政治や選挙のドキュメンタリー映画が何本も公開されて、政治への関心の高まりを感じる。
わけてもこの作品は安倍晋三銃撃という、政治に関心のない人も含めて日本中が知っている大事件を受けて、国民>>続きを読む
ラストの切れ味!!
勝利のロジックという、落ちこぼれ少年たちの自己実現映画として最重要部分が抜けているにも関わらず、このラストを見てしまうと高得点をつけてしまう。素晴らしい切れ味。アウトロで続きやらな>>続きを読む
モテる映画。
これ勧めたらモテる。
かわいくてオシャレすぎないオシャレさ。
ほのかな下ネタと笑い。
不憫。
絶妙な知名度。
そしてじんわりいい話。
これを勧めてくる軽音サークル男子は悪いやつだぜ。>>続きを読む
格調高い本格歴史映画なルックなので身構えて見たが、どうみてもコメディで笑っていいのかどうか迷う映画だ。
デビット・フィンチャー『ザ・キラー』を見たあとなので早い段階で「笑ってしまおう」と迷いなく決め>>続きを読む
家族でトットちゃん見に行こうと思ってたのに、現場での協議の結果、鬼太郎に。完全に大人向け。子供たちスマン、トットちゃんだったわ…。妻は帰宅してすぐ犬神家を見だす始末。
好みの内容じゃなかったけれど、>>続きを読む
タイムループものの古典にして傑作。
何年かぶりに見直して感じたのは、タイムループを何度も繰り返す僕の記憶と違って、かなり大胆に省略してループさせているということ。
6時の目覚ましから祭りの会場まで>>続きを読む
冒頭からストイックに暗殺の準備をする主人公の描写に引き込まれ、さすが巨匠と唸っていたら、あれよあれよと失敗やミスを重ねていくので、終盤は独白がはじまると笑えてきてしまう。まさかこんな映画になると思って>>続きを読む
傑作『スーパーバッド童貞ウォーズ』(2007)を決定的に更新したのが『ブックスマート』(2019)。今作はその系譜の小品で、より不謹慎に、より嫌味に、よりギャグ方向に振り切ったエッジィな映画だ。
公>>続きを読む
1度見たけど好きになれず、今度こそは好きになれるのかもと何度か見たがどうにも"好き"に到達できない。嫌いなわけじゃないんだけど。
80年生まれの僕にとって幼心に世界の全てはスターウォーズ以降で、超電>>続きを読む
スピルバーグやルーカス、リドリースコットら数々の巨匠が影響を受けたジョン・フォードの名作は、公開当時より再評価によって、後年になって名作の地位に押し上げられた作品なんだそう。
差別的な描写は時代もあ>>続きを読む
様々な理由でフランスに移民してきた国外退去寸前の少年たちと、一流レストランを追い出された料理人カティとの交流を描いた傑作。
ボロボロに泣いてしまった。
個人主義でプライドの高いカティが、移民支援施>>続きを読む
ドラえもんにドラクエ、クレしん、寄生獣、ルパン、そしてゴジラ。日本が誇るコンテンツをことごとく蹂躙していく山﨑貴監督こそがゴジラそのものなんじゃないか。
いちいち独白で感情を説明してくれる。物語の説>>続きを読む
改めて見直すとほんと良くできてる。
モテないピーター大好き。
女友達に手を振ったMJに、自分かと手を振り返して恥をかくピーター。悶絶しながら何度も見てしまう。
叔父さん叔母さん、親友と親友の父、進路>>続きを読む
ルパンと次元が金を盗んで逃走する。ジャンプするとコミカルな効果音。車にギュウギュウと詰め込んで逃走。車は真っ二つに切られているなど追手が乗るたびに壊れ「ごくろうさん」の張り紙。逃走車の中でルパンは偽札>>続きを読む
タクシー運転手が、乗客お婆さんを目的地に届けるまでの会話で心を通わせていく話。このなんとなく想像の範疇のストーリーに第二波フェミニズムが重ねられていく。
第二波フェミニズムとは女性の就業や出産などの>>続きを読む
ジャンル映画におけるナチスというだけでも殺される理由は充分なのだが、加えてジジイにウザ絡み強殺しようとするばかりか、犬ちゃんに発砲した時点で「こいつは殺すしかない」と確信する。
ナメてた相手が実は殺>>続きを読む
2023年のアニメ映画『マイエレメント』『ニモーナ』と似た構造の話。虐げられているマイノリティが巨大な敵(問題)に立ち向かい、皆を救うことでマジョリティに認められる話。
この話の欠点は「マイノリティ>>続きを読む
深海素潜り映画スターのジェイソン・ステイサムによる3.5点満点映画。
年齢的に控えめアクションになったデンゼル・ワシントン師匠(68)や、ついに認知症の殺し屋になったリーアム・ニーソン師匠(71)を>>続きを読む
いくとこまでいってしまった。
ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画の極北。もはやホラー。
宣伝コピーは何も誇張していなかった。本当に悪役がかわいそうになる。残虐非道なラスボスにムリヤリ感情移入させ>>続きを読む
森田芳光の長編デビュー作。
何年かぶりに見直したけどやっぱり大好き。
エンディング曲『シーユーアゲイン雰囲気』のタイトルどおり、23歳かけだし落語家というまだ何者にもなり切らないモラトリアム期の「雰>>続きを読む
これはド級のアクションシリーズになるんじゃなかろうか。前作を超える超絶クオリティ!むちゃくちゃ面白い!
シリーズの顔となる"お約束"を作れた2作目。まず非力な人物を守りながら戦って脱出すること。そし>>続きを読む
これがNetflix限定配信でいいの?ってレベルの超絶クオリティ!ビックリした。
傭兵による子供救出作戦というこれまで何百本も作られてきた定型ストーリーでも、しっかりしたアクションとフレッシュな映像>>続きを読む
まさかの「実話に基づく」クレジットが出ていきなり爆笑してしまった。うそつけ!!
かつて山の中に消えたコカインがある、コカインを接種して死んだクマちゃんが発見された、というのは実話でそこから先は妄想だ>>続きを読む
『エンパイア・オブ・ライト』(2023)で印象的に使われていたので鑑賞。オフビートな社会風刺コメディ。面白かった!
知的障害があると思われる主人公=チャンスが、忖度なしに話す言葉に周囲は好意的な勘違>>続きを読む
差別表現が含まれる作品。視聴注意。
ジョン・ヒューズ脚本の『ホリデーロード4000キロ』(1983)から続くバケーションシリーズ、2015年の続編。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』>>続きを読む
どうにも眠れないので、面白すぎない古い文芸映画を見れば学のない僕のことだからどうせ眠くなるだろうと思って見たのだけど、音楽はバンバン盛り上げてくるし、主演のスペンサー・トレイシーの顔相撲に見とれて気が>>続きを読む
『ホリデーロード4000キロ』から続くバケーションシリーズ第4弾。2と3はソフトがVHSしかなく配信も無し。しかもそのVHSも8000円前後の高値がついていて手が出せず未視聴…。悔しいが飛ばしてみるこ>>続きを読む
ジョン・ヒューズ脚本の長距離ドライブ家族コメディ。『お!バカンス家族』(2015)に続くシリーズの初作。
息子のラスティ役、見たことあるなあと思ってたらジョン・ヒューズの傑作『ブレックファストクラブ>>続きを読む
SnowManファンの妻の付き合いで。
アイドル映画としてはコスプレと御尊顔をしっかり拝められるので及第点。
虐げられて学も能力もない女子が、仕事も能力も抜群のイケメンに見初められて守られる話はさ>>続きを読む
今回もサメ子ことアーモンドフィッシュ氏に提供いただき鑑賞。冒頭、字幕:鮫サメ子と出ることで誰が大罪人なのかわかる。またお前か。感謝です。
「いったい何が起こっているんだ」というセリフに「それな!!」>>続きを読む
フローレンス・ピューに終始圧倒される感動作。
彼女の演技がとにかくすごい。薬物依存に陥ったどん底のジャンキーから徐々に回復するアリソンを見事に演じた。間違いなくモーガン・フリーマンを食ってる。
雑>>続きを読む
サメ映画字幕職人のサメ子ことアーモンドフィッシュ氏に提供いただいて鑑賞。感謝!
コンマビジョンすら手をつけてないサメ映画とあって、どんなZ級映画かと身構えてたら案外ちゃんとしてて逆に拍子抜け。
E>>続きを読む