SkeeMさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.0

合う人と合わない人が綺麗に分かれそうですが、私はかなり好きなストーリーでした。
この会計士を演じきるには彼の特性や生い立ちの説明は絶対必要だったと思うし、特性があるからこそ不思議な佇まいや葛藤が活きて
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

面白すぎて、久しぶりに「もう終わり!?」と思ってしまう体験をしました👀
原作もアニメも見ていませんが、これは作品ファンの人の心をがっしり掴んだんだろうなと伝わりました✨
木村文乃さんは役柄のせいか、七
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.1

臨死体験や死後の世界の謎が解き明かされるかと思ったら全然違った🤣
なんか違う!と思いながらも要所要所でハラハラするポイントがくるので、とりあえず観れた。
展開は微妙だったけど、構成はよかった。
難しい
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.6

作中、ニュアンスや語り手を変え、いろんなシーンがゆれていく…
観る人が劇中の誰の言葉を信じるか、何を正しいと思うのか。受け取り手によって何通りもの違う物語に変化しそうです🫨
観終わった直後は単純なスト
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

死神が突然現れてビシバシ言われたという解釈で合ってるのかな🧐

超お祝いムードがお通夜状態になっていく様子が滑稽でした笑
この話の怖いところは、唯一の良心ともいえる長男の行動も彼女を救えなかったという
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

予備知識ほぼなしで鑑賞。
「聖なる鹿殺し」と同じ監督かな?と思ったらやはりそうでした😳
この独特な演出、頭に残ります🧠

ストーリーは単純だけど風刺が効きすぎてるので、十分な考察が必要になるかと…あま
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.5

誰が一番正しいのかを考える作品ではないし、そこだけを考えてしまうと本質を見失う気がします。
今生きてる自分でさえ、世界の大きなシステムなんてほぼ分からずに日々生きているのが現実。
ほとんどの人がそうだ
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.6

邦題も若干ヘンだけど、はたして原題もこれで良いのか?と思いました。笑
The kindness of strangers…確かにそうなんだけど…原題にロシアが入ってても良かったような🫨

The ki
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(1963年製作の映画)

3.3

この時代にこのラストで締めるいうのは斬新だったのではないかな…と想像してます💭
想像以上にハラハラしたし、そもそも人間なんて、飛べない時点で鳥よりだいぶ不利だなと思いました🐦笑
たまたま鳥によって日常
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

登場人物はもう少し絞っても良かったのでは…と思いました😖
それぞれが強烈すぎるので、どうしても理解できない登場人物が生まれる。嫌悪感に近いものを抱いてしまう役柄もいたし、それは仕方ないと思ってます😢
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

またトラヴォルタが踊ってくれて嬉しい!笑
字幕だけではかなり台詞が簡素化されてるのか、考えすぎると難解。
難解だけど、最後にふわっと点と点が繋がって救われました笑
全体的にはコメディで面白かったし、出
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

グロ苦手な方は本気で注意⚠️
…なのですが、グロの相当向こう側へいってます。苦手な私もここまでイカれてる描写だと逆に平気でした(笑)
人によっては過去のトラウマや悩みを容赦なく刺激してしまうのでは…と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

何?
何だったんだ??という感じ。
何も分からないまま進むストーリーが面白すぎた。
曲線的なものが何もない、直線でしか描かれない画面がめちゃくちゃ怖かった😱
家族全員の細かな立ち居振る舞いが恐怖ポイン
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃシニカル😨
若者の犯罪からまさかの政治にまで皮肉が及ぶとは…
キューブリックぽい!としか言いようのない映画で、ゾッとしつつも結局は全員が救いようのない人たちだったよなぁと思いました。
両親
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

字幕なので仕方ないとはいえ、カウンセリングが全て終わった後のショーンの台詞”Good luck, son”、ここは直訳でもいいから訳してた方が感動が深まった気がします😭
サラッとながらも、主要な人物み
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.4

美しい映画だった。
他にいい表現がないかなぁと考えるけど、私にとっては「美しい」がぴったりでした。
現代と連絡手段は違えども、相手を思って言葉を贈ったり、やりとりを楽しむ心は、いつの時代も同じなのかも
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アトランティックス(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

最愛の人の魂(霊?)が乗り移っちゃった警官と関係を持ったのは良かったの??
中身は彼でも側は他人だけどいいの??笑
病院で異性経験がないかを調べられるという屈辱的なシーンがあったけど、その抑圧と対照的
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.4

いい意味でラストは「え、そっち!?」となりました😳
テンポもいいので自然とラストを思い描きながら観れるんだけど、予想に反した裏切り方をされた人も多いのでは☺️
描かれ方が極端なので、鑑賞後、ネットでは
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

「スタイリッシュ・ホラー」という点では素晴らしくスタイリッシュでした👏
まさに欧米らしいホラーという言葉に尽きる。
ちょっとサスペンスみもありつつ、音楽の良さもあいまっておしゃれさが一貫してました☺️
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.6

幸せは、幸せになると決意した人のところに訪れるし、日常にも幸せが溢れてるんだなぁとしみじみ☺️
90分という時間がこんなにもぴったりと思えるのも久しぶりでした。
とにかく景色と空気に癒される…⛱️

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

週末というより私たちのモヤモヤが終わらなかった感😶‍🌫️笑
シチュエーションとしてはありえそうだなと思ったし、通信機器が不能になったら実際何もできず、この映画通りの行動をしそうな気がする。
動くべきか
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

さてこの世界は一体何でしょう?系が大好物なので、まさにど直球な設定で良かった!
私もこんな家に住みたい🏠

フェミニスト的な提起がかなり全面的に出てるので、気にする人は要注意。
小難しい話は一切ないの
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.3

ほぼ淡々と進んでいくと思ったら、最後30分ほどで、頼むからもうやめたってくれと言いたいくらいの展開に…😭

アフリカの大自然、女性の過酷な生き方、どうしようもない愛。
確かに伝わるんだけど、バランスが
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

あまりにも闇が深くて、観終わった後のやるせなさがすごい…
ただでさえ鬱屈した雰囲気の保留地、そうなってしまった理由、雪に囲まれた土地、先住民の歴史と現状、あらゆる要素がここまで詰まったサスペンスはなか
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

終盤は、見事なまでに全てのボタンが掛け違って…😢

鑑賞途中で度々「双方のグループはなぜここまでするのか?」と思ってしまうんだけど、問題はそこではないんだなと…
そもそもの出自、環境、社会、国家という
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幸せはシャンソニア劇場から(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画に詳しい訳ではないけれど、嬉しさも悲しさもMAXの気迫で迫らないところが、フランスらしいし良いなぁと思いました(私の感想です)。
作中では悲惨なことも良いこともまぁまぁ起こるけど、大騒ぎし
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

演出や登場人物それぞれのストーリーが丁寧。
正直、話の流れが掴めなくてもザックリとは楽しめますが、雰囲気に任せながらの一気見をおすすめしたいです😊
キムタクが出演していると、どんなラストもキムタクみが
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.3

細かい作り込みをしてないところがむしろ良かった。
あと、爆笑じゃなくて、フフッとこぼれる程度の笑いの温度が保たれてるのも良い!
そして誰かが死んでも全く悲壮感がない笑

1回目の鑑賞は飛行機の中。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

この島の閉塞感となんとも言えない男たちの顔…笑
感想も何も…という感じで、こんなに呆気にとられたのは久しぶり。

こんなことあるかと突っ込みたくなるところはすごくあるんだけど、出てくる人たちは結構身近
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールで、実は俳優の数の方が極端に少なく、劇中の人々は実際にノマドをしている人々だったと分かるのですが、これは事前の作品紹介も含め、結構なネタバレだと思うのです😵笑

このエンドロールを観なかっ
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コンカッション(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

無駄がない展開で長さを感じさせなかった。

個人的には、あんなにひらけた感じのアメリカでも、本当の意味での自由はないんだなぁとどんよりした気分に。
単純に良かったね!とは何となく言えない終わり方がとて
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.3

コギョンピョ〜!笑
月水金火木土の記憶のまま観たら、この作品では真逆の荒々しさにニンマリしてしまった😂

素晴らしい映像美だったけど、ストーリーは難解でした。
台詞が少ない中で事件の状況把握をするのも
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

ほんとに全員が適役すぎ😳
私の中のMVPは小栗旬さんでした!
刑事さんにしちゃダンディでかっこ良すぎるけど笑、メイン2人が陰な雰囲気を纏いまくってるからこそ、あの人柄が活きてたしハマってたなと。(中村
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.5

雑貨屋の奥さんと弁護士のおじさまにしか共感できなかった🙄
主人公の行動と思考パターンはまさに湿地という大自然が形成したもので、共感すること自体が難しい。

結末も予想できたし、感動とかは感じられなかっ
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールも上から下に流れて沈んでいく動きがコンクリートのくだりとリンクしてて、へぇーと思いました。(違うかも)

もうひとつどんでん返しがあるでしょ!の展開で終わってしまったのがめちゃくちゃ残念。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映像、ストーリー、設定、何もかもに度肝を抜かれ、放心状態👀🪨
あらゆる世界がバラバラなのに繋がっていて、それを知らない自分が今全く別の人生を生きている…
誰もが一度は考えることを超奇想天外な映像で魅せ
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