上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

ここ数年で一番どうかしている映画ですね。一体何を見せられているのだろうと言う、訳のわからないのに付き合える人だけオススメ。ポランスキーでありキューブリックなテイストが。ある種のメタファーなんですけど男>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

2.5

スピルバーグ版見ない方が良かったかもしれない。ダニー・グローバーの演技が如何に上手いかを本作を観て感じる。キャッチーな歌がないのとミュージカルシーンと通常シーンの変わり目の演出が陳腐だ。そして、性被害>>続きを読む

必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974年製作の映画)

2.8

やっぱり緒形拳が梅安似合っている。岩下志麻の女親分な感じがその後の五社英雄映画に繋がる気がしましたね。

カラーパープル(1985年製作の映画)

2.8

ミュージカル版公開するんで久しぶりに再見する。見直しながら公開当時を思い出す。映像表現の巨匠になっていたスピルバーグがシリアスで黒人映画を撮るという事でチャレンジャーだなぁスピルバーグと思ったもんです>>続きを読む

陰謀のセオリー(1997年製作の映画)

2.5

久しぶりに鑑賞。当時見た時は、こんな人いるけど、こんなに簡単にジュリア・ロバーツ、メル・ギブソン信用するか?再見しても?は変わらない。今や陰謀論の拡散が政治に影響する時代になっているが本作は能天気な映>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

エマ・ストーンは、やる女だと思っていたが本作は、フルスロットだ。人に勧めづらい映画でもある。そして熱烈ジャンプ(字幕より)満載なのだが女性映画でもあるのだ。なので女性の評価が高く男のマウント取りがいか>>続きを読む

デッドフォール(1989年製作の映画)

2.0

どうしたコンチャロフスキーと言った映画。「暴走機関車」でアクションできる監督と勘違いされたか?お金がいるのか?スタローンも混迷期で全く冴えない。シリーズ物を狙ったかもしれない。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.3

アニメをシーズン2まで見ていたので割とすんなりストーリーに突入。冒頭の203高地のCGは見事だ。もう一回映画化してもいい感じ。アニメはハシリパがメインな感じだったが映画は、杉本が主役。WOWOWが製作>>続きを読む

新源氏物語(1961年製作の映画)

2.0

大河が紫式部なんでNHK BSも本作放映。市川雷蔵が光源氏というのは当時理解できる。寿美花代の映画初めて観る。高嶋一家のお母さんと言う感じしか記憶にない。とにかくかったるい。衣装とセットは豪華なんだが>>続きを読む

トラック野郎 度胸一番星(1977年製作の映画)

2.8

追悼:八代亜紀。見るとするなら本作になるだろう。トラック野郎に絶大な支持があった八代亜紀一曲披露している。若い頃の片平なぎさは、エロい。なぜ、教師なのにビキニで海水浴?ジョーズ軍団の千葉真一と夏樹陽子>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

3.8

再見して、小説の3分の2が映画化されている。その後の財前は、テレビドラマが担ったのと田宮二郎の猟銃自殺により映画より有名になってしまっている。なんで橋本忍が本作担当したのかと言うと「真昼の暗黒」が印象>>続きを読む

俺ら東京さ行ぐだ(1985年製作の映画)

2.0

緑色の山手線を見て、懐かしい。ある意味での東京物語。吉幾三のヒット曲からの映画化。最近は、こういった映画なくなったなぁ。都会への憧れと地方のギャップが笑いの中心で、今見るとそんなに田舎モノと言わなくて>>続きを読む

不死身の保安官(1959年製作の映画)

2.2

題名だけだと命知らずの保安官の話かと思いますが、コメディ西部劇。イギリス人が西部に来て話し合いで解決していく。グラマーお姉さんとも仲良くなるが牧場主から狙われるが。能天気な作品ながら先住民を尊重しなが>>続きを読む

ある愛の詩(1970年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

あまりに有名すぎて観てなかった映画。金持ちでも良いじゃないか!ベトナム戦争で疲弊したアメリカ社会が古臭い難病モノに熱狂した1970年。今でも難病モノは映画の定番だ。アリ・マッグロー、そんなに良いかなぁ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

「さすらい」からのトイレ掃除の話なのか?2023年の冬そして東京にてヴェンダースの新作しかも日本映画を観ることができるとは感慨深い。ニュージャーマンシネマの新鋭だったヴェンダース。あいも変わらず似たよ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

意外に拾い物な作品。実話というのも凄い。CGシーンが今ひとつ誰でも考えそうなところが個人的に嫌ですね。でも、それを上回るやったるでーな内容が良かったですね。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

個人的に山崎貴は、すこぶる相性が悪い。本作は、設定が秀逸なのに何故この脚本になるのか?山崎監督には良い脚本のブレーンが必要だ。台詞の「偽善者ぶって!」は、「善人者ぶって!」が正しい。数々の映画のオマー>>続きを読む

(2023年製作の映画)

2.8

たけしがやりたい大河コントを見せられているようだ。ちょっとエピソードが多すぎでまとまりが悪い。本能寺の変のちょい手前からでも良いような気がする。流石に外人には元ネタわからないから、面白いと思ってる人少>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.5

ウーン所々面白い。二階堂ふみ助けに行けよ。分割したので前作の馬鹿馬鹿しさが半減している。

夜の歌謡シリーズ なみだ恋(1973年製作の映画)

1.8

ウーン、ストーリーは、かなり脈絡が酷い。殿山泰司登場は、ウキウキする。中島ゆたかは、美人お姉さんだが下手すぎる。そして八代亜紀!当時は、なんでも歌謡曲は、映画にしてたなぁ。雑な時代ですね。

スパイ・ゾルゲ(2003年製作の映画)

1.0

また再見するとは思わなかったが、WOWOWで放送してたんで、面白く無いのを確認するために観てしまった。公開時に観に行って、ひっくり返るほどつまらないので驚いた記憶が蘇る。見直してもつまらないのは、変わ>>続きを読む

エアポート’77/バミューダからの脱出(1977年製作の映画)

2.0

後に「レイズ・ザ・タイタニック」を撮る職人迷監督ジェリー・ジェームソン。本作観ながら同じやん!ジェームズ・スチュアートの晩年が見れる。公開当時、副題のバミューダからの脱出というのが大体ストーリー丸わか>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.2

なかなか香ばしい作品だ。松竹東映合作って。そして三木聡!ウーンこれだけ滑っているコメディ見たことがない?河崎実であれば変チープさで許せるかも?長いし大した特撮も無いしギャグは滑ってるし。とんだスピード>>続きを読む

地獄(1979年製作の映画)

2.0

中川信夫版が有名だ。神代辰巳が原田美枝子で映画にした事は記憶にある。ようやく鑑賞。原田美枝子、異常に若いけど貫禄あるなぁ。神代辰巳X矢島信男があったとは、神代辰巳特撮映画なんだなぁ。地獄行く前の落下は>>続きを読む

南太平洋波高し(1962年製作の映画)

2.0

海と空の特攻兵器オンパレードのような映画。東映の特撮はチャチイ割に結構迫力ある。ニュー東映なんだなぁ。

らしゃめん(1977年製作の映画)

1.5

らしゃめんと言えば個人的には、お万なんですけど、こちらは、おゆき。鰐淵晴子は、どう見ても日本人に見えない。落ちるに落ちてく女の話だが鰐淵晴子の美貌でそう見えない。そして雑なストーリーで、どうでもよくな>>続きを読む

Aサインデイズ(1989年製作の映画)

2.0

原作者の利根川弘と言えば「トゥナイト」の司会者。穏やかな語り口で山本晋也と掛け合うのが懐かしい。しかし、中川杏奈は、育ちが良すぎて沖縄ロッカーになるとは、とても思えない。本作は、ほとんど石橋凌が主演。>>続きを読む

犬、走る DOG RACE(1998年製作の映画)

3.8

没後1年崔洋一で鑑賞。崔洋一は、「突然炎の如く」が好き?それとも丸山昇一のせいかなぁ。中盤、落語のカンカン踊りのようになるのがおかしい。98年の新宿が見れるのが懐かしい。ヘルスに吉野サリーと小野今日子>>続きを読む

襲撃 BURNING DOG(1991年製作の映画)

3.5

Vシネマながら結構ジックリ観てしまった。崔洋一には、低予算がよく似合う。ある意味「友よ、静かに瞑れ」は、予算ありすぎて、色んな事やって冗漫な感じになってしまった。本作は、短い中にいろいろ詰め込んでいて>>続きを読む

裸のムラ(2022年製作の映画)

2.5

「日本国男村」からの劇場用映画。前作の「はりぼて」富山から今度は石川へ。その独特の雰囲気が男村社会を形成していることを石川県知事選とムスリム家族を対比しながら描く。石川県政側は、森元首相、谷本元知事、>>続きを読む

花と龍 第二部 愛情流転(1954年製作の映画)

2.5

今回は、橋本忍単独作品。テンポが出ている気がする。しかし、昭和初期なんでヤクザもんが国政に参加して我が物顔だ。岸惠子が、芸者役で登場。生存者は、岸惠子のみではないか。劇場小屋の火事なんか本当に燃してる>>続きを読む

花と龍 第一部 洞海湾の乱闘(1954年製作の映画)

2.3

「鬼の筆」春日太一著発売で過去橋本忍作品を鑑賞。22年秋に発売と言ってましたが、発掘資料が多すぎてようやく明日発売に。佐伯清監督作でこの人物は、伊丹万作から橋本忍は紹介され、その縁で黒澤明に出会う。そ>>続きを読む

彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

公開以来の再見。89年なんでバブル絶頂とでもいう時に公開。物凄い数のタイアップを取ってきてるのは電通が取りまとめしてるせい。スキーの次はマリンスポーツとバブルの為せる技か。会社のそばにスキューバダイビ>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.3

韓国映画のうまさを感じる作品だ。シンクホール問題が現実にあり、持ち家を持つ事が難しく結婚もできない若者。やっと手に入れた課長は、マンションと共に奈落の底へ。ポセイドンアドベンチャーの様相に。韓国社会を>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

報知映画賞のファンが選ぶ映画に本作がぶっちぎりだとのネットニュースで見て、ナンダコリャと鑑賞。10億円突破してるんだ。テレビシリーズからの映画化。好きだねフジテレビこのパターン。竹野内豊と黒木華のデコ>>続きを読む

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

2.8

当時これだけの物が自主映画で撮られてた事に驚きを感じる。熱量が違う。荒さはあるが、テレビ放映されてた特撮番組と遜色ないのではないか。