上海十月さんの映画レビュー・感想・評価

上海十月

上海十月

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.2

前日の「皆殺しの天使」に続き閉塞感満載の似たような主題の本作を見ることに。静かすぎるので物凄い眠気を要求してくる。映画内映画が「フランケンシュタイン」。色々なんかわかる気がするけどなぁ。スペイン独裁政>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.3

しかし、アメリカ人は、猿好きだなぁ。もはや一作目のメイク技術もぶっ飛ぶCG技術で存在しているとしか思えない。途中禁断の地に行く時にジェリー・ゴールドスミスな曲がかかるのは、最高。新作だが、だいぶ1作目>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

4.0

久しぶりに鑑賞。劇場に2回行った。それだけミュージカルとドラマ部分がシームレスだった。ミュージカル映画の欠点は、セリフが全部歌になっちゃう点だ。本作は、その部分を克服した映画。そしてキャッチーなメロデ>>続きを読む

皆殺しの天使(1962年製作の映画)

3.5

ブニュエル映画を久しぶりに見て、今ブニュエルがいたらSF映画を撮ってるんじゃないかと本作を観て思う。いろんな暗喩が込められてるんだが、ブニュエル本人は何も語らないので意味不明。隔離された閉塞環境におけ>>続きを読む

十一人の侍(1967年製作の映画)

4.3

菅貫太郎のドウカシテイル殿様が凄過ぎて、とにかく憎たらしい。集団時代劇シリーズの一本で結構面白い。ただマンネリ化してきてるのも確か。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

テレビ以上映画未満というとこかなぁ。鈴木亮平と森田望智のキャスティングは、現状最高ですね。お金もそれなりにかかったので尺が長い。もっと短くしてもいいですね。スピード感がなかった。

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.0

ブックオフで見つけてしまった本作のDVD。公開当時スタイリッシュで暴走する映像に学生監督だという事に驚きでしたね。評価が高いのは思い出もあるかもしれない。当時の日本映画どん底にまっしぐらで暴力的なカッ>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

久しぶりに鑑賞。ある意味ソナチネとアウトレイジをアメリカに持ってきましたみたいな映画。所々良いシーンがあるだけに、話の無理矢理さが残念な気がする。久石譲のサントラが最高。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.0

実質本作が最後の劇映画になったような気がするオリバー・ストーン。作りが「7月4日に生まれて」に似ているのが気になる。これで良いのか?と個人的に思ってしまう。オリバー・ストーンは、ドキュメント撮って陰謀>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.5

今回、日本人キャストがいなくなり、芹澤博士DNA消滅。本作は、コングの映画でゴジラは、助演扱い。コングの敵役がカメーバみたいのに乗ってると「猿の惑星」にしか見えない。新作の「猿の惑星」予告編の見過ぎか>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

2.5

スタンリー・ドーネンなんで、なんか大味。脇役が渋い。ジョージ・ケネディが痩せている。でも禿げている。パリのアメリカ人な映画。33歳のヘップバーンは、ガリガリ過ぎて怖い。相手役は、ケイリー・グラントって>>続きを読む

大殺陣(1964年製作の映画)

4.0

里見浩太朗と言えば本作ですね。しかし、ほぼ血みどろで普通のカメラを数人で持って手持ちのような迫力ある映像。本作人に勧めにくいほどテロリズム中心映画。こうやってテロリストになっていくみたいな気がする作品>>続きを読む

白と黒(1963年製作の映画)

3.5

橋本忍のオリジナルだ。二転三転するスリラーで橋本忍フォーマットの一つだ。ちょっと綿密すぎて個人的にラストの二転三転に、持って行くための伏線が多すぎる気もする。小林桂樹と仲代達矢の演技合戦で仲代達矢は、>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

2.5

ウーン、いい人じゃいけないんですか!と叫びたくなる作品。レディスコミックスを上品にした映画。気持ちはわかりますが、イケメンじゃなかったらどうなんだ?確かに今のダンナは風采が上がらないがブサイクではない>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

3.0

原作は、未読だがおもしろうそうだ。ブレアウィッチプロジェクト➕横溝正史な作品。キャスティングにもその気が見れる。佐藤二朗が、いないともたない。間宮祥太朗の目力は、令和の吉田輝雄になると思います。製作費>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

3.8

NKH BSにて観る。うーん、不適切な事を承知で言うと稲川淳二のフレーズしか出てこない。マスコミの役割とは?そして市民が信頼できなければ最後の脱出劇に繋がらない。メジャーに金払ってるんで大谷翔平と一平>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

鉄の爪は、プロレスファンでなくても知っている。そのファミリーに、こんな呪われた話があったとは!全体的に静かな映画で、だんだんホラーじみてくる。父親に洗脳される兄弟そして両親は、愛情というのが薄い。両親>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

IMAXで鑑賞。これほどまでフルで満員なのは久しぶりだ。核分裂を見てしまう超人オッペンハイマーの半生を描く。画角がフルIMAXになったり通常サイズになったりと忙しないが、サントラが腹に響く。アメリカ公>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

「聖子の太股ザ・チアガール」の脚本で金子修介を認知し始めて、この歳になって金子修介の新作を観れるのは感慨深い。町山智浩の推しがなければ、このキャストでは、見ない。少年と殺人犯の組み合わせ。ほぼ誰に対し>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

IMAXで鑑賞。なかなか迫力あってよろし。前作見直してたんで、すんなり話が入り込む。これは、一人スターウォーズでナウシカな話!元ネタは、本作なんだけどね。世界のどこでも血筋物語好きなんだなぁ。ちょっと>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.8

黒沢清は、この頃の作品が好き。最近作は、なんか演劇過ぎてどうもいやらしい。黒沢清と言えば唐突感ですね。本作も、この唐突なシーンが出てきて不穏な話にアクセントを与える。公開当時「セブン」や「羊たちの沈黙>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.0

やっつけ仕事の最高峰映画と言って良いでしょう。「大脱出」「大脱出2」に続く駄作。CGがちゃちい。

子猫物語(1986年製作の映画)

1.2

ビートたけしのオールナイトニッポンで散々ネタにされたチャトラン。動物虐待に替え玉だらけの映画で個人的に有名。なぜか「ゴジラ-1.0」が本作におけるアメリカの実写興行収入を超えたとして最近報道される。見>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

2.0

午後のロードショー向けの本作。何もかもが中途半端。実際に氷上でトラック運送するドライバーがいるドキュメントは有名。まあ、なんでも掛け算すれば面白いかと言うと面白く無いと言う典型的な作品ですね。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

久しぶりに鑑賞。公開当時、アカデミー賞も妙な映画に作品賞やるようになったなぁと思ったもんです。クラリスの父性への渇望がレクターに持ちつつレクターからアドバイスを受ける。この辺のあたりが面白い。続編は、>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

ここ数年で一番どうかしている映画ですね。一体何を見せられているのだろうと言う、訳のわからないのに付き合える人だけオススメ。ポランスキーでありキューブリックなテイストが。ある種のメタファーなんですけど男>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

2.5

スピルバーグ版見ない方が良かったかもしれない。ダニー・グローバーの演技が如何に上手いかを本作を観て感じる。キャッチーな歌がないのとミュージカルシーンと通常シーンの変わり目の演出が陳腐だ。そして、性被害>>続きを読む

必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974年製作の映画)

2.8

やっぱり緒形拳が梅安似合っている。岩下志麻の女親分な感じがその後の五社英雄映画に繋がる気がしましたね。

カラーパープル(1985年製作の映画)

2.8

ミュージカル版公開するんで久しぶりに再見する。見直しながら公開当時を思い出す。映像表現の巨匠になっていたスピルバーグがシリアスで黒人映画を撮るという事でチャレンジャーだなぁスピルバーグと思ったもんです>>続きを読む

陰謀のセオリー(1997年製作の映画)

2.5

久しぶりに鑑賞。当時見た時は、こんな人いるけど、こんなに簡単にジュリア・ロバーツ、メル・ギブソン信用するか?再見しても?は変わらない。今や陰謀論の拡散が政治に影響する時代になっているが本作は能天気な映>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

エマ・ストーンは、やる女だと思っていたが本作は、フルスロットだ。人に勧めづらい映画でもある。そして熱烈ジャンプ(字幕より)満載なのだが女性映画でもあるのだ。なので女性の評価が高く男のマウント取りがいか>>続きを読む

デッドフォール(1989年製作の映画)

2.0

どうしたコンチャロフスキーと言った映画。「暴走機関車」でアクションできる監督と勘違いされたか?お金がいるのか?スタローンも混迷期で全く冴えない。シリーズ物を狙ったかもしれない。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.3

アニメをシーズン2まで見ていたので割とすんなりストーリーに突入。冒頭の203高地のCGは見事だ。もう一回映画化してもいい感じ。アニメはハシリパがメインな感じだったが映画は、杉本が主役。WOWOWが製作>>続きを読む

新源氏物語(1961年製作の映画)

2.0

大河が紫式部なんでNHK BSも本作放映。市川雷蔵が光源氏というのは当時理解できる。寿美花代の映画初めて観る。高嶋一家のお母さんと言う感じしか記憶にない。とにかくかったるい。衣装とセットは豪華なんだが>>続きを読む

トラック野郎 度胸一番星(1977年製作の映画)

2.8

追悼:八代亜紀。見るとするなら本作になるだろう。トラック野郎に絶大な支持があった八代亜紀一曲披露している。若い頃の片平なぎさは、エロい。なぜ、教師なのにビキニで海水浴?ジョーズ軍団の千葉真一と夏樹陽子>>続きを読む

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