寺町今出川さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンのマシュー・ヴォーン作品。にゃん映画。キングスマンよりも笑い要素濃厚…だがあまり乗れなかった。ポスターで真ん中に立つヘンリー・カヴィル出演シーン少なくてビックリ、これはいかがなもんでしょう>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.8

予告編の印象通りのヘビーな作品でした。失踪した市子の人物像を色んな角度からあぶり出す…「ある男」や「さがす」の様なタッチだが、本当のその人はどんな人物だったのか?どう生きてきたのか?は個人的に宮部みゆ>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

時期的にアカデミー絡みの作品や話題作が目白押しの今日この頃だが…そんな中で今作はかなりの良作です。タリバン討伐のアフガンが舞台なので、これはビバ・アメリカ目線の戦争映画かなと思って観てたら…中盤、話が>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.8

宝くじ当選券を巡って南北の兵士たちがドタバタを演じるコメディ、面白かったです。笑える展開だが、いつか「JSA」みたいにならないかとヒヤヒヤもしたが杞憂に終わってホッとしたり…なのでラストは逆に胸熱で切>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.6

2でベトナム、3では日本、とアジア全域をターゲットにした豪快・痛快韓国刑事アクション映画。今回もマブリーが片っ端からぶっ飛ばしつつ、可愛いボケもかましてくれる安定の作風。相手が何人だろーが、どんな武器>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

面白いと言う声が多いのも納得の傑作。権謀術策が渦巻く朝鮮王朝時代が舞台のミステリー物、閉鎖的空間での展開ゆえにワンシチュエーションミステリーとも言えるかも。盲目の鍼師が事件の「目撃者」であるのが非常に>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

主人公に怒涛の如く押し寄せる不運…本人にとっては不幸だが見てる方は笑える。困り顔のホアキンを観てるだけで楽しい。クセが強く目くるめく映像表現や展開がハンパない。笑えて不穏でゾワゾワし、終始引きずり回さ>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.0

デュ・バリー夫人の名前はふわっと程度の知識(ベルばらの中で「オホホホー」と高笑いとかして意地悪な方と言うイメージ)上昇志向のかたまりでキツい性格の方だと思ってたが、今作では紆余曲折ありつつ奔放だが愛に>>続きを読む

父は憶えている(2022年製作の映画)

3.5

ロシアに出稼ぎに行っている間に記憶と言葉を失い23年ぶりに故郷に戻ってきた父とその家族のお話。長い不在の間に家族も周辺環境も変わってしまっている…中には辛い話も…。葛藤や苛立ちはありながらも父を迎え入>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

3.5

戦後の荒れ果て混迷の時期に、戦争で心に傷を負って生きる人々のお話。戦時を生き残ったが心は死んでしまい惰性で日々を送る様に見える主人公が、やはりそれでも生きていくしかない…が、誰かがそばにいる事で少しの>>続きを読む

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

今月観た「コンクリートユートピア」の続きを観ている気分だったが、圧倒的に違うのはマブリーが出てる事。大舟に乗った気持ちで観てられる。ただマブリー不在のシーンになると途端にハラハラするのよね~これが。昔>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

1985年1月28日の夜、音楽界のスーパースターたちが集結してあの「ウィ・アー・ザ・ワールド」をレコーディング、歴史に残るイベントの舞台裏に迫るドキュメンタリー。当時凄く忙しい有名アーティストばかりな>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

色んな賞を総ナメなのが納得の作品。斬新で目くるめく映像体験だがR18なのがもったいない…が、かなりの量の大人の語り口なので致し方なしだね…大人でもR18と言うだけで安全弁になるだろーし…。スポンジが水>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

アニメはシーズン3までしか知らず原作全く読んでない…が…面白かったです。山崎賢人はキングダムよりこっちの方がハマってる気がする。しっかり身体も作ってて立派。あとのキャラもまんべんなく良かった。ただ、ス>>続きを読む

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.8

オリジナルよりこちらの方が好み。色彩無い分音響の迫力が際立つ気がした。あとゴジラの造形の怖さもより強まった様にも思う。人間ドラマ部分は不思議と白黒にする事でレトロ感溢れる昭和の朝ドラや木下恵介アワー感>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

「青いパパイヤの香り」「シクロ」(どっちも好き!)のトラン・アン・ユン監督作品。タイトルと予告編、ポスタービジュアルでは男女ペアが料理をしていたので、昨年観た「デリシュ!」の様な作品なのかなと観ていた>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

3.5

FBIが実際に捜査の際に録音したデータをそのまま台詞として書き起こしたと言う作品。実話ベース。登場人物実質3人による対話劇がメイン。90分に満たない作品だが緊迫感ある。予告編見て、実際の台詞をそのまま>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

カウリスマキ作品あるある↓

尺が60分〜100分、ブルーカラーや詰んだ人たちが主人公、登場人物が癖が強くどんくさい、失業する、台詞少なめ、感情表現少なめ、突っ込みたくなるオフビートな笑い、シンプルな
>>続きを読む

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

2.8

タリバンによる韓国人人質事件からの救出劇を俺達のファン・ジョンミンとヒョンビンがタッグ組んで頑張る実話ベースのお話…なんですが…邦題の「救出までの18日間」て…ドキュメンタリー映画ならいざ知らず、この>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

良い意味で想像してたのと随分違いびっくり(ポスター見て、鬼太郎随分背が高くてシュッとしてんな~とか思ってたレベル)水木しげる作品は人並み程度しか知らないが、戦争体験物(タイトル忘れた)や墓場鬼太郎は記>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

イ・ビョンホン主演。「はちどり」のパク・ジフもちらっと出演、ほとんど変わらない姿にびっくり。壊滅的な天変地異でたった1か所だけ残った団地のサバイバル物…だが…建物が倒壊し犠牲者が描かれる今作、このタイ>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.6

オゾン監督は好き嫌いがけっこう分かれてしまうが…今作は当たり。それにしても色んなタイプの映画作れる方ですね。1930〜50年代レトロ感あるコメディミステリー、抜群のテンポ感であっという間にラストでした>>続きを読む