いいんちょさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!雪深い山荘で起きた男の不審死。起訴された作家の妻は果たして殺ったのか殺ってないのか。鍵を握るのは盲目の息子。遺体が解剖されていくように夫婦関係は赤裸々に読解(=解剖)され、次々様変わりして>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2

面白かった!米兵と現地で採用された通訳、当初は反目し合っていた2人が死線を潜り抜けることで鋼の絆(コヴェナント)で結ばれる。「恩に報いる」たったそれだけに命をかけた男の物語に胸熱くなる。ガイ・リッチー>>続きを読む

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.7

人間に生まれるべき魂を選定する施設を営む男と、彼を訪れる魂達の9日間を描くファンタジー。人生の儚さや不可解さ、そしてそれでも生きることへ素晴らしさを解くラストは多幸感溢れる。俺みたいにガサツで勝手に多>>続きを読む

クナシリ(2019年製作の映画)

3.7

北方領土・国後島の風景、住民達を淡々と追ったドキュメント。何も事件は起きないが、日本だった頃の寺院の遺構があるなど面白い。ロシア側からしても辺境の地で、取り残された気持ちの男性が「日本人が帰ってきてく>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.7

予備知識ゼロ、原作完全未読、付きそいで行ったわけだが「あいつにバレー楽しいと思わせたい」という太いテーマがあるため観やすくて面白い。憎悪や嫉妬など負の感情が一切なし。あるのは青春青春青春、最後にちょっ>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

1972年にアンデス山脈で起きた墜落事故の実写化。72日に及ぶ極限のサバイバル。寒さ、そして飢えに襲われた乗客達は人肉食という究極の手段に手をつけ…。1993年の『ALIVE』という作品もあるんだけど>>続きを読む

小さな修理屋(2021年製作の映画)

3.4

ボストンの元悪ガキのおっさん3人が些細なことから喧嘩するも3ヶ月後に仲直り。ほのぼのとしていてこっからどう面白くなるの?と思っていたら、その後とんでもなくシリアスな展開で空気は一変する。元々戯曲という>>続きを読む

オンマ/呪縛(2022年製作の映画)

2.7

うーん。虐待されて束縛されて憎んだ母親から逃げ出したヒロインが、同じことを自分の娘にしてしまう負の連鎖系ホラー。そういうメッセージ性はさておき、大問題なのは全然怖くないこと。その時点でメッセージもクソ>>続きを読む

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。冷戦時代、同性愛が違法だった旧ソ連エストニアの基地で出会った上官と部下2人が、規律を重んじる軍隊の中で命懸けの愛を育む実話ベースのラブストーリー。主人公が「特別な人」を聞かれて「彼だよ」と>>続きを読む

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.1

60歳を超えて若い頃に失敗したフロリダ海峡166km縦断に成功したダイアナ・ナイアドの軌跡を映画化。何歳からでも挑戦できるし、諦めないのが大切というのもさることながら、本作が伝える重要なメッセージは「>>続きを読む

パラミドロ(2021年製作の映画)

3.0

数日前に見てタイトル忘れたから「スペイン 宇宙人 カーシェア」で検索したらちゃんと出てきた。それ以上でもそれ以下でもない、カーシェアした男女が宇宙人に襲われるスペイン映画。こういうのがプログラムピクチ>>続きを読む

イヴリンと歩いた道(2018年製作の映画)

4.0

次兄イヴリンを自殺で亡くした映画監督が、ずっと兄について話し合えなかった家族や所縁ある人々とハイキングに繰り出し、イヴリンに思いを馳せる感動のドキュメンタリー。死後13年間隠し続けた苦悩が爆発して何度>>続きを読む

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

4.0

非暴力を掲げた黒人運動家ラスティンが人種、そして自身のセクシュアリティという二重の葛藤を乗り越えながら米国最大級のデモを生み出すまでを映画化。クライマックスでデモ隊が方々から集まる実際の当時のフィルム>>続きを読む

罪と悪(2024年製作の映画)

3.8

面白かった。寂れた地方都市を舞台に、償えなかった罪を共有する中学の同級生達が全く別の立場となり再会する和製『ミスティック・リバー』。過去と現在2つの殺人事件でヤクザ、半グレ、警察が絡み合う。半グレの親>>続きを読む

お受験(1999年製作の映画)

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永ちゃん初主演作。人生の曲がり角を曲ってるロートルの陸上ランナーを好演。お受験の話とマラソンの話が途中までほぼ全く交わらず終盤まで行くのだけど、とんでもな展開で最後に交差するのは笑える。絵馬のシーンは>>続きを読む