いいんちょさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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映画(3021)
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ハード・トゥ・キル(1990年製作の映画)

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吹替えで観たスティーブン・セガール主演作。セガールと言えば大塚明夫だろと思ったらなんと宇崎竜童という珍品で、これがかなり強烈。声が画面、世界観から浮きまくり、セガール映画の横で宇崎が囁いているようにし>>続きを読む

ブロックアイランド海峡(2020年製作の映画)

3.3

ある島で突然魚や鳥が大量死する怪奇現象が発生。父親も死に、主人公の弟は徐々に精神を病んでいく。オチは何てことはないんだけど、シャマラン的な見せ方の妙が光る。人間が動物にしていることへの痛烈な風刺でもあ>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.3

何か欠落やコンプレックスを抱えた主人公が、ちょっと風変わりな隣人達に最初は戸惑いや反感を覚えるも、次第に彼らの中にも見習うべき理があることに気づき成長していく、と。邦画人ってほんっとこういうの好きよね>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

3.9

劣悪な実習先で疲弊し命を絶った女子高生の死の謎を、ペ・ドゥナ演じる刑事が追う、切ない社会派サスペンス。その先で企業、学校、政治に蔓延する金を餌にした過酷な韓国の競争社会の闇が見えてくる。日本の外国人技>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.9

面白かった。家族や友人に恵まれているけど、実はゲイであることを誰にも言ったことない青年。ある時学校の掲示板で告白した匿名の人物と匿名のメールの往信が始まる。メールの相手が誰なのかという興味を持続させつ>>続きを読む

ねばぎば 新世界(2020年製作の映画)

3.0

大阪新世界を舞台に赤井英和が新興宗教とバトルするアクション作品。宗教で一家離散ってタイムリーすぎだと思ったら、安倍晋三暗殺のほぼ1年前に公開されててゾワっとした。赤井さん、元ボクサーなのに攻撃がほぼワ>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

3.6

沖縄戦直前に就任した実在の沖縄県知事・島田叡。絶望的な戦況の中でも最期まで県民とその日常を命をかけ守ろうとした男を、ハギーこと萩原聖人が熱演。史実に忠実なようで劇中所々のセリフは島田本人が実際に発した>>続きを読む

あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.5

元人気ミュージシャンが、偶然知り合った自閉症の青年ドラマーと、触発し合いながら再起をかける音楽ドラマ。設定も展開もコッテコテだけど、やっぱりこういう「ワンス・アゲイン!もの」(勝手にそう呼んでる)って>>続きを読む

ヴィル(2023年製作の映画)

3.8

ナチス占領下のベルギーで、若い警官ヴィルは、ユダヤ人連行を手伝っている際、横暴なナチス憲兵を誤って殺してしまう…。バレたら終わりの状況下で、それでも善をなそうともがくドキドキ感が魅力。「悪であろうと多>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!雪深い山荘で起きた男の不審死。起訴された作家の妻は果たして殺ったのか殺ってないのか。鍵を握るのは盲目の息子。遺体が解剖されていくように夫婦関係は赤裸々に読解(=解剖)され、次々様変わりして>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2

面白かった!米兵と現地で採用された通訳、当初は反目し合っていた2人が死線を潜り抜けることで鋼の絆(コヴェナント)で結ばれる。「恩に報いる」たったそれだけに命をかけた男の物語に胸熱くなる。ガイ・リッチー>>続きを読む

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.7

人間に生まれるべき魂を選定する施設を営む男と、彼を訪れる魂達の9日間を描くファンタジー。人生の儚さや不可解さ、そしてそれでも生きることへ素晴らしさを解くラストは多幸感溢れる。俺みたいにガサツで勝手に多>>続きを読む

クナシリ(2019年製作の映画)

3.7

北方領土・国後島の風景、住民達を淡々と追ったドキュメント。何も事件は起きないが、日本だった頃の寺院の遺構があるなど面白い。ロシア側からしても辺境の地で、取り残された気持ちの男性が「日本人が帰ってきてく>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.7

予備知識ゼロ、原作完全未読、付きそいで行ったわけだが「あいつにバレー楽しいと思わせたい」という太いテーマがあるため観やすくて面白い。憎悪や嫉妬など負の感情が一切なし。あるのは青春青春青春、最後にちょっ>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

1972年にアンデス山脈で起きた墜落事故の実写化。72日に及ぶ極限のサバイバル。寒さ、そして飢えに襲われた乗客達は人肉食という究極の手段に手をつけ…。1993年の『ALIVE』という作品もあるんだけど>>続きを読む