JTKの映画メモさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

JTKの映画メモ

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妖女ゴーゴン(1964年製作の映画)

3.0

ハマーフィルムにハマってますみだ。
もう一度。
ハマーフィルムにハマってますみだ。

というわけで、クリストファー・リーとピーター・カッシング出とりゃ観んわけにいかんだろう。

頭の蛇がね。露店で売っ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.0

しょうへい、へ〜い。

というわけで、山下敦弘×宮藤官九郎。さらには清原果耶。
観ないわけにはいかない。
蓋を開けたらはんなり暖かいラヴロマンスファンタジー。
なかなか良かったよ。
加藤雅也もいいね。
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.0

メッセージ性強かったり物言いたげな映画は大嫌いだが、こういった伝え方なら全然あり。
金持ちとか神とか生理的に合わんものは巫山戯て笑い飛ばす。
いいね。その精神。
後期もいいけど、変態度強めの前期ブニュ
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

恐らく子供の頃観て以来の再鑑賞。
さすが天才、木下恵介。
見事な映画。見事な反戦映画。
声高に反戦を謳ってはいない。だから見事。
観てて悲しく辛いシーンが多いのであまり好きなタイプの映画とは言えないが
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彼岸花(1958年製作の映画)

4.0

小津最高。
ストーリーは金太郎飴なんで、色彩のことなど。
オープニングのいつもの布のタイトルバックに「アグファカラー」と記してあって、へー、と。コダックや富士はよく見かけるがアグファは珍しいな、と。そ
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戦艦バウンティ(1962年製作の映画)

4.0

マーロン・ブランド主演なんで観てみた。
3時間も観とれるかしら思ったが、洋上のアクションや密室での人間同士の軋轢など、結構面白くて長さは感じんかったな。
風光明媚なタヒチのシークエンスはワールミュージ
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

4.0

今ちょうど読んでる高峰秀子の自伝的エッセイ「わたしの渡世日記」の中でこの映画のことが触れられていたので観てみた。

新東宝の制作だが、ストーリーがちとドロドロしてる以外は役者さんが松竹と違うくらいで、
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おかしな二人(1968年製作の映画)

4.0

超久しぶりの再鑑賞。
面白かった。
なんともスルメみたいな味のある二人。
耳について離れない音楽も良かった。
続編もあるが配信には無いのか。

あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.0

多分再鑑賞。
流石、名匠ビリー・ワイルダー。
屈託のない夢みたいなラヴコメを創らせたら超一流。
観た後の多幸感は何ものにも変え難い。
「アパートの鍵貸します」もまた観たくなった。

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

4.5

また一つ偏愛映画が一本増えると思ったら、Filmarksの平均スコアもまあまあ高めなんだな。

ヴィジュアルや音楽がオサレでPOPでおまけに濃い中身も無いんで世間では雰囲気映画とか言われそうだが、そん
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帰って来たドラキュラ(1968年製作の映画)

3.0

神父カッパ禿げだがや。

てか、カッパなのか。


おい、神父!

カッパなのかい?

カッパ禿げなのかい?

どっちなんだい?

カッパ〜〜〜!

パワー!

鯨の骨(2023年製作の映画)

3.5

ライヴこそ行かないものの、ANN毎週聴いてること筆頭に、テレビ、名古屋で放送なければTVer、YouTube、Web媒体など、露出してるものは殆ど観ているくらい夫婦揃ってあのちゃんファン。

控えめに
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市子(2023年製作の映画)

4.5

つらっ。修羅。しゅら〜。

杉咲花を観る映画。
一皮剥けたね。

見応えありすぎる。
観てて辛い映画は苦手だが、これは辛いだけじゃないからな。
一瞬でも幸せの瞬間があれば、後の己れの選択は自由にさせれ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

めちゃくそ良かった。
漫画みたいな(笑)ベタな展開なのに感動して何回も泣いてもうた。
美しすぎる青春物語。
演奏も抜群に良かった。
大の声を山田裕貴にしたのは慧眼だと思う。他の2人も同様。
以上。

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

3.5

本来、こういったベタでウェットな古いタイプの邦画は苦手なんだが、ここんとこ悲劇観たいモードなんで敢えて観てみた。

悲劇の玉手箱や〜。

ここで描かれてることは掘り起こせば五万と出てくる日本のタブーや
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.0

リリー・フランキー目当てに事前情報ゼロで鑑賞。
辛い。重い。
なるほど、こういう映画だったのか。
やはり喜劇なのか悲劇なのか、最低限の情報くらいは知って観なきゃいかんな。そうしてればこれは映画館では観
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

シリアスで悲劇的なのを観たい気分だったんでこれを選んだら、いい塩梅に悲劇かつ感動的ないい話でもあった。
人の心までも管理出来んってこったな。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.5

河合優実目当てで鑑賞。
この映画のことは全く知らんかったが、凄く良かった。
田舎の高校を舞台に卒業までの2日間を描く、キラキラ系とは真逆な青春群像劇。
複数の物語が「卒業式」という共感度の高い普遍的な
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

日本の問題を照射せずにはいられない是枝監督の痛みを伴う生真面目な作風は時には鬱陶しくもあり目を逸らしたくもなるが、丁寧に真摯に作られた今作を観ると、やはり、目を逸らさずにいられないし、魅入ってしまう。>>続きを読む

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.0

ニコラス・ローグとは思えない胸キュン(古)映画。
文明批判的な側面もあるが人種を超えた初恋物語としてとても良かった。
何より女の子が可愛い。
3人で真っ裸で泳ぐシーン、ちんちんおっぱい陰毛丸出して戯れ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

シニカルなシーンやセリフ多発のコメディ。
後半のメタ的な展開含めてかなり楽しめた。ぴょん。
ラストのマイルス(正確にはキャノンボール・アダレイ)の「枯葉」がめちゃ効果的だった。
字幕は時代に配慮したの
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風前の灯(1957年製作の映画)

3.5

絵に描いたようなドタバタコメディ。
木下恵介のオールラウンドさには恐れ入る。
デコちゃんと佐田啓二の三枚目っぷりは微笑ましかった。

女の園(1954年製作の映画)

3.0

相変わらず良く出来ていたとは客観的には思うが、わしの好みではなかった。
いつもはあっという間に終わる感の木下恵介作品が長く感じた。
深刻すぎる。真面目すぎる。
別に死ぬこたぁないだろう。
頭がアレなヒ
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ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.5

娘なぶり殺され復讐の鬼と化す、ブロンソン。
還暦超えてアクション少なめ、ブロンソン。
嫁を必ず出す、ブロンソン。
なかなか面白かったよ。
うーん、マンダム。

遠い雲(1955年製作の映画)

4.0

デコちゃん演じる後家さんを巡る、初恋の人田村高廣、亡き夫の弟佐田啓二との三角関係を描く。
めちゃ面白かった。
後半なんてスペクタクル。
映画を司る全ての要素がハイレベル。流石、木下恵介。
佐田啓二のオ
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マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

4.0

ノア・バームバック監督17年前の作品か。
ここんとこの熟れてきた作風と比べると小品とも地味とも言えるが、なんでもない日常を切り取るままのスタイルはケリー・ライカートみがあって、Filmarksの平均ス
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ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~(2023年製作の映画)

3.0

まあまあ。
しかしいくら映画だからデフォルメしとるとはいえ白人母の無神経さは非現実的すぎる。
映画に対して"非現実的"と言うのも非現実的だが。(苦笑)

切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.0

当時の画の再現力と雰囲気は良かったが、結構ウトウトしてまった。
つまらんかったからなのか眠たかったからなのか、大半ウトウトしとったんでわからん。
ビル・ナイなのに勿体無いことした。

恋は光(2022年製作の映画)

5.0

すんごい良かったんで最近西野七瀬のファンになった嫁と2度目の鑑賞。
映画の出来が頗るいいのは前提として西野七瀬の魅力を最大限に活かした監督の力量に改めて舌を巻く。西野七瀬が今後もこのレベルの作品に恵ま
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

荻上直子監督といえば「かもめ食堂」や「めがね」の緩くてのほほんとしてハートウォームなイメージで、そのサナトリウム的空気感が気分によっては苦手でもあったが、この作品はちょっと違って少し辛めの死生観が反映>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.5

わしがカウリスマキの気分ではなかったのか、この作品が散漫なのかわからんが、前作ほどオモロくなかったな。駄目でもないが。

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

観るのが勿体なくて公開時以来の再鑑賞。
やはり、圧巻。
若干の綻びはあったように記憶してたが完璧な作品だった。
沖縄で戯れるシーンは何故か目頭が熱くなった。
もうね。これ観たら「骨」を擁護する気持ちに
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ヒヤシンスの血(2021年製作の映画)

4.0

かなり良かった。
1980年代のポーランドで実際にあった、ゲイをリストアップし監視下に置く施策「ヒヤシンス作戦」を基にした作品。
共産主義時代のポーランドならさもありなん。
終始陰鬱なムードで展開され
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

これは絶対映画館で観なければダメな作品。
記憶力皆無の自分の為にまずは記しとく。
「ミツバチのささやき」が特別すぎるんで、ちと心配だったが全くの杞憂だった。
とてつもなく良かった。
いつものように整理
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