ある時どこかの村の戦時下。少しネジの緩んだ牛乳配達人とナイスバディな訳あり美女の愛の逃避行。
生命力溢れる圧倒的な映像と音楽であっという間の2時間。
この独特の世界観を持つおとぎ話にはちょっと稚拙なC>>続きを読む
青春映画にありがちなステレオタイプなシーンの連続なんだけどグッとくるのは何故だろう。
ロードムービーって何でこうも「映画」になるんだろう。
クラスで全くモテない男子2人と丁度いい頃合いで合流する女子(>>続きを読む
大好きな傑作「青いパパイヤの香り」の監督なのに、、、大好きな女優メラニー・ロランも出てるのに、、、。
トラン・アン・ユンならではの絵画の如き流麗な映像美に目を奪われかけたのも束の間、ドビュッシーやバッ>>続きを読む
北野作品の最高作『ソナチネ』にある今日の成熟度からすると熟れきれてないカメラワークやシナリオが織りなす独特の間合いやリズム感が逆にオリジナリティ溢れる北野作品として成立させてたというか、あまりにも「映>>続きを読む
めっちゃ猿。初代シリーズの着ぐるみ猿と比べるともう猿にしか見えんレベルの猿。なので猿が人間に痛めつけられると可哀想で可哀想で。戦争映画でいくら人間が虐殺されようが自業自得だとさほど心は動かされんが猿は>>続きを読む
続編が前作超えた作品なんて自分の知る限りでは「ゴッドファーザーPartⅡ」くらいなもんでそんな期待の仕方すること自体不毛というか不粋。
これはこれでSF映画の傑作として十二分に見応えがあった。
また、>>続きを読む
スティーヴン・キング原作の映画といえば「キャリー」「スタンド・バイ・ミー」「シャイニング」みたいな傑作もあれば、ハズレも多くある。今回は大アタリ。
なるほどネットニュースで見かけた「ホラー版スタンド・>>続きを読む
尻フェチ?トム・フォード監督。
それはさておき、冒頭のタイトルバックのビザールな美意識からして、もしや?と思ったら、やはりこの監督さんゲイですわ。
どおりで、残酷で現実的で恥知らずなエイミー・アダムス>>続きを読む
大好きな作品「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作だけに期待通りの満足度。
時代はパンクムーヴメント真っ盛りの1977年のロンドン。
マジメ・ワル・デブの>>続きを読む
なんじゃこりゃ。凄いわ。
一言で言うと「軋轢のあった親子の和解」を聖と俗入り乱れた圧倒的ビジュアルで描ききる一大映像詩。
オカマとキスするわ、生理中の小人と交わるわ、ちんこ丸出しだわ、陰毛丸出しだわ、>>続きを読む
子供の頃原作も読んだしシドニー・ルメット版も観てるが全く憶えてないので、とりあえず観てみた。
時代設定のせいかクラシカルな雰囲気で派手さはなく落ち着いた演出。悪く言えば地味。
ミステリーなんでもうちょ>>続きを読む
男たちの愛はそれぞれが信じた「神」や「国」という幻に翻弄され報われないまますれ違う。
演ずるはデビッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし。
紆余曲折あってのキャスティングは必然としか思えない。その奇跡。>>続きを読む
別段熱狂的なスター・ウォーズファンでもないので普通のテンションで観に行ったら冒頭の例のオープニングとジョン・ウィリアムズの音楽で泣きそうになり、ハン・ソロの出現に鳥肌が立ち、レイア姫とC-3POがハン>>続きを読む
イギリスならではのアイロニカルなユーモア、いい塩梅のグロ、音楽の使い方、超絶カメラワークのアクションシーン、絶妙なキャスティングなどなど前作に引き続き非の打ち所がない痛快アクション娯楽作。
スタイリッ>>続きを読む
新ジャンル「青春カニバリズム映画」誕生か。
好きなタイプの映画だっただけに主演の女の子があまり可愛くないというか全くタイプではなかったのであまり楽しめなかったのが残念。
以上。
このレビューはネタバレを含みます
あんまり素晴らしかったのでまー1回観たなったのと未見の嫁にも観せる目的で2回目鑑賞。
オープニングのめっちゃ憂鬱そうなキルスティン・ダンストの顔のアップだけでもってかれるわ。ツカミは最上級にOK。そし>>続きを読む
アンデルセンの「人魚姫」をモチーフにしたポーランド映画。
絵に描いたような人魚の美少女姉妹はギリシャ神話のSiren(Roxy Musicのアルバムも超好き!)の如く歌声で岸辺にいた美少年(これがホン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
娘をレイプされ殺された母親が町外れの道筋に無能な地元の警察を挑発するような巨大な3つの広告板を掲示することから物語は始まる。
警察VS母親という解りやすい構図のまま終始するかと思いきや、、、。グイグイ>>続きを読む
トランスジェンダーの娘(エル・ファニング)とその母親(ナオミ・ワッツ)とレズビアンの祖母(スーザン・サランドン)。原題が「3Generations」というだけあって3世代の家族のお話。
役者がいいので>>続きを読む
アキ・カウリスマキ監督の多くの作品に通底するのは社会的弱者への優しい眼差し。
この作品も例外ではなく話せば涙の悲惨な物語もカウリスマキ独特のユーモアとテンポで観るものの心に明かりを灯す。
「希望のかな>>続きを読む
映画『ありがとう、トニ・エルドマン』鑑賞。
変わり者でジョーク好きな父親と仕事一筋の娘との親娘愛の話。そんなのひとつ間違えれば臭くて観れたものじゃないのに160分の上映時間が2時間ほどに感じるほど間>>続きを読む
映画『美しい星』鑑賞。
吉田大八監督恐るべし。いくら傑作「桐島、部活やめるってよ」の監督だからとはいえインモラルな作品で知られる三島由紀夫諸作の中でも異色でカルトなSF風味小説「美しい星」を映画として>>続きを読む