ゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゆ

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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

3.8

香港ノワール。
フランス映画の芳醇さもありつつ、アジア映画だからこそ、この湿り気。

カーウァイ作品、私はとても好きだ。

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.8

心温まるな〜
お正月にもってこいなハートフルな作品。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

オープニングからイケすぎてる
ホラーがちゃんと怖い
フィリッポウ兄弟だから出来る度胸試しと人気集めに執着した末路を描いてて現代のパーティドラッグでキメ過ぎちゃった問題に通じるメタファーへの刻印も深い。
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃいい作品

朝の眠りから目覚めた身体に沁みる冷たい水みたいに、ごく自然で透き通った作品。
同じ環境下で育ち合ったはずなのに儚くも袂を分つ存在へと変化してゆく。
雄大な自然が不変であるように
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

見飽きがちな監獄脱出劇かと思いきや、
面白い。もう強面のオジサン死刑囚とかどうでもよくなる。
続く…

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

もうめちゃくちゃ好きな世界観でした 
久しぶりのラブロマンスでズシンと来た。

「愛を、信じる」
大人ななればなるほど、もう恋も人も信じる事なんて出来ないよね、
傷つつく事が分かってるから臆病になる。
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.5

本当にいたい人と過ごしてて楽な人って違うよね。

とっくに終わってる夫婦関係に蓋をして、気付かないふりするの辛すぎる。
分かってるふりをせずに自分を曝け出す
木村と綿子の関係性、なんの飾り気もないが確
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

共感性が高いけどイタイ様で痛くない
だって、ありのままだから。
 
「レディバード」「ブックスマート」まで頑張ってない感がまたいい。映画してないけど映画してる。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

これは面白い!!

この脚本あまり他にない、この監督というか前作も「禁忌」に触れた題材。
これが新鮮で引き込まれる。

親子初の共同作業 
お父さん、猜疑心なさすぎというか
幻さえも信じ込もうとしてる
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

4.8

きっと、同じ時代に生まれ彼女に出逢っていたら恋に堕ちていた。
異性愛、同性愛の側を超え 溢れてでる彼女の魅力と孤独と静けさに陶酔していた

音楽も流れ移ろう絵も全てが心地よくて、劇場の座席にただしなだ
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ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

4.8


人に赦しを与える行為がどれだけ尊く、困難であるのか。
「赦し」の向こう側に立っているのはきっと他者でなく自己の像であると感じる。

今、憎しみの連鎖が広がるこの世で意味を成す作品。

言葉に操られな
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(2023年製作の映画)

5.0

「月」
誰しもの胸に必ずある闇と影の思想、その事実は拭えず抗うほどに自身と対峙することになる。
倫理観というものが歪み狂った社会で
裁きを下さず「他者の命の重み」ただその存在を認識する事だけでも私たち
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ライト・ライト・ライト(2023年製作の映画)

3.9

北欧のノスタルジックかつ刹那的な舞台が儚く消えゆくも蘇り記憶の中で紡ぎ愛し合う二人の関係性と馴染む。

とにかく可愛い〜ガールピクチャーのような曲調のポップさと色彩がグラフィックとしても楽しめる。
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あのこと(2021年製作の映画)

3.9

どうにもならない焦りと後悔が
ひしひしと伝わってくる。

繊細な心の機微がカメラワークや視線の移り変わりから読み取れる

栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

4.8

「栗の森のものがたり」
優しい光に照らされ、ゆっくりと時が流れる森の日常を、陰影深く描き出した独特の映像美。何気ない日常生活のワンシーンさえも最初から最後まで美しい。
カットに美が宿る映像美で魅せる、
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

4.0

まさに「燃え尽きるまで」
度々映り込むバーバリー柄のカーテンから
夫婦の不和が滲み感じさせる

私の苦手な消化試合もの。

多分こうやって、地に根を張る意味を見つけてなんとか生きる理由を探しているのだ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.3

女のお仕事モノはまじで好き。

腐った国に蹴り入れるジェシカ最高じゃないすか、、!?

スレンダー美人 タイトスカート 
ピンヒール。私が目指す美が詰まってる。

この世に存在する女が失ってはいけない
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愚行録(2017年製作の映画)

3.6

面白い!
どうしようにも出来ない世の中の理不尽と差別に対して、そこに根本的な打開と展開は提示しないもののスッキリさせてくれる点が秀逸。

愚行の泥の中で、泥で泥を洗い流す潔さ

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.8

他者理解への本質を問う

久しぶりに凄い映画体験をした。
それと同時に分かってもらえた安堵感、安息感。母親との確執誰もが抱えてるけども、あまりにも抱えていた苦悩が「個」で、どうしようにも表現できないエ
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.5

ち、ちまき。。

妖艶ですね、色気とはこうゆう事。
描かずとも伝わる。触れるだけで描ける
手先から光と影から、布地から

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.7

凄く良かった。
愛情表現や言葉がでてこないのに、こんなにも慈しみと愛が滲み感じる。
言葉にせずとも伝わる力、これが演劇や映画の醍醐味なんだと再認識

心がほっとした、とても安らぐ。

今の世の中こんな
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

他者への無理解ほど、人を傷つけるものはない。

人との距離感なんて、人それぞれでいい。
もうそうゆう時代。
どんな人を好きになって、どんな関係性であっても各々の「心地よさと幸福」が
いちばん重要なので
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

唇のぷっくり感堪らんな。

益々、反社会性パーソナリティの方々の深層心理に興味が湧くわく 

やってる事はちょっと退屈なストーリーだけどポップさに南欧の風を感じる。 

「時計仕掛けのオレンジ」と同系
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