pierさんの映画レビュー・感想・評価

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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.4

1950年代後半のマンハッタンで暮らす黒人の三兄妹。
長兄以外は比較的肌が白く、言わなければ白人に見える次兄と妹。
自分の居場所が見つからない疎外感。
はっきりと言葉に表さなくても、周囲の態度で何とな
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無名(2023年製作の映画)

3.4

1941年、真珠湾攻撃の頃の上海。
日本軍傀儡政権の汪兆銘政権下で働く者たちの物語。
国民党や中国共産党との情報合戦をアクションを交えて描く。
時系列を前後させる意味があまり感じられず、会話の中身もな
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.8

生後まもなくキリスト教の洗礼を受けたとして、枢機卿の命令により誘拐された7歳のユダヤ人少年エドガルド。
両親は世論や同胞を巻き込んで返還を求めるが、権力を保持したい教会は断固拒否する。
宗教の自由を奪
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.8

地上を監視し怪獣を撃退するゴジラ。
孤独と歯痛に頭を悩ませるコング。
地下空洞で異常な信号が感知されたため、怪獣たちが引き寄せられていく。
今回はほぼコングが主役で、中盤は言葉を喋らない猿の惑星状態。
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トランスフュージョン(2023年製作の映画)

3.3

妻を事故で亡くし、一人息子のために離職した特殊部隊の元兵士。
転職先でも長続きせず、息子も非行にようになり、負の連鎖が止まらない。
戦闘の中でしか生きられない男にとっては、平和な日常に居場所などない現
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

4.2

松本幸四郎版『鬼平犯科帳』第二弾。
平蔵に恨みを持ち、皆殺しも厭わない網切の甚五郎率いる凶賊。
少女の頃から平蔵を慕うおまさが密偵を名乗り出る。
ひとりばたらきの老盗賊・柄本明の存在も欠かせない。
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フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

4.2

【再鑑賞】
実業家との婚約を決めた大富豪の娘。
性格に問題ありの彼女に仕返ししたい元夫は、友達と偽り記者とカメラマンを送り込む。
ケイリー・グラントとジェームズ・スチュワートの共演が贅沢。
知的で勝ち
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.5

【再鑑賞】
金鉱が発見され、ゴールドラッシュに沸くアラスカ。
一匹狼のチャーリーは避難した山小屋で指名手配犯と遭遇する。
革靴を食べるシーン、傾く山小屋から脱出するシーン、パンとフォークのダンスシーン
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

相手を本にする特殊能力を持つ天才漫画家、岸辺露伴。
過去にある人から聞いたこの世で最も黒い絵を求め、ルーヴル美術館へ。
反射しない漆黒が映し出すものとは。
たまたま地上波で放送しているのを見つけ鑑賞。
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チャップリンのスケート(1916年製作の映画)

3.8

【再鑑賞】
娘に恋したウェイターのチャーリー。
貴族と偽り招待されたパーティーで、恋敵とその妻とその浮気相手とまさかの鉢合わせ。
中年夫婦の不倫が滑稽に描かれる。
後半は華麗なローラースケートを披露。
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チャップリンの舞台裏(1916年製作の映画)

3.8

【再鑑賞】
道具方の助手チャーリー。
女優を諦めきれず、男装して舞台裏に忍び込むエドナ。
パイ投げや落とし穴を巧みに利用した舞台裏の物語。
単なるドタバタ喜劇ではなく、裏方たちのストライキも描かれる。
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チャップリンの勇敢(1917年製作の映画)

3.8

【再鑑賞】
教会で知り合った美しい娘に諭され、改心した浮浪者チャーリー。
募集だった警察官になり町の乱暴者を退治する。
機敏な小男が鈍い大男を振り回す構図は、いつの時代も観客を楽しませるコメディの基本
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.0

"暇つぶし"作戦でアフガンに潜入中の諜報員を救出したタイガー。
死に際に二重スパイの女の存在を知らされ動揺する。
妻のゾヤがISIに加わった背景や、パキスタン首相暗殺を目論む元ISIの存在など盛りだく
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.1

廃部寸前のバスケ部コーチに就任した公益勤務要員の男。
落ちこぼれと素人同然の学生で結成した、寄せ集めの弱小チーム。
部員わずか6名で全国大会に出場するが、思わぬ番狂わせで勝ち進んでいく。
実話に基づく
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チャップリンの替玉(1916年製作の映画)

3.7

【再鑑賞】
デパートに客として来たチャップリン。
売上金の強奪が見つかった店員と利害関係が一致、容姿が似ていたため入れ替わる事に。
エスカレーターやエレベーターの動きを巧みに利用し、作品により軽快さを
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チャップリンの質屋/チャップリンの番頭(1916年製作の映画)

3.8

【再鑑賞】
遅刻常習犯の質屋の店員。
店主の目を盗んでは店員と喧嘩の日々。
不安定な梯子のシーンはヒヤヒヤする。
最も印象的なのは、客が持参した時計を査定するシーン。
聴診器を使い始めたと思ったら、缶
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午前一時(1916年製作の映画)

3.6

【再鑑賞】
午前一時、酩酊状態で帰宅した男。
酒瓶が逃げる回転テーブル、上れない階段、寝付けないベッドと格闘する。
小道具をふんだんに利用したチャップリンの一人芝居。
体を張った定番のドタバタ喜劇。
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.5

交通事故で呆気なく死んだ新婚夫婦。
引っ越してきた変人一家を追い払うため脅かしてみるが、全く効果なし。
仕方なく問題児のビートルジュースに助けを求めてしまう。
気軽に楽しめる幽霊コメディ。
マイケル・
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鎧なき騎士(1937年製作の映画)

3.6

【再鑑賞】
ロシア帝政を批判した罪でシベリア送りとなった英国諜報員。
何不自由なく育ったロシアの伯爵令嬢。
ロシア革命に翻弄されながら、立場の異なる男女が逃避行するロマンス。
マレーネ・ディートリッヒ
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幽霊西へ行く(1935年製作の映画)

4.4

【再鑑賞】
18世紀、味方の砲弾に直撃し不名誉な死を遂げたマードック。
一族の名誉挽回のため下界を彷徨ってから200年後、城を買い取ったアメリカ人が部品を解体して幽霊ごと運ぶ事に。
一人二役の場面や壁
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濁流(1934年製作の映画)

3.7

【再鑑賞】
若さと美貌を武器に、7歳の息子と強かに生きるシングルマザー。
交通事故の加害者から大金を巻き上げようとした結果嘘がばれ、親子は引き離される。
生まれながらの悪女に強烈な目力のロレッタ・ヤン
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.4

パキスタンで暮らす口のきけない少女。
願掛けで訪れたインドから帰る途中、母親とはぐれて迷子に。
敬虔なヒンドゥー教徒でお人好しのサルマーン・カーンに助けられる。
宗教を超えた愛の越境ロードムービー。
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チャイナ・スカイ(1945年製作の映画)

3.3

ゲリラに確保され、中国の病院に入院中の日本軍大佐。
医療関係者を利用し、日本軍の攻撃の手引きをしようと画策する。
自己中心的な院長の妻に終始イライラ。
ゲリラのボス役アンソニー・クインがお茶目で良いキ
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暗闇の抵抗(1943年製作の映画)

3.5

不治の病にかかったフランス軍兵士。
家族や仲間のため、一度は諦めていたナチスへの抵抗運動を再開する。
自由のためなら個人の犠牲も厭わない。
戦争は人を変えてしまうが、根底にあるものは変わらない。
4年
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秘密警察の罠(1941年製作の映画)

3.9

表向きは政治に無関心な考古学者。
裏の顔は反ナチの逃亡を手助けするスパイ。
二面性が面白く、煙と共に消えるクールなラスト。
4年前の鑑賞記録で内容はうろ覚えだが、Filmarksに追加登録されていたた
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爆撃手の月(1943年製作の映画)

3.2

敵の攻撃を受け、捕虜収容所に送られた米軍のパイロット。
出会った仲間と脱獄の計画を立てるが、潜伏していたスパイの裏切りに遭う。
67分という短さで、ダイジェストを見せられているかのよう。
脱獄自体は割
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爆撃下の通信回線(1941年製作の映画)

3.6

ドイツ軍の爆撃で通信回線をやられながらも、大勢の聴衆に向けて情報発信を試みる通信社の男の話。
ドン・アメチーは女性に甘い二枚目半のイメージで、前半は意外とロマンスやコメディの要素も盛り込まれている。
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ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

4.4

【再鑑賞】
ニューヨークで謎めいた少女ジェニーと出逢った貧しい画家。
肖像画を描き才能を開花させるが、会うたびに数年単位で成長する彼女には秘密があり…。
モノクロに普遍的な美が存在するからこそ肖像画と
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アンナ・クリスティ(1930年製作の映画)

3.5

【再鑑賞】
幼くして別れた船乗りを父に持つ娘。
15年ぶりに酒場で再会を果たす。
親子の微妙な距離を縮める途中で、遭難していた荒々しい男に求婚される話。
グレタ・ガルボの初トーキー作品。
第一声「ウイ
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その男ゾルバ(1964年製作の映画)

3.8

父の遺産である炭鉱を再開させるため、クレタ島へ赴いたイギリス人作家。
道中ゾルバという男に出会い、採掘場の現場指揮として雇う事に。
常に他人を思いやり、自分に正直に生きるゾルバ。
陽気で豪快な笑顔を見
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華麗なる週末(1969年製作の映画)

3.3

20世紀初頭、町で最初に自動車を購入した牧場主。
葬儀で留守の間に、使用人と孫の少年が新車を勝手に借りて旅に出る。
娼館や黒人の家に寝泊まりしたり、保安官に逮捕されたり、競馬に出場したり。
スティーヴ
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.9

娼婦の街へ異動になった新米警官。
独断でガサ入れしたのをきっかけに職を失うが、娼婦の稼ぎ頭イルマのヒモとして生計を立てていく。
X卿という架空の大富豪との二重生活。
一見うまく回りそうだが、誰も儲から
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

ロンドンで静かに暮らす脚本家アダム。
執筆作業のため昔の自宅を訪れると、交通事故死した若い両親が現れる。
家族との時間を取り戻し、隣人の恋人もでき充実した日々を過ごす。
ラストには予期せぬ秘密を観客に
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

1980年代、プロレス界を席巻したフォン・エリック・ファミリー。
元世界王者の父の厳しい教えのもと、プロレスラーとなった兄弟たちの物語。
やや実話と違う部分もあるが、呪われた一家の悲劇は観ていて辛い。
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.5

占いにより政を行っていた平安時代。
陰陽寮の学生だった若き安倍晴明は、後に友となる貴族の源博雅と出会う。
学生の殺害事件の解明に乗り出すが、やがて平安京全体が呪で覆われていく。
と言っても良くも悪くも
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.1

東西の冷戦下。
陰謀論を信じるアメリカ司令官により、ソ連への核攻撃命令が下される。
R作戦を止める術もなく、対抗措置であるソ連の皆殺し装置も作動し…。
一人の軍人から多数の権力者まで、狂った思想が暴走
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