アレカヤシさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アレカヤシ

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オルフェ(1950年製作の映画)

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「神話や伝説は、時代や場所を超越したものである」 オルフェウスの話は確かにナギナミの話ととても似ていて不思議だけれど、この映画、神話をつかって、作者がほんとうに描きたかったことは、(叶わぬ恋)(恋とい>>続きを読む

ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実(1972年製作の映画)

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麻薬やいろいろ困難はあったが、最後になんたらホールで歌って主人公は成功した人生でした、という終わり方の映画でしたが。強引な感じがしました

月山(1979年製作の映画)

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モリトンの本を読んで大分経つので忘れてしまってる。位置、自分が立ってる位置のこと、ルートの話が印象的だったはずだけど、映画では描かれていなかった。路線バスの車掌さん。映画撮影時には廃れていたものだろう>>続きを読む

秘密(1999年製作の映画)

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年とったほうが若返ったほうに見棄てられるというのが、とてもほんとうらしかった。

恐怖分子(1986年製作の映画)

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「君の文章の中には君がいる 昔の君が」
人物のつながりのゆるさが、リアリティーを感じさせるけど、だんだんつながってしまっているみたい。
古い日本の映画をみてるみたいでいい感じ

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

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二人の関係が変わっていくところ。はじめ、ルイーズが姉、テルマが妹、のようだったのが、途中で逆転し、最後に対等になっていく感じ。
女男の問題を別にしても、
社会からはぐれてしまったものたちは、もう、飛び
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

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(自分)を描いているようだけど、よく分からない。むずかしい。
あたしからみると、かたちんばにも見える倫理観も。

ばるぼら(2019年製作の映画)

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(俺の人生も仕事も 無にかえるんだ)

シュニッツラーの夢奇譚=アイズ・ワイド・シャットみたいなシーン、手塚治虫の漫画にもあったっけ? はるか昔に読んだけど、思い出せない。やっぱり原作のほうがよかった
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

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人工音と自然音が混じり合うところ。
人間の足音は自然の音?
私が生きているのか?
私の時間、宇宙の時間。

スモーク(1995年製作の映画)

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ポール・オースターと思えなかったよ?

スローダウン、ゆっくり眺める。

五千ドルぐるぐる未来へ。

「嘘をついて 物を盗んでいいことをした?」 
「彼女を幸せにした」

(秘密を分かち合えない友達な
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

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「子供時代はまるで 喉に刺さるナイフ 容易には抜けない」 
緊迫感がずっと続く。
宗教、宗教だけでなく、人間は恐ろしい、人間だけが恐ろしい。
憎しみ、違った考えの人。
何でか分らないけど命をつないでい
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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暗号みたいな文字の置き換えがすごくいい。アトス、ヴィヴィカ、トゥーリッキとのつながり。
トーベ・ヤンソンの(スクルット)に対する思いが描かれているかと思ったけど。

ホテル・ワルツ(2007年製作の映画)

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アッスンタの言ってること、虚構。どこまで本当のことなのかわからない。お金・権力・名声じゃない、人生に必要なものを言いたい知りたい

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

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確かに口ずさむのはいつもコーラスの部分なのです。いわれてはじめて気がつきました。
人間の声のすごさを感じさせてくれる。
歌に魂を、愛
クラウディア・リニア!

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

生まれた時代
生まれて死んでいく繰り返す
さよならだけが人生だ

映像は安っぽくつくりもので全然よくないが、(月光)はいいと思った。

男男、女女、男女、自由性

もし僕が待っているとしたら、それはこ
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蜂の旅人(1986年製作の映画)

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少女
  どこでも ここでない所へ
  私は過去がない
  私を出発させて

またスピロだった。どうやらスピロ、スピロスというのは作者の分身のようだ?
そして、繰り返される少女とおじさんというのは作者
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エレニの帰郷(2008年製作の映画)

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10~15分位みていると、「エレニの旅」のエレニとスピロスとは同じ名前だけど、別の人格だということがわかってくる。何故同じ名前を使っているのか、という疑問はしばらくみていくと気がつく。全部、冒頭の言葉>>続きを読む

エレニの旅(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

流浪の旅
「私は難民です いつどこへいっても難民です」 夜も一人、昼も一人

スピロスの死、ニコスの死、ヤニスの死、ヨルゴスの死。アレクシスは慶良間島で死んだのか。

ゆっくりゆっくりひいていく印象的
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

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2人とも勃ってるみたいだからいい

家族の灯り(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

貧困・善悪・誠実・愛。日本人の私には真から理解するのは難しいのかもしれないです。キリスト教
私を捨てることができれば─
★苦しみと至福は表裏★
「悪天候は一生続く」
「どの人生も同じだ」
「我々が生ま
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

演劇的な、コメディタッチの雰囲気から、だんだんシリアスになっていくところが妙にgood。はじめのほうで見える、庭が印象的。特にきれいに剪定されているフェニックス。最後のところで二つのカップルの類似が、>>続きを読む

ゴースト・ストーリー(1981年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

肉が落ちて骨だけになって浄化される、というイメージ。美しい雪の風景、そこにある尖塔。エバは、創世記に出てくる人類最初の女。これは、男の側から見た世界を描いた映画。男が感じている、女に対する神秘、恐怖を>>続きを読む

かくも長き不在(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間の欲望の凄まじさ
生きていることの苦しみ

アニエスの浜辺(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

饒舌な人
「思い出がハエのように私の周りを飛び回る すべてを思い出したくない」
「思い出とはハエと同じ 飛び回るかけら」
ジャック・ドゥミ
二人の私

Mの物語(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

偶然。偶然なのか。夢。ジュリアンの夢から二人の夢になって、マリイの夢で終わる。死者の夢、という観念がおもしろく思いました。

BGMがないのがとてもいい。
ジュリアンが時計の振り子をとめる。時間。
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樹の上の草魚(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

半陰陽。薄井ゆうじの小説はずっと以前に読んでたが、映画は見てなかった。今から見ると、バブル以前の雰囲気のような街並みが見えますが、97年の作品?役者の皆さんが演劇的な?妙に空々しい演技でびっくり。 本>>続きを読む

秘密の儀式(1968年製作の映画)

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ミア・ファロー、サイコティックな妖精。
シシー・スペイセク、シェリー・デュヴァル、ミア・ファローは◎∞

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

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自己犠牲は人間にとって最も美しいもの 

戦争時であろうが、災害時であろうが。

それによって他の人たちを生かすことが、意味のない事だとしても。

人生には意味がないからこそ、逆に、自己犠牲は輝きを増
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ポール・ボウルズの告白(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「著者は作品に自分を出すべきじゃない。自分が顔を出してしまったら・・・・ フィクションの一部になってしまったら  作品が弱くなる」
「何も文句を言われる筋あいはない。だがある人たちは、創作し続けなくて
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パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ(2008年製作の映画)

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黒白の映像は植物の緑の生々しさを緩和してくれる。死の朗読。パティ・スミスは最後のビートみたいだ。 詩は死なない、人類が滅亡するまでは。M Trainからみれば、まだ若いパティ・スミス。ボブ・ディランや>>続きを読む

オレゴン大森林/わが緑の大地(1971年製作の映画)

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チェーンソーはマッカラー。一本の縦裂けによって一家はばらばらになるが、それ以前から兆していた。男尊女卑。旧来の家族観の限界。日本でも昔はやっていたという木流しをフィクションだけどみれてうれしかった。い>>続きを読む

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「親指がおかしい 血の巡りが速すぎる」
ウォッチタワー、ブードゥーチャイル
英国風ユーモア?ジェントリー 
笑顔少ない
黄金の60年代のおわり。(人類の)青春のおわり。

コンタクト(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公は科学者だから実証主義で、存在証明のできない神は認められない、という考えだったが、自分が経験した一秒間の宇宙旅行も証明できないが、体験した確たる実感があるというところ。そのジレンマ。最後に、一秒>>続きを読む

悪童日記(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間の醜悪さは、この星の生き物の中でもずば抜けている。
それでも生きようとする意志の不気味さ。
美しい生き物は有利ではある?

赤い橋の下のぬるい水(2001年製作の映画)

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おばあちゃんが茶碗を落とすと、おうむも食べ物を落とす。
「考えなくなったら、もうそいつは人間じゃないぜ。でも、最期の最期は神様が決めるんだ」

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

音楽がうるさい気がする。
本能・理性・生活。信仰の嘘と愛。
リョービンの兄の連れ合い。娼婦を差別するところ、新潮文庫で読んだときにはそんなに印象に残らなかったが、この映画では気のせいか強調されてる気が
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