mkさんの映画レビュー・感想・評価

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

アホなことやってるけど、ただのおふざけ面白映画で終わらず、本質を突き、なんだかんだで観客の心に深く刺さる みたいな映画(クレしんetc.)が大好きなので、面白かった。

正直、何度か欠伸もしてしまった
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.7

タランティーノ映画の中では、微妙な方だという所感、、 絵面は面白いし、お得意のスプラッター表現が充実してて良いんだけど、刀系のグロ表現があまり好きでないのもあって、私のテンションのピークは序盤のキッチ>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

面白かった!サクッと観れて満足感がある。コメディ系のゆるいファンタジー映画かと思いきや、世界観とか衣装が意外と凝っていて、ワクワクする。結構ハラハラさせられるシーンも多く、見応えのあるファンタジー映画>>続きを読む

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.7

大体の定番クリスマス映画は見尽くしてしまい、今年はお気に入りのエルフを観ようと思っていたけど、配信になかったので、クリスマスと検索して引っかかったこちらを。

毎年観たいと思うほどではないが、そこそこ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

面白かった〜!
タイムループモノって、大体後半でマンネリを感じて、観始めたことを後悔するわけだけど、これは最後まで楽しく観れた。既にやり尽くされた感のある手法の中で、目新しさがあって面白い。ただラスト
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

テンポ感が良くて、冒頭少しだけ観るつもりが、いつの間にか最後まで見てしまった。

面白い!!正直、YA小説の映像化って、あまり力を入れて作られてるイメージがなく、わざわざ観るほどでも、、という所感だっ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!けれど、大傑作「ローグネーション」を超えるほどではない、というか、あの作品で感じた先進的な要素はほぼなくて、あるのはアクション映画としての面白さのみ。いくつか気になる点はあって、1番はイル>>続きを読む

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

4.0

目黒シネマで鑑賞。沖田監督が全編ホームビデオで撮ったという貴重な作品。特に今回は舞台挨拶付きだったので、直後に出演していた演者ほぼ全員が目の前に現れ、とても新鮮で不思議な気持ちだった。

演者の方は実
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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

4.5

久しぶりのfilmarks投稿。4月から社会人になり、労働がキツいとは特にないけど、なんだか映画に時間を割く気になれず、、

気になる映画は映画館に観に行ったりしてるけれど、感想を書いたり読んだりして
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生きる(1952年製作の映画)

3.9

誰もに突き刺さる普遍的なストーリー。脚本も志村喬の演技もさすが。風刺も効いている。特にお通夜のシーンのセリフ回しが印象的。リズミカルでコメディタッチなところと、間を大事にしてるところのそのバランスがい>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

バスケというと、幼い頃のトラウマで嫌悪感があったのだけど、最近、強制的にバスケをやらされる機会があり、その試合中のBGMとして、スラダンを流してる人がいて、、その試合を機にバスケへの嫌悪感も拭われてい>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

3.6

アニメ版は未見。百合アニメを観たかったので。

なんかすごい映画。
世界観が独特な上に、メタファーが多かったので理解が追いついていないところも多々あるのと、そもそも人物関係を把握しないまま観進めてしま
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いとみち(2020年製作の映画)

3.7

面白かった!方言話者同士の会話シーンは何言ってるのか殆ど分からず外国語映画のよう。東京育ちの私からすると、方言の馴染みがないので新鮮であるし、日本語も奥が深いなと思ったり。不思議な感覚だった。

三味
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.8

医師の行いは偽善ではないと思う。主人公が「これでも僕は人間なんだ!」と叫べるようになったのだから。でもすごく難しい問題。実際、この映画に対する感動も偽善かも…とか思ってしまうし。

もし自分が主人公の
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

ベスト入りするほど、琴線に触れるとかではなかったけれど、普通にめちゃくちゃ良い映画だった。どんなラストを迎えるんだろうと思ったけど、落とし所も上手い。
やっぱり、音楽っていいなって思わせてくれるし、私
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

-

アナーキー映画の最高峰。ラストのシーンが気持ち良い。

途中で観るのをやめてしまって、1年以上経ってから再開したから、ちゃんと大筋を捉えられておらず、大した感想は思い浮かばないけど、ちょっと難解だった
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

鑑賞から1年経ってしまい、あまり内容を覚えてないけれど

今もなお蔓延る家父長制が生む現象たち、、韓国と日本はすごく似てるなと思うけど、この問題を直球で批判し、訴えかける作品が生まれ、ヒットして映画化
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.7

あらすじを読まずに観たので、こんなに重たい内容だとは知らず、、普段のブリー・ラーソンは快活なイメージが強いので、明るく振る舞っている彼女が実は…という役どころが、演技が上手なだけにリアルに感じてしまっ>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.9

フェイブルマンズを観る前に、未見のスピルバーグ代表作は観ておこうかなと。一作目はこんななんだという衝撃。でもジョーズやジュラシックパークのハラハラ感につながるものがある。すごく単純なストーリーなので飽>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

3.6

大学のメディア図書館にて。前に予告を観て面白そうと思っていたのと、最近、所謂テオレマ的なストーリーの映画をよく観るので鑑賞。

ストーリー自体は割と単純なはずだが、全編通して観てみるとよくわからない映
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.8

あらすじを読んだだけでも面白そうだなと思ったけれど、予想以上に劇中の設定が面白く働いていた。

めちゃくちゃオタク映画!オタクが世界を救う話が嫌いな映画好きはいないだろう。煩わしいドラマはなくて、サク
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.8

物語もセリフも哲学的であるし、神学できずなセリフは余計に馴染みのないものが多く、映画の速度でセリフが頭に入っていかない。説明的ではあるので、その都度停止したり繰り返し観たら深く理解できそうな映画ではあ>>続きを読む

野いちご(1957年製作の映画)

3.8

ベルイマンの映画、TSUTAYAにも配信にもどこにもなくて困ってたら、大学のメディア図書館にあった(卒業間際なのでギリギリセーフ)。

夢のシーンとかはゾクゾクする不気味さもあるが、先に観た「第七の封
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.9

たまたま再生されたファスト映画をあろうことか最後まで観てしまったものだから改めて観る気になれなれず、やっと観た。当たり前だけど、10分に要約されたものと本篇とでは、大違い。この映画の雰囲気がとにかく良>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

4.0

良いサスペンスだった、、!面白い!

先生が小説に傾倒して共犯関係になっていくハラハラ、実際の出来事なのか脚色なのかわからないハラハラ。とにかくハラハラするけど、不快ではなく、続きが気になって仕方ない
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

シュールでアバンギャルドで、すごくフランス的?なアニメ。どこをスクショしてもアート作品になりそうなくらい1シーン1シーンがアート。音楽も独特。そして、人間の描かれ方がどこか虐めたくなるような作画で、ア>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ好き!そして面白すぎてゲラゲラ笑ってしまった。今までに見たことない素晴らしいアニメ。これまでのピクサーとはまた違う作風で新鮮であったし、共感度も高いアニメだった。アジア系女子がメインキャラ>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

ちょっと気持ち悪い映画。
家庭教師(松田優作)と生徒との距離が近く、序盤は小児性愛を疑うほどに、セクシャルな雰囲気が漂ってて、『テオレマ』を彷彿させる。それに限らず、登場人物全員が独特で、会話も行動も
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

感想が難しい。この映画のメッセージ、わかるような、わからないような。この映画は…面白いのか…?みたいな、モヤっとした感じで終わった。不完全燃焼。

『未知との遭遇』のような、『メッセージ』とかドゥニが
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あん(2015年製作の映画)

3.7

樹木希林の演技がさすが。心に響く独特な演技と時々挿入されるキラキラとした自然描写が相まって、何気ないシーンに心が揺さぶられる。

反面、ワカナ役の俳優が英語訛りかつ上品な話し方をするものだから、劇中の
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

アニャ・テーラー・ジョイがすごい!演技が上手いだけでなく、歌もダンスも器用にこなす。

しかし、シスターフッド流行りに乗った映画だと思って結構期待していたのに、少し違っていて大変に残念。フェミニズム映
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

後半、就職が決まったあたりからの展開が良かった。

「私たちはね、もっといい加減に生きてんのよ」

本作では元ヤクザだったけど、ヤクザに限らず、見た目からはわからないその人のマイノリティ属性って、ある
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.9

面白かった!フェリスがあざとい、、!千葉雄大とかで日本版リメイクしてほしい(ほしかった?)。ずる賢い子供と大人の攻防が私は大好きだし、クオリティもさすがホームアローンの脚本家!第四の壁を越える演出も良>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.9

すごく鮮明なのにモノクロ。なんだか新鮮だった。音響も良い。これが配信オンリーの映画だなんて信じられん。

面白かったけど、難しい映画。多くの暗喩が使われていて、わかりやすいところでいうと、クレオが流産
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.1

すごくエポックで、ヒーロー映画におけるマイルストーン的な映画だと思う。
まず、とても多様性に溢れていて、インクルーシブで、ヒーロー映画としてあるべき姿に感じられた。MCUのような大作ヒーロー映画は、子
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.8

ドランの映画はあまり好みではないけど、どうしても観たかったので、何回かに分けて最後まで観た。

映像を自由自在に操っていて、演出の思い切りの良さといい、斬新さといい、表現したいコトを映像で表すセンスと
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