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生きるのmkのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.9
誰もに突き刺さる普遍的なストーリー。脚本も志村喬の演技もさすが。風刺も効いている。特にお通夜のシーンのセリフ回しが印象的。リズミカルでコメディタッチなところと、間を大事にしてるところのそのバランスがいいなと思った。

ここからは自省などをグダグダと。
自分がもし余命宣告をされたら、何をするだろうか、何を後悔するだろうか、どんな考えの変化が起きるのだろうか。惰性で続けていたことを止めて、主人公のように頑張れるだろうか。こればかりは、そうなってみないとわからない。

自分だってやる時はやるし!と思うけど、それは相手の成功という結果を見たからであって、結果のわからない未来に向けて行動に移すハードルって、本当に難しい。けど、行動に移す前は、ただやってないだけと感じてしまう。

話がずれるけれど、前に短期のバケットリストを作った。やろうと思えばいつでもできると思っていたら、1年以上経つのに半分くらいがまだ残っている。理由をくっつけて、自分がやってないことを正当化してしまうんだけど、そんな自分にうんざりして、でも結局は後回しにして、の繰り返し。

もうすぐ社会人になる。死んだように働くというのは凄く嫌だ。ホワイトさに惹かれて公務員も考えたけど、やっぱりルーティンワークでない、クリエイティブな仕事がしたくて、今の会社を選んだ。とはいえ、仕事に対してどうやりがいを見出すか、イキイキと働くかは結局自分次第であるし、惰性で仕事をする人にならないようにしようと心に刻みます。
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