三四郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

三四郎

三四郎

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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

2.5

クリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ。
ヒュー・グラントみたいな顔に生まれたらモテてモテて困っちゃうだろうな笑
アラン・ドロンの切れ味鋭いナイフみたいな美男子よりも、恐らくヒュー・グラントや
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四十二番街(1933年製作の映画)

4.8

🎼笑いと涙が交錯する街🎶
幕開けから粋でキザでかっこいい!🎷
もうワクワクが止まらない!🎹 🎺

電話電話電話、皆口々に「ジュリアンが演出する!」と言い、電話交換手のお嬢さん「私に教えてくれてんの?」
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9か月(1995年製作の映画)

1.0

ヒュー・グラントとジュリアン・ムーアが出ていれば楽しめるだろうと思って観たら…。
当時、既に二人が有名だったかは知らないが、この美男美女が出ていてこんなB級映画を作るって…、脚本が悪いのか監督が悪いの
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四人目の淑女(1948年製作の映画)

3.9

「日本も人間もいっぺんすっかり裏返しになったのじゃございませんか」
お金は醜いね。
しかし不思議でもある。GHQ占領下にもかかわらず、戦前にノスタルジーを感じるような作品をよく上映できたものだ。

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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

1.0

子供の頃、絵本の『ワニのライル』シリーズが大好きで、よく母親に読んでもらってた!ちょいと実写のライルは可愛げなさ過ぎて…笑
アニメ映画にしてほしかったなぁ。歌はなかなか良かったけど。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

1.0

「国家」があるということがいかに大切か、いかに幸せなことか。
異国にいるとなおのこと「日本」に郷愁を感じるものだ。帰るべき場所があるというのは本当に幸福なことなのだ。
そう思いながらこの映画を観ていた
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君がいた夏(1988年製作の映画)

1.0

タイトルに惹かれ、さらにDVDパッケージに写っているジョディ・フォスターという女優さんが美しかったので借りてきたが、つまんなかったなぁ笑

アメリカらしい青春ものなのかもしれないけど、きっと映画にする
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花つみ日記(1939年製作の映画)

4.1

久しぶりに良い映画を見た。心を丁寧に丁寧に描いた映画だ。
吉屋信子らしい女学生もの、Sものと言ってもいいだろうか。おそらく原作も純情かつ繊細で傷つきやすい少女の心をうまく描写しているのだろうが、映画に
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愛より愛へ(1938年製作の映画)

4.8

誰だって夢を見てる時に夢だと気づきはしない。
テンポよし歯切れよし科白よし。松竹蒲田・大船調を確立した島津保次郎監督の名作の一つ。
妹・高峰三枝子が兄・佐野周二のアパートを訪ねた際の洞察力表現の描写と
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麦秋(1951年製作の映画)

3.8

大学1年生の時の感想。
〜子供を見ていると、昔の子供の方が子供らしく生き生きしている。いや、むしろ生意気だ笑 しかし今の子供は大人びていて生意気だ。
1949年の『晩春』では、原節子の父親役である笠智
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晩春(1949年製作の映画)

3.8

大学1年生の時の感想。
〜最近ハリウッド映画ばかり観ているが、日本映画も美しいなぁ。言葉遣いが綺麗で景色が美しい。すべてが落ち着いていて時間がゆったりと流れてゆく。〜

再見しないとなぁ。

東京暮色 4Kデジタル修復版(1957年製作の映画)

3.0

明子死んでしまったのか…。
姉の孝子が「あきちゃん、淋しかったんです」と母親を知らず育った妹を想う。
父親は母親にはなれないし、母親は父親がわりにはなれない。両親揃って子供に愛情を注ぐのが一番。なかな
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秋刀魚の味 デジタル修復版(1962年製作の映画)

4.6

5年前に観た時はなんとも思わなかったが、今見返してみると…いい話だなぁ。
杉村春子の父親を見つめる表情、演技に哀切を感じた。そして、かつての教え子が立派に成長し偉くなっているのは嬉しいだろうが、暮らし
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

「トンネルを抜けるとそこは雪国であった」
たしか川端康成の小説『雪国』に「そこは」という言葉は無いよね?
でも、この映画の科白には「そこは」があった方が良いなと思った。

私が大学時代に読んだある本に
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ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

4.8

さすが名匠ウィリアム・ワイラー監督…と唸らされる。

非常によくできた善悪二元論の戦意高揚プロパガンダ映画。
この映画の舞台はイギリスだが、当時のアメリカ社会の問題点を指摘し、銃後の人々のあるべき姿を
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風雲のチャイナ(1933年製作の映画)

4.8

バーバラ・スタンウィックはため息が出るほど美しい。キャプラ監督はアカデミー賞を狙ったこの映画のヒロインにどうしてもバーバラを起用したかったのだろう。その気持ちよくわかる。まさに適役。

中国人男性とア
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素晴らしきヒコーキ野郎(1965年製作の映画)

1.0

長くて疲れた笑
ロンドンーパリ飛行横断レースの知らせを受ける各国の反応が面白い。

フランス:裸体の女とそれを描く画家が映り、その裸体の女をじっくり上空から見ながら操縦するヒコーキ野郎。
ドイツ:角付
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.5

資本主義=希望すなわち「資本主義万歳!」の意味が多分に含まれているが、この邦訳タイトルが素晴らしい。
ドイツ語の原題は"Das schweigende Klassenzimmer"(沈黙の教室)だ。
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ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

3.5

スポーツ映画は感動するなぁ!
ボート競技の花形“エイト“なんて全然興味がなかったが、やってみたくなった!笑
観戦してても面白そう!

中世の街並みを残すドイツの大学都市テュービンゲンを旅行した際、ネッ
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キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003年製作の映画)

2.5

動物実験を止めさせるために化粧品会社と戦う…いや、法律を変えてしまおう!という安易なブロンド娘。

動物愛護団体ねぇ。「可哀想」という感情だけで行動するのはどうかと思う。実際、ハーバード大学を出たリベ
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

3.0

1928年から1971年、古き良きイギリスの夫婦の物語。

それにしても、イギリス人はドイツがお嫌い。イギリス紳士がよく言う言葉がある。
「ドイツ人はどんな小さな過ちも犯さない。犯すのは最大級の過ちだ
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

2.5

40歳のシングルマザーが16歳年下の男性アイドルと出会い恋に落ちるという夢物語。
最近の有名なハリウッド女優をよく知らないから見当違いなことを言うかもしれないが、Amazonのオリジナル映画にもアン・
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ベルンの奇蹟(2003年製作の映画)

3.0

再見しないとなぁ。
帰還した父親がなかなか家族とうまくいかないこととワールドカップでのドイツ優勝が描かれていたことは記憶にあるが、細部はすっかり忘れてしまった。

中学3年の時にワールドカップでサッカ
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

1.0

フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵、キザでかっこいいじゃないか笑
しかし、バロン以外のキャラクターの絵が微妙で物語もつまらなかった…。
エンディングで流れた歌は聞き覚えがあったから、当時はそれなりに
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白銀は招くよ!/ザイラーと十二人の娘(1959年製作の映画)

1.0

ビックリするほどつまらなかった笑
唯一ワクワクさせたのは、冒頭のUFAマーク!
1959年公開の西ドイツ映画もUFAが作っていたのかと感激!
しかし、内容は酷かったなぁ。ザイラーとメートヒェン12人の
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婚約三羽烏(1937年製作の映画)

4.7

百貨店に採用された佐野周二、上原謙、佐分利信のイケメン松竹三羽烏が同店の社長令嬢高峰三枝子にのぼせ上がり恋の鞘当てを繰り広げる!

青年三人に気のあるそぶりを見せつつ実は…。この男心を弄ぶ令嬢役は、高
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家族会議(1936年製作の映画)

4.7

素晴らしい!この作品の演出は見事だ。この作品を観て何故島津保次郎監督が偉大と言われているかがわかった。これを観たのをきっかけにもう一度『婚約三羽烏』『浅草の灯』『朱と緑』を観直すと、1回目に観たときよ>>続きを読む

快感旅行(1972年製作の映画)

4.7

もうどうにも止まらない!
最高に面白い!感情を吐露する和歌、文語体の言い回しで盛んに流れるナレーション!!ところどころ名歌も入り風流なのかそうでないのか笑

森田健作の台詞にあった「思い込んだら命が
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虞美人草(1941年製作の映画)

4.8

この物語で最も大事なのは藤尾が持つ「金時計」だ。
子供の頃から藤尾は金時計を玩具として遊んでいた。宗近君はこの金時計が欲しかった。藤尾の父親と宗近君の父親は、将来宗近君にこの金時計をあげれば、藤尾もつ
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喜劇 逆転旅行(1969年製作の映画)

4.7

瀬川監督の旅行シリーズの中で一番好きな作品!
お料理教室で美人先生から習ったことを家に帰り復習するフランキー堺。一人二役で自分自身と美人先生を演じるが、どんどんエスカレートしておきまりのお熱い妄想へ突
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柿の木のある家(1955年製作の映画)

4.5

とっても心温まる名作。笑えるシーン満載なのもまたいい。
次に来る展開が読めていても、あるいは、ココ笑いどころですよ、といった演出でもやはり笑ってしまう。そんな爽快な作品だった。

最初は怖い奥様だった
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日本人 明治篇・昭和篇(1938年製作の映画)

2.0

ラスト一瞬、高峰三枝子の横顔が映った!あの美しい横顔のアップはきっと彼女だと思う。
全篇観られず、断片的。戦場シーンが多い。

プリシラ(2023年製作の映画)

1.0

スクリーンに“GAGA“のマークが出た時から期待はしていなかった。
どうも“GAGA”配給の映画とは相性が悪い。大変失礼ながら、“GAGA“のマークが出ると、予告は派手だけど中身は単純な安っぽい映画と
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D3/マイティダックス(1996年製作の映画)

4.8

🏒8歳の頃、テープが擦り切れるまで何十回も繰り返し繰り返し観た作品!アイスホッケーに目覚めたのも、上達する為のヒントを教えてくれたのも、すべてこの映画だった。🥅

『飛べないアヒル』シリーズの中でも一
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.5

素晴らしいね!超豪華オールスターキャスト勢揃い!
日本映画の未来はアニメにあり。
何と言っても日本人の心をくすぐる、そんな傑作だ。

幕末・明治維新から戦前・戦中の謎まで、この時代にスポットライトを当
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舞姫(1951年製作の映画)

4.7

美しいなぁ、綺麗だなぁ、高貴だなぁ
映画の冒頭から高峰三枝子を眺めながら一人溜息をつき恍惚としていた。色香漂い落ち着きがある、和服姿がまた絵になる。

川端康成の作品を映画化したようだが、素晴らしい出
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