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オペレーション・フォーチュンのSSDDのレビュー・感想・評価

3.6
◼︎概要
ウクライナから100億ドルに相当するものが盗まれ、兵器商人の手に渡る。
MI6は腕利きだが非常に高額の経費のかかる男をリーダーに二人のエージェントを付け、奪還に乗り出す。同じ頃、同政府から請け合いを受ける他の人物のチームも動き出しており、現場は混乱に満ちていく…。

◼︎感想(ネタバレなし)
ガイリッチー監督とステイサムのタッグと言えばなかなか期待値が高いが…リボルバーという終わり方が意味不明なハードボイルド作品もあるため期待せずに視聴。

うーん…なんだろう全然悪くないんですが、いつもの会話の間やシュールな笑いがなかったような…。キャストの問題かもしれませんがあまり没入感を得られず、いつもの点と点が繋がってあらゆる組織が最後にぶつかるという感じを感じ取れなかった。

結構重要ポジションがあまり好みではない演技力だったから海外ドラマに豪華キャストが出演くらいのトーンに感じてしまったのかもしれません。

しかしガイリッチーらしいカーアクションやチェイス、ステイサムのキレのあるアクションと独特のボイス。ヒューグラントの憎めないキャラなど見どころはいっぱい。
ヒューグラントは特にラブコメの覇者、すっとぼけた演技は流石です。

お正月感のあるもの二連発。
次は何観ようか…ドープなのがそろそろ欲しいけど。











◼︎感想(ネタバレあり)
・ジョシュ・ハーネット
うーん…映画スター役ということでしたが最近気づきましたがこの人最近いい役回りもらってる印象ないかも…。
特段重要ポジションできたがヒュー・グラントに喰われてしまったか存在感を感じず…結構ステイサムと共演なんて楽しみにしてた分ガッカリ感はありましたね。
見せ場のカーチェイスもなんだか今回はカメラワークが微妙でした。

・直近の作品と比較してしまう
スパイ物だとコードネームuncleが俄然良作だったこともあり、比較してしまう。
個性の作り方は大人数を出しても魅力的にみせるのがガイリッチーですので、今回も多分に漏れず素晴らしいのですが少し物足りなさもありましたね。
やはり強烈な個性キャラは映画の中では必須なのでぶっ飛んでるのは楽しめますね。
その点ヒュー・グラントは演技含めていい役回りでした。

・総評
悪くはないしガイリッチーらしさがあったけど、彼の作品群の中では埋もれてしまう感じがありました。
なかなか既存のスパイモノというテンプレートでは何本も良作は難しいものですね。
とはいえ豪勢なキャストに、カーチェイス、手抜きのない大道具に小道具などガイリッチー流石と言わざるを得ない作品でした。
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