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MEMORY メモリーのSSDDのレビュー・感想・評価

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)
3.5
◼︎概要
記憶障害を引き起こし始めた殺し屋は引退に最後の仕事を請けるのだが、男は契約を破棄してしまう…。

◼︎感想(ネタバレなし)
リーアム兄貴もすでに70代とアクションが出来ているのが奇跡としか言いようがない。

今回は記憶障害を患う殺し屋だが、演技を見ていて胸が苦しくなるほど老け込んだ兄貴。やはりそろそろ映画からは幕引きだろう。

本作はストレートな暗部を描きながら淡々と進むクライムサスペンスで、物悲しいピアノが似合う。
少しあっさりとし過ぎている印象はあるが、今のリーアム・ニーソンだからこその映画とも言える作品でした。

個人の信念と正義や社会秩序に対してを問う作品ですが、私は悪くなかったです。











◼︎感想(ネタバレあり)
・どのタイミングで死ぬのか
主人公の死は確定しているとしてどのタイミングで死ぬのか、まさか刺客から身を守った後に銃殺は意外でしたがあっさりと死ぬ表現は評価できました。

・地味なツイスト
丁寧に証拠があっても起訴しないという上層部の意向を描いて、最後に法を超えて処刑するのかと思いきや…メキシコの捜査官が暗殺するという地味なツイスト。
暗殺方法がカルテルぽいのも、捜査撹乱目的かなと思えるのも地味に嗜好がありましたね。

・総括
全体的におじいちゃんになったアニキの名演が、リアル過ぎて悲しみを感じる。
役者業もアクション俳優としての知名度から、どうしてもアクション物になりがちなアニキですがそろそろ引退作が出るのかなと…寂しいものですね。
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