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オッペンハイマーのlabyrinthのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.2
アメリカのプロメテウス・・・・・

今回は映画、長過ぎて超長文になりそうなので、記憶に残る物をピックアップにしました。

アカデミー賞勝ち取った作品は、私にとって毎回理解に苦しむか、特殊な表現、難しい作品が多いイメージ。今回の作品は実話でもあって、流れは解ってましたので、大丈夫でしたが・・・・・ほんと、字幕読むのが大変なぐらい言葉攻めに思える多さにプラス、重要人物の多さと!登場人物1人1人の発する言葉を聞き逃さないよう(個人的感です)ついてくのに大変でした。(特に聴聞会)

ストーリーが進む間、間に、ちょいちょい映像や音、ズシン、ズシン、足踏み音と爆弾を想像させる映像『波・粒・炎・水溜まりに落ちる雨の波紋など』・・・これは、怖く感じました。

爆弾の実験シーンで成功した時に全員が成功を喜び、
実際に敵地日本に爆弾を落とした後の当時の大統領も
『俺が決めて落とした』と誇らしげの顔に発言・・・・・
映画ですが、ややイラっときたし、悲しい思いが込み上げてきます。

そして、主人公の女性関係。
奥さんとなるアル中の女性と
共産党関係者の女性と
うっすら見え隠れする、ある妻との関係と
(ハッキリ男女関係は表現されてません)
心の支えとなる女性達の関係性も見所。

簡単にストーリーは、
1954年と1959年。
とカラーとモノクロで進みます。
主人公目線・・・・・
核開発に夢中時代
『科学を集結させた兵器・原爆』と、
機密保持聴聞会、商務長官任命公聴会や
情報をソ連に流すスパイ疑惑と
プラス、不倫と・・・
超ザックリストーリーです。

『世界はいつ壊れるか、壊れてしまったか・・・・・』

兵器をつくる側
兵器を使う側

科学者は作り出したもの後は、無力で意見なんて通りもしない。

主人公は、
核という撃てば戦争するきがなくなると思っていた主人公の思いは即幻へ・・・・・(純粋なの?主人公は)

そうそう『アステロイド・シティ』の映画をこの映画見てる時に思い出します。
(これは、映画みてからのお楽しみで🎵)

あと、途中、アイアンマンがいたらなぁ~と思ってしまいます。
ロバート・ダウニー・Jr.さんは、役柄に完璧、外見もなりきってて、はじめは似てる人が居るって思うぐらいです。

話を聞きに来てた市民の中で、1名女性が立ち上がって拍手してる時、その女性が被爆していく(妄想)シーンですが、ノーラン監督の娘さんでしたね。

アインシュタインやケネディがでてくるのは、不意で目が覚めました。

アインシュタインとの主人公のラストのトーク
『自らの業績に向き合った時、いつか供される日が来る』このシーンも記憶に残ります。

メインの二人は、ユダヤ人だったことは後から知りました。


しかし、オペンハイマーが、ストロードを怒らせなかったら・・・またストーリーは変わったのかなぁ~?
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