王冠と崑敏

オッペンハイマーの王冠と崑敏のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「魅惑的な新技術を思いついたら、まずそれを実現してみる。その技術が成功してから、その扱い方を議論する。原爆がそうだった」
~R.オッペンハイマー

まず最初に言っとくと…

難解過ぎて、わからねえ😖

クリストファー・ノーラン監督が大好きな複数の時間軸が入り乱れる作風で、公聴会とロバート・オッペンハイマーの人生が、核融合と核分裂、カラーとモノクロで分かれてっていう展開の…まあ、ぶっちゃけ、前半、フローレンス・ピューちゃんのおっぱいとお尻が出なかったら寝落ちしてましたよ。

まあ、わからない時は、町山智浩さんの解説動画を観るに限る💦 動画によれば、町山さんもわからない事があったので勉強して改めて再鑑賞されたそうです。動画は、観る前、観た後の前後編に分かれているので、詳しく知りたい方は其方をどうぞ。YouTubeで、オッペンハイマーで検索すれば出てきます。

さて、

個人的に思った事を1つだけ書くと、爆破実験で凄い事になってるのを体感してる訳ですよね? それでも、それを日本に2つ落とす。1つは威力を知らせ、もう1つは降伏するまで落とし続けるという警告。科学者だからどうそれを使うかは決定権がない?いやいや、想像出来るでしょ? 馬鹿じゃないんだから。いくら、後から罪悪感を感じても遅すぎやしませんか?反対派の署名も断ったでしょ?
極東にある聖書にも出てこない島国の黄色い肌をした別の生き物ならどうなっても関係ないですか? 真珠湾をアメリカを騙し討ちした卑怯な国だから制裁を加えるべきですか?実験が成功して、広島に原爆を落として、大被害が出たと知って大喜びをしている人達をどうしても容認出来ませんでした。
原子爆弾製造を成功させるという科学的好奇心が勝ってしまったのでしょうが、世界を包み込まなくても良いので、普通に想像力を働かせて欲しかったです。…まあ結局は政府に良いように利用されただけだったんでしょうけどね。

「想像力は知識よりも重要だ。知識には限界があるが、想像力は世界さえ包み込む。」
~アルベルト・アインシュタイン
王冠と崑敏

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