女優のチョ・ウンジが監督を務めたことを見始めてから知る。彼女の人望でこのキャストが集まったのならすごい。
数年新作を発表出来ずくすぶっている中年作家をリュ・スンリョンが安定感で演じる。ゲイの青年との出会い、恋に目覚めた思春期の息子、恋愛を謳歌する元妻などなど全編ライトなラブコメ風でテンポは良い。
が、①世代&性別を超えた恋の痛み、②中年男の人生の曲がり角 という２つのテーマが大味過ぎかな。あの美青年が面識も無いオッサンを「愛してる」って言うには無理があり過ぎ…けど、「色んな愛の形があって良い、恋人や家族という形に落ち着かなくても愛があればそれで良い」って柔らかなメッセージは受け取ることが出来ました。
個人的には恋に目覚めた暴走機関車のような思春期の息子(子役から成長しなんと本作では21才くらいの姿を披露しているソン・ユビン！)が主人公だった方が始終ギャグテイストで好ましかったかも。恋の痛みに息子の泣き喚く場面は見事だったな〜。
楽しめたけど…1年後には内容忘れそう…苦笑
