洞窟の作品情報・感想・評価

『洞窟』に投稿された感想・評価

1961年地中深い洞窟を淡々と探査するお話

「これまでのイタリア洞窟学はこれほど南部までは探査していない、ピエモンテ洞窟学派 洞窟報告 1961年9月/10月号」
オチはない。それがオチ。
大自然に囲まれた放牧地での暮らしは少し憧れる。
美しさもありながら闇と圧迫感の洞窟風景
そして地上風景の安心感
jasmin

jasminの感想・評価

5.0

映画越しに洞窟の肌寒さや湿度が伝わってきて、投げ込まれた火のついた雑誌の切れ端と一緒に私も落ちていった、浮遊感さえ感じるくらい。
少しずつ描き足されていった洞窟内の地図の細かさ、丁寧さ。
鑑賞後もカ…

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色々と対比のある作品。北イタリアのピレリ・タワーという都会に対する南イタリアのポッリーノの自然。洞窟探検家たちの若さに対する牛飼いの病。ロングで捉える(眼鏡忘れたから一々止めてと思った)山野に対する…

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tomoboop

tomoboopの感想・評価

3.8

銀座エルメスの映画会にて。
セリフはほぼナシ、映像は美しかったです。神秘的な洞窟内だけでなく、カラブリアの山々や田舎の風景が堪能できます。

1961年の洞窟探索、一見退屈そう?ですが、映画を通して…

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世界を暴くことと
小さな頭で世界を想像することは
大差ないのかもしれない。
その果てにあるものは一緒かもしれない。
深く深く潜り込む。
アノ

アノの感想・評価

4.9

2020年代にレナート・ベルタのどえらい新作が見られるなんて。
カメラがゆっくりとパンして洞窟の全貌(実際はほんの一部だが)が現れ、燃える雑誌がどこまでも落ちていく恐るべきショットに脳が焼けるような…

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その洞窟を真剣に見つめることで、そこに何もないことを知った。しかし、それがわかったことに意味はあった。

目的の映画。
洞窟の最深部に調査隊が達すると映画も終わるし、
お爺さんが死ぬと映画も終わる。
その過程がそれぞれひたすらに
セリフもなく描かれるだけで
映画になってしまうし、
そこに意味など見出すの…

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