こばまさ

かもめ食堂のこばまさのレビュー・感想・評価

かもめ食堂(2005年製作の映画)
3.6
最近ゆっくり映画を観る時間が取れないので、邦画が多めです。
荻上直子監督作は『めがね』以来。
それでは、美味しそうな料理を見て元気をもらおう🍙🥐☕️


-日本人の女性サチエ(小林聡美)はフィンランドの首都ヘルシンキに【かもめ食堂】という日本食の食堂を開店させた。
しかし、近所の人々からは「小さい人のおかしな店」と敬遠され、客は全く来ない。
そんな中、ふいに食堂にやってきた日本かぶれの青年トンミ・ヒルトネンから『ガッチャマンの歌』の歌詞を質問される。
歌い出しを思い出すことができずに悶々としていたサチエは、町の書店で背の高い日本人女性ミドリ(片桐はいり)を見かけ、意を決して「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい!」と話しかける-

“スローライフが、目に沁みる”


どこまでもゆるく、どこまでも心地よい。
それがこの監督の創り出す世界観。
もちろん、それを演じる方々のキャラも必見な作品だろう。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、という絶妙なキャスティングと、それぞれの役の個性が本当に濃い。
てか、片桐はいりって身長172㎝もあるって今の今まで知らなかった…
並んで歩くシーンは、頭ひとつ抜けてます!笑

とにかく、この3人がフィンランドに来た理由がいちいち面白い。
そして、なんだかんだで一緒に食堂で働きだし、食堂がどんどん賑やかになっていく過程も観ていて楽しい。
そして、終盤にまさか藁人形まで出てくるとは…


忙しい日常から一瞬だけ目を逸らし、少しだけスローライフを体感したい人。
休日にコーヒーでも飲みながら、ゆったり観るのにオススメです。


MVPは、“豚身昼斗念”
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