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ステキな金縛りのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

ステキな金縛り(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

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弁護士の深津が妻殺しの容疑をかけられた者の弁護をしていた。
その人にはホテルの一室で金縛りになっていたというアリバイがあった。
しかしそんなものは法廷では認められない。

深津はそのホテルへ行き、落ち武者の霊である西田と出会う。
そしてアリバイ証明のため法廷にて証言台に立ってもらう。
そもそも一部の人間にしか見えないのだが、検事の中井にも見えた。
裁判官も正式に証人として認めた。

しかしこの落ち武者は歴史的には濡れ衣で裏切り者とされていた。
なので証言は信用できないと中井が主張し、深津は不利となる。
しかしこの濡れ衣を子孫が晴らすことにより、持ち直した。
西田はこの世の未練が晴れた事で成仏でき、去った。

その後深津はある事に気付いた。
西田は死後の世界から死人を連れて来る事ができるので、
容疑者の妻を連れて来てもらおうとした。が、見つからなかった。
って事は妻はまだ生きてるのではないか?

その予想は正しく、妻はそっくりな姉を殺してすり変わったのだった。
深津は霊界の偉いさんに法廷に姉の霊を呼び出してもらった。
姉は妹が犯人と明言、中井もさすがに白旗を挙げ勝訴、解決。
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三谷作品はあんまり好きではないんやが、
この作品はとてもおもしろかったわ。おれの中ではベスト。

今まで深津をかわいいと思った事ってあんまり無いんやが、
天真爛漫な感じの主人公を好演してて魅力的だった。
全体に屋内のシーンばかりで画面が暗いのと、アップが少ないのとで、
20歳代の役にしか見えんくてかわいかった。

検事役の中井も相変わらず安定した演技が光ってた。
弁護士と検事は敵同士ではなく、事実を明確にするという意味では、
それは味方なのだというセリフは良かったなあ。

あと相変わらず物理にうるさいおれなんで一応突っ込むが、
霊は物質に触れられないのに、息のみ有効で笛は吹けるってのは変。
まあそもそも喜劇なんでそこは別にええねんけど。

あと阿部が死ぬ時のセリフ、天一のラーメンもう1回食いたかった、
ってのも秀逸。ってかこれ実は広告で宣伝費もらってたりして(場)
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