このレビューはネタバレを含みます
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主人公は精神的に不安定で、不眠に悩まされてた。
でガン患者を偽ってガン患者の集いに出るようになる。
そうした日は心が満たされ、よく眠れた。
そんなある日、偶然出会ったブラピと親しくなる。
そして習慣的に殴り合うようになる。
それに興味を持ったろくでなし達も仲間になる。
こうしてストリートファイトのようなクラブを結成。
やがてブラピは市民にケンカを売るよう会員に指示したり、
爆弾テロのようなことを計画するなど危険な方向へ。
そんなブラピが急に姿を消す。主人公は探し回る。
その過程で、自分が二重人格であることを知った。
ブラピは自分のもう一つの人格だったのだった。
でブラピの仕掛けた爆弾で町が破壊されまくって終了。
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やたらと評価が高いので見てみた。
でも、うーん・・・分からんかったなあ・・・。
先日「タクシードライバー」を見た時と同じ感覚。
言わば、精神に異常をきたしてる人の独り相撲を見る感じ。
主人公の設定が重病とか鬱病とかなら、共感はできる。
今の自分がそうじゃないだけで、将来そうなり得るから。
でも二重人格クラスになると、全くピンと来ない。
そもそもガン患者を装って、ガン患者とエセ同調して、
それで自己満足するなんて異常過ぎる。
実害は与えてないにせよ、嘘をつく人間は好きになれない。
そう思って見るからなんだろう、何か集中できんかった。
野蛮な描写に嫌悪感もあったし、途中やたらと眠かった。
(そのせいで真の良さを見逃してる可能性もある)
で終盤にブラピ=自分の大どんでん返しが来た時も、
なるほどこれは面白い設定やなあとは思えたけど、
あそうですか~みたいな冷めた感じもあったな。