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シン・仮面ライダーのえくりぷすのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
2.5
庵野秀明 脚本・監督作品。「シン・エヴァンゲリオン」「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に次ぐ「シン」シリーズ4作目。

目が醒めると本郷猛はバッタの改造人間「バッタオーグ」になっていた。眼の前で怪人「クモオーグ」に殺された緑川博士の遺志を継ぎ、緑川ルリ子を守ること、悪の組織ショッカーを倒すことを誓う。クモオーグにさらわれたルリ子を救出し、赤いマフラーを贈られた本郷猛は「仮面ライダー」を名乗る。

庵野秀明監督作品だからという理由で見たのだが、予想以上に"特撮"だった。日曜日の朝にテレビ朝日系列で放送されているアレですね。

怪人の造型、仮面ライダーと怪人がバトルする場所、仮面ライダーの必殺技、カメラワーク……etc、特撮を知らない人から見たら奇異に見えるかもしれない。

仮面ライダーや特撮に詳しい人からすると、あれのオマージュだとか原作に忠実だとか、そういうこだわりを感じられるのだと思うが、私は特撮に詳しくないのでそういう楽しみ方はできなかった。

イメージとしてはマーベル映画と近く感じたが、普通の人が予備知識なしで楽しめるかというと、そういう面ではマーベル映画のほうがうまくできている気がする。

緑川ルリ子の兄イチローが目論んでいる「ハビタット計画」はエヴァンゲリオンの「人類補完計画」とほぼ同じ。庵野監督らしさを感じたところだった。

緑川ルリ子を演じる浜辺美波の"凛々しさ"と"かっこよさ"に惚れ惚れしました。
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