タイムループ物にありがちな、頭を捻るような伏線や謎解き、秘密は無いですね。
もっとライトに楽しめる内容で、ループする主人公が転生で経験値を増しチートしていく感を楽しむ映画。
ゲームのように、お酒を楽しむパートや、子どもと過ごすパートなど、色々な過ごし方をしています。
特に、完全にネタバレですが…
最終的なチートはかなり好き、冒頭のヘリを乗っ取って、恐らく時間的には20分ほどでラスボス倒してラストシーンに向かうというショートカット。
ラストシーンは好みが分かれるようですね、個人的には主人公が犠牲になって世界が救われるのか、犠牲にならないかまでは描いて欲しかったです。
その他の設定は少し雑ですかね？
まずは、元奥さんが、いきなり元旦那を送り込まないといけないほど切羽詰まっている理由が分からない…なんとか暗号のように本を贈ったと言っていましたが、施設に監禁されている訳ではなく、普通に毎日帰宅して子育てをしているので、プライベート時間に何か対処をすれば良いですし…
わざわざ、施設に旦那を呼びつける理由はあったのでしょうか、髪の毛のサンプルは何処でも採れるので。
そして、何故一度施設を訪れた男性にあそこまで強烈な暗殺陣が…。いきなり賃貸アパートにヘリの機関銃をぶっ放している行動はヤバい。
まぁ、そういうところを気にする映画ではないのでしょう。
あまり賢くはない主人公が、ゲームのような世界で足掻いて敵を倒してクリアする！そのアクションを楽しむ映画です！
そして、特に息子との時間と会話を繰り返し、家族の絆を取り返すといったシーンは好きです。
考えれば、その息子は何度犠牲になったのだろう…と、奮起するシーン、そして息子との時間で妻の殺害時刻を知り、頑張る。
レビューを書いていて思いましたが、転生中の世界以外の設定は雑ですが、ループ期間の物語は特に面白く濃厚ですね。
良い映画です。
