みかん

タイムリーパー 未来の記憶のみかんのレビュー・感想・評価

4.0
予告など全く見ずに入ったので、ちょっと未来が見える男の話。かと思っていたらその種明かしまでが割と良い感じに引っ張られるサスペンス。
タイムリープの種類としては、過去の自分にすり替わって戻るのと、今のまま過去に戻りそこには自分と、幼い自分の2人が居る。
この映画は、後者。
ご存知の通り、激しくパラドックスに陥る…、が、この物語は過去を変えようとする自分の幾度もの行動も全て必然の運命という表現でしょう。未来が分かれば簡単に変えられると思いますが、そうはならないジレンマ。
博士の、全て辻褄が合うという言葉通り伏線回収の為にボロボロになる主人公…暴漢に参加して財布を落とす必要はあったのか。


ラストシーンの意味が全く分からなかったのですが、そもそもアンジェラは肩を撃たれたダケなので生きていた!?ってオチでしょうか…。
それとも頑張ったお陰で過去が変わって弾道が逸れて助かったっていう意味?

設定としては、タイムリープをしてもどこかのタイミングで、最新の自分と合体出来るはずなので。
アンジェラを助けたと分かった死に体の主人公は、助かった世界の主人公に合体出来るという想像で良いのか…

ところで、「生命には生命を」「(聞いていたけど)車に乗るのを止めなかった」「母の勇気ある選択だった」という台詞からすると、やはり母は子供が死ぬ世界を変えるために生命を差し出した…と考えるのが美談でしょう。
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