Uえい

アメリカン・ユートピアのUえいのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
3.0
劇場で見逃していて、アマプラでも配信終了が迫り、後がなくなったので見た。
見始めたら、画面と脳が接続されたような感覚に陥り一瞬だった。

本作は、ブロードウェイのライブを撮影したものらしい。同じくトーキングヘッズのストップメイキングセンスの様な感じ。

まず、舞台の美術や演出が凄かった。途中バーン本人が余計なものを削ぎ落としたと言っていたが、本当にその通りだった。このコンセプト自体も舞台のテーマに合っていて良かったし、何より演者の体力が凄すぎる!そして、ライブの後自転車で帰っていくのカッコよすぎた。

内容については、人の脳の構造についてのアトミックな部分から、人間、家、アメリカなどフラクタル構造的に社会について語っていく様は圧巻だった!
そして最後に社会を構成する個としての個人が浮き彫りになり、投票や、人と人のつながりなどの社会活動を通して貢献する意欲が湧いてくる。
何故かは言語化できないが、ものすごく存在を肯定してくれるような感覚があって最高だった。

うわーこれは映画館で見たかった、、という悲しみも同時に込み上げてきた笑
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