Uえい

殺人者のUえいのレビュー・感想・評価

殺人者(1946年製作の映画)
3.5
名前が言いにくいシオドマク監督のフィルム・ノワール作品、ナチスの影響でドイツを離れた監督だった。ある人物が殺され、保険の調査員がその真相に迫るというストーリーだが、ずっと興味が途切れずに見続けられた、すごい!

あるアメリカの町に二人の殺し屋がやってくる。標的のスウィードという男は、悪いことをしたからしょうがない、と言い殺されてしまう。彼は保険をかけていたため、調査員のジムがやって来て調べ始める。ダイナーが印象的だったからか、なんだか「ツイン・ピークス」を思い出した。

そして、ジムがスウィードの関係者に当たっていき、過去の回想と現在が交互に描かれていく。ここの手際が見事で、すごく面白い。段々と、スウィードがどんな悪いことをしたのか、何故してしまったのかが暴かれていく。

スウィードはある強盗事件に関わっていて、お金を持ち逃げしたために、仲間から狙われていたのだった。そして、その裏にはザ・ファムファタールともいえる悪女キティの存在があったのだった。

これは普通に面白くてびっくり。ドン・シーゲル監督がリメイクしているらしいので、そちらも見てみようかな。
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