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胸が鳴るのは君のせいのNGのレビュー・感想・評価

胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)
1.0

ひどい。あまりのひどさに悪口が言いたくて言いたくてたまらず鑑賞後即ついったーとふぃるまに駆け込んでしまうくらいひどい。どうしてこれでいけると思った?

まず、平野紫耀の下位互換みたいな男の子(浮所くん)の演技がひどい。能面かと思うくらいずっとおなじ表情。酒焼けしたような枯れた声と滑舌の悪さでほとんどなにを言っているのかよくわからないし、有馬というキャラクターの魅力を伝えるレベルに達していないので、つかさがどうしてこの男に夢中なのか謎でしかない。
キャンプ場(食器洗い)のシーンもなぜか胸キュンシーン扱いだけど「持っててやるから、さっさと洗え」じゃないんだよな。てめぇで洗え。謎の上から目線やめろ。つかさがお昼ごはんたべられていないことを知っていてなぜかわってあげないのか。

白石聖ちゃんもキャラクターとのテンションがあわないのかあんまりハマっていなかったし、板垣瑞生くんだけが仕事をしている。最後のふたりのシーンはこの映画で唯一少女漫画みたいにきれいだった。ピンクとペールグリーン。

映画として駄作でもどこかひとつでも胸キュンシーンがあれば、絵が美しければ、少女漫画原作の青春キラキラ映画としての役割は果たせるのにどうしてこうなってしまったのか。衣装はぺらぺら、ヘアメイクは一昔前。白石聖ちゃんの透明感やみずきくんのあの瞳がこんなにも活かされない作品は初では?
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