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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪のNGのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作既読。アニメ未視聴。
作画が微妙な気がしてしまったけど、おもしろかった。
凪のフィルターを通して見るチームZがキラキラ眩しくて、凪を覚醒させるに至った存在としての説得力があった。

あと、薄々感じていたことだけど、わたしはやっぱり玲王のことがあまりすきではないのかもしれない。玲王って結局凪のこともあの瞬間まで下賎の民くらいに思っていたから「ボス」なんて呼ばせていたわけで。友情云々というより飼い犬─自分の支配下にあると思っていた凪がじぶんの意思を持ち、玲王に歯向かったこと、そして、下に見ていた人間が自分より上の存在になってしまったことに傷ついているようにみえる。自分勝手で世間知らずの裸の王様。

「ふたりで」「俺が凪を」と言いながらじぶんでゴールを狙ったりするのも結局じぶんがブルーロックでいちばんになりたいというきもちの表れなのだろうし、言っていることとやっていることが矛盾していてどっちつかずで中途半端。そもそも高度なコピー技術って裏を返せばじぶんだけの特技がないってことだし、コピーがオリジナルをこえることはないわけで。結局玲王って頂点に立つ器ではないんだろうな、と思う。それ故の依存なのだろうけど。
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