観たいミリタリー映画を全て鑑賞できてはいないものの、現時点では一番の作品。戦闘の緊迫感や絶望感、兵士の表情など生々しくてリアリティを感じられる。
最悪の場所に作られた前哨基地ということもあって、最初の方は皆ダルそうにしてて兵士の違いもよくわからないが、タリバンの猛攻が始まると一気に個性が出てきて兵士のキャラが立ってくるのが面白い。
カメラワークは戦闘シーンでは(良い意味で)荒々しくなり、カメラと演者の近さが没入感を引き出す。必死に生きようとし、守ろうとし、勝とうとする軍人の生き様を立場や考え方の違いも含めて一人一人丁寧に触れている。
軍人へのリスペクトは感じられるが、最前線で頭のネジが飛んでるような感じや使えない上官も描くなど、変に美徳化もしていないのが好感が持てる。ただまぁアメリカにとってはやはり軍人は誇りなんだろうなぁ〜、日本と決定的に違うよなぁ〜