重厚で暗い世界感、それぞれが抱える苦悩、表裏一体の正義、これぞバットマン!
クリストファー・ノーラン版バットマンのあと落ちるところまで落ちたDCだが、バットマンだけは是非この路線でやってもらいたい。
映画の全体的な評価はダークナイトに叶わないものの、人間臭くて根暗な主人公像は全バットマンの中で1番好きかも。
デカいエンジンを積んでる割にあまり速くないバットモービルには、特にこれといった戦闘能力もなく、ただアメ車らしいエンジン音で爆走してて、結果シビれる!あこがれるゥ!バットマンの装備も特殊なものはワイヤーガンくらいのもので肉弾戦がメイン。シンプルで非常によろしい。
犯罪と汚職と、それを凄惨な方法で暴こうとするリドラーに翻弄されつつ、自分なりの方法で正義を貫く青さ。
これまでのバットマン映画のような華やかさはなく、泥臭く重々しい演出と展開はヒーローものとしては斬新で個人的にはかなり好み。