8Niagara8

街の灯の8Niagara8のレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.3
凄いテンポ感。全く飽きない。
二人の関係を軸にしながらも、脱線に脱線を重ねるが、それぞれのカットがどれも面白くて、ブレない。チャップリンの姿はユーモラスでキュート、魅力に溢れる。
カメラは第三者的な視点を与えながら、登場人物との精神的距離は感じさせず。娘にはしっかり寄る。
白黒ながら終盤にかけて、色づくように映像が展開される。そのラストは反復を使いつつ、それまでのコミカルさをてこにして、より一層叙情性を生み出す。
8Niagara8

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