とりこ

バビロンのとりこのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.6
存在感!下品で、猥雑で、高揚感に満ちて、壮絶で、哀しくて、映画と音楽と愛に溢れてる。という、””ネリー・ラロイ””への印象がそのまま映画への感想だし人間そのものを映しているのかも

さらけ出し系なので好き嫌いは分かれるしわたしも好きな感じではないのだけど勢いがすごくて圧倒されるしおもしろく観た。なにがすごいってこれだけ滅茶苦茶なのに視聴後じんわりあたたかな気持ちになるのがすごい笑 すべてはマニーのお蔭です

あと、インスパイアされるシーンは多かった。冒頭ネリーのダンスは””生命力””が顕然するようで圧巻だし、やはりネリー初出演映画で涙をこぼす場面、舞台を観に行けない市井の人間が映画のスクリーンに何かを見出すと演説をぶつブラッド・ピット、裏社会の顔トビー・マグワイアが完全に狂っておりトビーに連れて行かれる魔窟も完全なる狂気、悪で戦慄。ドラッグ、だめぜったい


すごいテンポ感で3時間の長尺を感じなかったな
とりこ

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