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ミッドナイトスワンのnasaのレビュー・感想・評価

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)
4.3
ある意味映画館で観なくて良かった。エンドロールの曲がこの映画の全部を物語ってくれていて、余韻で涙が止まらないやつ...

水川さんは今やってる朝ドラブギウギと対照的な母親像で頭がバグった。
というか、水川あさみがお母さん役かぁ...って不思議な感覚。
昼間観たMondaysにも出てた池田さんがこちらも出ていて、似たような使われ方で笑った。

一果ちゃん。
今までどちらに居たんですか?
こんな逸材。
思春期の難しい女子、それも単純ではない家庭環境だった感じと、バレエの可憐さと。
素晴らしかった〜。
彼女のバレエずっとみていたいわ。
今後目にすることが増えるのでしょうね。


この作品の主役、草彅さん。
見始めは、女装姿のインパクトを感じたし、
彼の演技はセリフの言い方に抑揚がない感じがして、どうしても棒読みに感じる。どの作品でも。
なのに!
だけど!
観ているうちに惹き込まれるんだなー。
途中から女性にしか思えかったし、母性まで感じた。
すごい不思議な魅力なんだよね。見る度。
この映画はホント草彅くんの演技によるところがすごい大きいと思う。
途中までは、一果ちゃんに存在感持ってかれてる感じしたけど、特に終盤はなんか凄かったな。
凪沙の想いがすごく伝わってきてね。思い出して泣ける。

評判にたがわず、素晴らしい作品だった思います。
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