フライ

オペラ座の怪人のフライのレビュー・感想・評価

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)
4.0
ミュージカルとしては昔からとても好きな作品なので、当時はかなりの色眼鏡で鑑賞も個人的にキャストへの感情移入もあり想像以上に楽しめた作品。
壮大な音楽と素晴らしい歌、それに沿った悲しい愛を描いた本作は、完全にキャスト次第の作品だが、冒頭のモノクロで荒れ果て荒廃したオペラ座が、時代を遡り全盛だったオペラ座のカラーに変わるシーンは一気に心を持って行かれた。キャストやアレンジもどハマりして、オペラ座の怪人ファントム役のジェラルド・バトラーのロック調で力強い歌声や美しく素晴らしい歌声クリスティーヌ役のエミー・ロッサム、幼馴染みで美男子のラウル役のパトリック・ウィルソンなど自分のイメージとピッタリで観ていて気持ちよかった。特にエミー・ロッサムは他の映画で気になっていただけに注目していたが、演技だけでは無く余りにも素晴らしい歌声に惚れ惚れしてしまった。
時々YouTubeでエミー・ロッサムの歌を聞いては懐かしさに胸が締め付けられるが、近年ミュージカルに行かなくなった自分にとっては、とても貴重な作品。
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