18分の短編。『息の跡』のラストの続きのようで、微妙に錯綜する。「佐藤たね屋」の店舗解体中にやって来るお客さん対応のシーンがあったり、移転場所で、あの手書きの看板を設置し、軽口を云いながら眺める、…
>>続きを読む「ヤッ、ヤーッ」と雄叫びをあげる声が聞こえて始まって、あ、あの佐藤さんだって嬉しくなった。根をほぐす、土をほぐす、釘を抜く、ネジを抜く。タネ家の解体と同時に「息の跡」撮影で築き上げた思考の解体が映画…
>>続きを読む「自分で出来ることをやらなかった、震災前は」この言葉が刺さった。
自分の手で建てたプレハブのお店を自分の手で解体し、使えるものは次の土地へ運ぶ。同じ壊す行為でも、無感情に全てを攫った津波とは全く異な…
「3 がつ 11 にちをわすれないためにセンター」の参加者として制作・発表
『息の跡』の主人公である陸前高田で種苗店を営む佐藤貞一さんが、2016 年に高台へ店を新設するため、 震災後に続けてきた店…
ジワジワと壊していく下水管を高く持ち上げきったその絶頂をショットもなんとか真っ白の空を背景にしながら捉えんとする。ビデオカメラの機能性とは、こういう瞬間のためにあるわけですよ。でなければ、その直後に…
>>続きを読む発芽後の苗と 解体→再生工程の記録が瑞々しく呼応し、そもそも震災が原因ではあるのだけれど、震災というワードを忘れさせてくれる束の間の時間。
口より手を動かしてるんでストレスも無し。日焼け跡を覗かせな…
ギターの演奏もあわせて、佐藤さんのまっすぐで情熱的な姿が、とても魅力的だった。
今、地震が起きたなかで、3.11の、その後の人の姿をみる。復興、長い、
過去の話ではないことは確か
あと、手仕事ってい…