このレビューはネタバレを含みます
4割くらいは軋轢を感じる時間だけど、兎角美しい風景と、そのおかげか登場人物たちが持つ諦めや悲しみが不思議な静謐さを帯びていて、落ち着いて見られた
まとまりがあるようなないような群像劇の最後、台詞なし…
話が進んでいる間は、主人公からそれぞれの登場人物に向けた視点ばかり気になっていたのに、ラストシーンを観終わったら、登場人物各々の主人公への距離感と関わりの濃度を反映した同心円のようなものが浮き上がっ…
>>続きを読む欧米の作品名って、主人公の名前を付けたがるけど、日本人には全く理解できないですよね。この作品に関しては邦題が納得できる。特にあらすじ観ない派にとって、この作品は難し過ぎました。頭の中で相関図が出来上…
>>続きを読む形骸化した家族が、余命僅かとなった親世代の招集により結集するという物語。
フランス映画ではすでに観たことのある設定で、特に目新しさはないものの、最後までベタベタした感情の発露に頼らない作風はコージー…
2019年フランス/ポルトガル映画。女優フランキーは家族とともにシントラへ旅行で滞在。かつての夫や友人も呼び寄せる。作品が進行する中で、家族や友人との関係性が分かり、それぞれの登場人物の物語も進む。…
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夏の終わりにフランキー・ゴーズ・トゥ・ポーチュガル。
大好きなユペールさんが、ポルトガルの世界遺産の町シントラで過ごす夏の終わり。はしゃぐことのないヴァカンス。地味ながらも染みる物語でした。
ま…