幼い頃の乾いた洞窟の白と現代のカラフルでアーティスティックな色使いとの対比が素晴らしい
老いた映画監督役のバンデラスの哀愁と幼少期のノルタルジーが切なく醸し出す
アントニオ・バンデラスが良い。とにか…
(自分は苦手なのだが)アルモドバル監督好きなら珠玉の一作と言えようか。自伝色が濃く、母、映画、友人、元恋人と、愛したもの達へ穏やかな眼差しを注いでいる。
少年期の思い出だけは原風景として鮮やかな輝き…
どのカットをとっても計算されつくした美しさがある。
そしてペネロペクルスも相変わらず美しい。 アントニオバンデラスも素晴らしい演技。 サルバドールの苦悩から再生までを見事に描いていると思う。 …
ベンガラの紅とターコイズブルー、マスタードイエロー、グリーン、様々な色が散りばめられたアルモドバル監督らしい鮮やかな構図の数々。オールアバウトマイマザーのときのキッチンの配色を思い出しながら、美しい…
>>続きを読むほかの人も書いているが、これ自体はつまらない映画ではないのだけど、
やっぱり初期の作品に受けた衝撃は超えられない。
自伝的映画だから、まったく種類は違うのかもしれないけど。。
なんかこう逆に、アル…
俳優との確執、母親との後悔を含んだ思い出、病気と薬物中毒などの陰エピソードに織り交ぜて、何とも形容し難い輝きを持つエピソードがある。
「元カレとの夜」と「絵の裏の手紙」
人生って色々あるけど、こんな…
ひとりの人生が物語として語られ、過去の記憶と現在と未来が重なるような構造が良かった。ひとつひとつのエピソードもしっかりしているし、誰かを想い出すこと、頭の中を何度も反芻したことがある人間には刺さりや…
>>続きを読む原題『Dolor y gloria』 (2019)
監督・脚本: ペドロ・アルモドバル
撮影: ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽: アルベルト・イグレシアス
出演: アントニオ・バンデラス、アシエル…
©El Deseo.